2010/06/01

雙城街夜市(その一) とりあえず果物を食う

雙城街夜市
 吉林路のラヤンハイ店から、民権東路をひたすら歩いて辿り着いた雙城街。夜市の明かりにほっとする。
 もちろん道に迷う心配はないし、捷運新荘線の駅入り口を見たりバスを撮ったり(そのうちバス特集の記事を書くかも)、それなりに楽しかった。台北は実質初めてといっていいので、並ぶ店を眺めるだけでも退屈はしない。
 とはいえ、さすがに身体は疲れていた。今日の予定はここで終わりだし、夜市に来た以上は何か食べなくては……、と物色を始める。

 ちなみに、ラヤンハイの店からタクシーで民権西路駅まで行けば、士林夜市に行くことも十分可能だった。しかし疲れた身体で大規模な夜市を歩くのは、どうにも億劫だった(翌日も同じ理由で行かなかった)。
 雙城街はこじんまりとしていて、近所に日本人御用達のホテルがなければガイドブックに載ることもなさそうな規模。まぁしかし、歩き疲れずに屋台メシを食う目的ならば、この程度が適正規模なのでは、とも思う。

雙城街夜市
 夜市の一番北(農安街との交差点)に、果物の屋台があった。ここは規模のわりに果物屋台が充実している(台南の大規模夜市と比べても)。扱ってる果物も悪くない。
 写真の店は、パック三つで100元。もちろんこれは、果物屋で切られてないのを買うよりは高い。だけど観光客が財布の心配をするような値段でもなかろう。どちらかといえば、衛生面(包丁の雑菌)の方が問題である。
 写真にはパパイヤ、芭樂(グァバ)、蓮霧(レンブ)、パイナップル、マンゴーなどが見える。我々は果物に飢えているので、「包丁で当たったら運が悪かったんだ」、と割り切ることにした。何を買ったかは、下の写真を見ておくれやす。

雙城街夜市
 まずはマンゴー。まぁこれは数合わせと言えなくもない。見た目の通り、わりと酸っぱいもの。まぁ時期が時期なので、生で食えればいいや、という感じ。
 なお、夜市には果物屋があって、土芒果(在来種のマンゴー)を売っていた。もう記事にしたので今さらだが、こっちの方が絶対にうまい。歯ブラシ必須だけどね。

雙城街夜市
 蓮霧はまずまずの味。今回の旅では蓮霧もかなり食べた。フルーツというより水分補給だ。
 しかし、高いヤツを食うと、かなり味が違うことも分かった(これは高いヤツではない)。

雙城街夜市
 そして、一度食べたかった鳳梨釈迦。釈迦頭とチェリモヤをかけ合わせたというものだ。
 釈迦頭そのものは去年の夏に食べたわけだが(リンク先を見てね)、これは見た目も味も全然違う。熟すとバラバラに分解する釈迦頭に対して、これは果肉がしっかりして崩れない。そして味は、釈迦頭にはない酸味があって、こちらの方が遙かにうまい。
 これは是非もう一度食べたい……と思ったけれど、結局二度と出会うことはなかった。鳳梨釈迦の旬は冬らしいので、一度でも食えただけマシだったのかも知れない。

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