現在、「毒澱粉」が台湾で大問題となっている。
具体的にいえば、食品の原料となるデンプンの中に、工業用で毒性のある無水マレイン酸(馬來酸)が使われていたという。台湾で好まれる「QQ」な食感を出すのに効果があったらしい。
数年前にはメラミンで揺れた台湾だが、今回はある意味、それ以上に深刻かもしれない。
健康被害のレベルは、メラミンが圧倒的に上。乳児が腎不全を起こしたメラミンミルクに対して、無水マレイン酸使用食品自体は毒性が低く、自然排出させればいいとの説もある(台湾保健食品学会の江さん談)。
しかし、無水マレイン酸使用食品は、台湾観光の目玉といえる小吃のあらゆるジャンルに広がっている。つまり、台湾の食べ物の信頼性が、総体として揺らぐ事態が起きたことになる。
新聞報道によれば、下記の食品で無水マレイン酸が含まれたものが発見されたという。
あくまで一部の企業の製品に含まれているのであって、下記食品がすべて汚染されているわけではない。が、屋台の小吃など、原料を確認できない食品が多いことも事実である。
粉圓(芋圓・地瓜圓)…台湾スイーツの定番。QQな食感で人気。
豆花…これも定番。豆腐に似ているが、デンプンを混ぜてぷるぷるの食感を出す。
肉圓…バーワン。台湾小吃の定番。これもQQ。
黑輪…おでんのこと。具体的には、QQが求められる練り物だろう。
板條…きしめん風の麺。
個別の食品の生産過程で混じったのではなく、使用した米粉や地瓜粉、番薯粉が汚染されていた。従って、該当する企業の粉を使わなければ問題ないし、使っていれば他の食品にも混じることになる。
台南市の調査では、市内の製粉業者15件のうち、7件の製品に無水マレイン酸が含まれていたという(5/30時点の話)。
コンビニの商品などは検査が進んでいるので、今から食べる分には大丈夫ではないかと思われる。屋台は……、現段階では微妙。
台南に関しては調査が進められているし、気になる人はその辺を確認しておきたい(台南市のホームページはこちら)。
なお、豚の皮や鶏の足を食えば解毒できるという噂が広がっているそうな。食べ過ぎるとかえって健康を害する可能性が高いが。
derorenが食べた食品にも、きっと無水マレイン酸は含まれていたのだろうな、と思う。我が家において、毒澱粉被害らしき現象は報告されていないけどね。
無水マレイン酸拡散の大元はある程度判明しているようだし(現時点で確定的な話ではないので企業名は載せない)、混入開始の時期をはっきりさせてほしい。
※この記事は現在進行中の内容をまとめているので、後日読んだ場合は信頼性に欠ける可能性があります。
次の記事でリンク集を紹介したので、そちらを御覧ください。
2012/08/26
陳家蚵捲 三訪

妙寿宮とその周辺を巡ったら、時刻は既に13時40分。陳家蚵捲の行列はなくなっていたので、遅い昼食となった。
なお、タイトルにある通り、我々は過去2度ここで食べている。多少の変化はあるけど、だいたい同じものを食っている。暇な人と興味のある人は、そちらの記事もどうぞ。
・初回訪問時の記事
・再訪時の記事

今回はこんな感じ。過去2回とは若干違う。
空心菜は、とにかく青い野菜が欲しいという要望から。
台南最後の名残りの肉燥飯もあるぜ。肉燥飯、あぁ肉燥飯、肉燥飯(松尾芭蕉)。
青い野菜はhashiがいつも言ってることだが、この時点では完全には母乳断ちしていなかったので、栄養素の不足がないように心掛ける必要もあった。
ちなみに、tomopeeは既に離乳食後期で、母乳は栄養源というよりも精神安定剤という状況だ(この記事を書いてる時点では卒業済)。

もちろん蚵仔煎も。毎度の注記だが、これは時間がかかるので別のトレイになっている。
注文関係は過去の記事を参照のこと。蚵仔煎の受け取り以外は大したことはないけどね。

蚵捲。やはりエビよりカキが好きだなぁ。

蚵仔酥。カキだけを揚げたもの。日本のカキフライとはまた違うけど、カキ好きなら頼むべきだ。
台湾のカキは基本的に小さいので、カキフライには向いていないと思う。逆に、日本のカキは蚵仔煎に向いていない。そういう違いもあるから、やはり台南を旅したらカキを食べて欲しい。今さらだが、おすすめだ。
※公式サイトはこちら。そこに地図も載っているけど、安平古堡や延平街に行けば、嫌でも目にとまるはず。それでも迷うかも…という人は、下の地図で確認してくだされ。
より大きな地図で derorenのホ~ムペ~ジ を表示
2012/07/03
鑫昇鮮饗茶(公園店)

今回の旅では、マクドナルドが豆漿の店に化けていたが、もう一つ、ホテルの近くに新しいものを発見した。
公園路と成功路の角、豆漿の店の反対側には以前からセブンイレブンがある。その近くにドリンクスタンドが開店していた。それも首相大飯店寄りの位置だから、ホテルから買いに行くにも非常に便利である。
なので二度も外帯した(スタンドなんだから外帯に決まっているが)。上はただのミルクティー。実は夜遅くに行ったら、珍珠の類が切れていたのだ。

翌日の昼に頼んだ波霸奶茶。波霸は巨乳を意味するらしいが、もちろんこの場合は黒い珠が大きいという表現。余所でも普通に見かける名前なので念のため。
日本の「タピオカミルクティー」は、黒い珠が小さいのでイマイチだよね。そもそも台湾のこの珠はタピオカじゃないって話もあるけど。

このチェーン店、なんと創業が2011年である。というか、チェーン店といっても、まだ2つぐらいしか店がないようだ。
これから増えていくかどうかは、もちろん私には分からない。余所よりうまいかと聞かれても、分からない。derorenは、だいたいどの店の奶茶でもうまいと思うのよね。
2012/06/25
鄭記土魠魚焿はうまい!(台南市中西区 大菜市)
開基武廟を出た我々三名は、そのまま民生路まで進む。二日目に台南の友人たちと食事をした辺りも過ぎたので、せっかくなのでまた写真を撮っておいた。載せないけど。
derorenとしては、せっかくだから水果でも食ったらどうかと思っていた(民生路は水果店の密集エリア)。しかしhashiはそんな気分ではないらしい。tomopeeの夕食で気が気でなくなっている。
そうして民生路から、なぜか國華街に移動、そのまま南下する。
当時の記憶が既に定かではないが、もしかしたら保安宮方面に向かっていたのかも知れない。はっきり言って、迷走していた。

やがて浅草新天地、要するに大菜市が見えてくる。そこでderorenは思い当たった。
土魠魚焿の店はもう閉まったかなぁ……と、新天地ではない真っ暗な市場に潜り込んでみる。するとそこには、閉店間近な雰囲気の老店があった。
鄭記土魠魚焿は1936年創業。江水號などと並んで、大菜市の生き証人的な老店である。
以前食べた阿川土魠魚焿も、ここの分家だったりするので、一度は本家でも食べてみたかったのだ。
とはいえ時刻は20時。無理だろうなぁ…と眺めていたら、大丈夫とジェスチャーがあった。ちょっと躊躇はしたけれど、これ以上は歩けそうにないので、椅子に腰掛けて土魠魚焿をオーダーした。

そうして土魠魚焿がやってきた。阿川土魠魚焿と基本的にはそっくりだ。まぁ当たり前だが。
味は、さすがに閉店前という状況なので、揚げたてが食えた阿川の方が上。ただ、同じ条件だったら遜色はないだろう。親切にしていただいたし、この店は宣伝しなければならない。うまい! なんてうまいんだっ!!
というのも、結局、ここでtomopeeの食事もすることになったのだ。
離乳食の準備は、そこそこ手慣れたものだ。しかし、常に機嫌良く食べてくれるtomopeeではない。水を飲ませ、なだめすかしながら、どうにか食べさせていく。時には遅遅として食事が進まないこともあるが、それも仕方のない話。
だが、ここは我々が最後の客という状況だ。それも、既に閉店時間を過ぎていて、帰り次第店を閉めるはずなのだ。とりわけhashiにとっては、大きなプレッシャーとなった。
実際のところ、それほど時間をくったわけではない(滞在時間は15分ほど)。とはいえ、恐縮して何度も頭を下げた我々には、永遠にも等しい時間であった。
………永遠には等しくないな。さすがに嘘はいけないぜ。
なお、中正路に出たところで、ベビー用品の麗嬰房があったので、せっかくなので入店。そうして購入したズボンが、以前紹介したこれである。保育所でも可愛いと評判である。評判が良くても、日本では購入する術がないけどね。
derorenとしては、せっかくだから水果でも食ったらどうかと思っていた(民生路は水果店の密集エリア)。しかしhashiはそんな気分ではないらしい。tomopeeの夕食で気が気でなくなっている。
そうして民生路から、なぜか國華街に移動、そのまま南下する。
当時の記憶が既に定かではないが、もしかしたら保安宮方面に向かっていたのかも知れない。はっきり言って、迷走していた。

やがて浅草新天地、要するに大菜市が見えてくる。そこでderorenは思い当たった。
土魠魚焿の店はもう閉まったかなぁ……と、新天地ではない真っ暗な市場に潜り込んでみる。するとそこには、閉店間近な雰囲気の老店があった。
鄭記土魠魚焿は1936年創業。江水號などと並んで、大菜市の生き証人的な老店である。
以前食べた阿川土魠魚焿も、ここの分家だったりするので、一度は本家でも食べてみたかったのだ。
とはいえ時刻は20時。無理だろうなぁ…と眺めていたら、大丈夫とジェスチャーがあった。ちょっと躊躇はしたけれど、これ以上は歩けそうにないので、椅子に腰掛けて土魠魚焿をオーダーした。

そうして土魠魚焿がやってきた。阿川土魠魚焿と基本的にはそっくりだ。まぁ当たり前だが。
味は、さすがに閉店前という状況なので、揚げたてが食えた阿川の方が上。ただ、同じ条件だったら遜色はないだろう。親切にしていただいたし、この店は宣伝しなければならない。うまい! なんてうまいんだっ!!
というのも、結局、ここでtomopeeの食事もすることになったのだ。
離乳食の準備は、そこそこ手慣れたものだ。しかし、常に機嫌良く食べてくれるtomopeeではない。水を飲ませ、なだめすかしながら、どうにか食べさせていく。時には遅遅として食事が進まないこともあるが、それも仕方のない話。
だが、ここは我々が最後の客という状況だ。それも、既に閉店時間を過ぎていて、帰り次第店を閉めるはずなのだ。とりわけhashiにとっては、大きなプレッシャーとなった。
実際のところ、それほど時間をくったわけではない(滞在時間は15分ほど)。とはいえ、恐縮して何度も頭を下げた我々には、永遠にも等しい時間であった。
………永遠には等しくないな。さすがに嘘はいけないぜ。
なお、中正路に出たところで、ベビー用品の麗嬰房があったので、せっかくなので入店。そうして購入したズボンが、以前紹介したこれである。保育所でも可愛いと評判である。評判が良くても、日本では購入する術がないけどね。
2012/06/14
度小月擔仔麺(赤嵌楼前)再訪

赤嵌楼のそば、赤嵌街の交差点にある度小月擔仔麺。初回の旅で食べた時に、なかなか美味しかったので再訪してみた。
ちなみに、台北などにも支店がある「中正路の度小月」とは別の店である。もちろん無関係ではないらしいが、イマイチどういう関係なのかよく分からない(中正路の度小月と洪芋頭擔仔麺は姉妹が分家した関係らしい)。
大台湾旅遊網のホームページでは、1895年に洪芋頭が開いたとある。これは「中正路の度小月」と同じだ。

まぁ追求したところで無意味なので、おしまい。
店内は奥行きがない。通りから見えるまんまなので、特筆することもないな。

擔仔麺の卵入り。卵はオプションだが、まぁ普通は頼むだろう。
ともかく久々に食べて、なぜ以前の旅で気に入ったのか、少し分かった気がする。麺が日本のラーメンに近いのだ。
まぁ赤嵌楼のそばなので、興味があったらどうぞ。ちょっと高いけどね(卵込みで70元)。

さぁしかし、良いことばかりは起こらない。擔仔麺の記憶が飛ぶほどの衝撃が、これだった。イカである。
これがもう、マズイ!! 失神しそうなぐらい不味い!
正式には川燙魷魚。魷魚はスルメイカのことで、文字通りイカを茹でたもの。しかしこのイカは、もう何日も水にさらしたんじゃないかというぐらい味が抜けていて、ただのゴムのようだ。正確にいえば、イカに似た食感のゴムだ。
タレとワサビで食べようとしても、口の中でもちゃもちゃと噛みきれない食感だけが残る。もう本当に恐ろしい食べ物だった。
台湾ではいろいろな食べ物に出会った。その中には、正直いえば評判ほどではないというものもあったけど、マズイと断言できる食事は初めてである。
繰り返すが、擔仔麺は悪くない。欲張ってコイツを頼まないことをおすすめするぜ。
2012/06/05
再發號から外帯ぢゃ!

derorenは民権路を進み、青年路との交差点を過ぎ、呉園の前も通過、公園路まで辿り着く。文字にすると大層な距離に思えるが、東門円環からは徒歩25分。それも、東嶽殿などで寄り道しているから、実際にはもっと短かったはず。
とはいえ、hashiとtomopeeがお腹を空かせて待っている状況だ。これ以上独り歩きを謳歌するわけにもいかない。というか、謳歌などしていない。
時刻はちょうど正午をまわったところなので、当たり前だが店は混んでいる。行列なんだからうまいのかも知れないが、知らない店の行列に並ぶのは気乗りがしない。そもそも、現地人が望む味と、観光客が求めるものが同じとも限らないし。
で、公園路の付近にはいろいろあった気がするので、そこまで歩いてきた。が、水餃の店は開いてなさそうだったし、奉茶で鍋をテイクアウトするわけにもいかない。そのまま公園路を渡り、気がつけばここにいた。
そう、泣く子も黙る百年老店の再發號である(初心者向けに補足すると、右奥に写っている廟が北極殿)。

もっとも、再發號には客がいなかった。12:15頃に店に行ったにも関わらず、食事をしている客が一名のみ。空いてて嬉しいというよりは、不安になる光景だ。
しかし、既に他の店を探す気力を失っていたderorenは、迷わずここで注文した。まぁ粽は食べたことがあるし、ぶっちゃけ、客がいないのは今に始まったことではない。残念ながら、旅行の旅に何度も店の前を通っているが、流行っているのを見たことはない。
その場で注文をメモって、外帯、外帯と何度も念押ししながら頼んだ。
台湾初心者向けに断わっておくと、台湾の小吃店はたいてい外帯(テイクアウト)をやっている。汁物がビニール袋に入っていたりするので、初心者はびっくりするだろうが、だいたい何でも外帯可能だ。
derorenはそれらを受け取ると、すぐに公園路の交差点に戻って、何とそこから首相大飯店までタクシーに乗った。台南現地人ならあり得ないと思うが、私は旅人である。生まれて初めて「釣りはいらねーぜ」とジェスチャーしながら降りたぜ。ここでの釣りは、日本円でせいぜい50円ほどなのは内緒だぜ。

部屋に戻ると、hashiとtomopeeは涼んでいた。さっそくtomopeeの飯も準備して、外帯飯のはじまりはじまりだ。
上の写真は言うまでもなく肉粽。一番高いヤツだ。前も同じことを書いたけど、粽は茹でたヤツが好きなので、これは十分に満足。
日本の中華街の蒸した粽って、パサパサしてるよね。まぁそもそも、あれは冷凍モノが大半だけど。

外帯でなければ頼みそうにないメニュー、肉燥飯。なぜ頼まないかといえば、名物以外のものは避け、他の店にハシゴする余力を残すためである。わざわざ説明する価値はないな。
写真でも分かるように、ここの肉燥飯は、「肉燥」飯と呼んではいるが北部の魯肉飯に近い。期待してなかったけど、けっこううまかった。

魚丸湯。とりあえず汁ものが欲しかったので注文。
正直、何も感想はない。汁ものとして、食事にはちゃんと貢献した。

燙青菜。野菜は大事よね。空心菜である。
写真写りが悪いのは外帯の宿命だが、味は別に悪くない。
実際にはこれらと一緒に、龍山寺でいただいた泡菜なども食べた。総じていえば、けっこう満足できた。私だけではなく、hashiもそうだった。
せっかくの旅行なんだから、やはりできるだけ店で食べたい。しかし暑い日の正午に、車道に面したテーブルでせわしなく飯を食うぐらいなら、エアコンの効いたホテルに外帯ってのもアリかも知れないゾ。
2012/05/08
四海豆漿大王(台南成功路)

成功路と公園路の交差点に、煌々と輝く小吃店。台南初日から、ここは気になっていた。その上、狐狸氏もわりとご推薦だった。
となれば、食べないわけにはいかない。しかし何か気になるのだ。
そう。首相大飯店から至近距離で、たびたび通りがかったはずの場所なのに、なぜ我々は今まで足を運んでいないのだろうか?
初回の旅では、豆漿とか蛋餅にあまり関心がなかったのも事実だが、それにしても……と疑念は尽きない。そこで帰国後に、過去の写真を漁ってみた。
※豆漿や蛋餅は台南伝統という感じがしなかったので避けていた。二度目の旅から解禁。

じゃじゃーん。
そうだ。ここはマックドナルドだ。無関心なのも当然だった。
……ただし、前回の旅の時には、もうこの店になっていたかも。前回は台南滞在が短かったので、どちらにせよ食べる機会はなかった。
それにしても、マクドが撤退した跡地に、こちらもチェーン店だろうが遙かにローカルな四海豆漿が出店するとは、まぁ何というか台南だねぇ。
※台北などの四海豆漿との関係はよく分からない。店名が同じだからといって、本店支店とは限らないのが台湾の難しいところだ。誰か知ってたら教えてくだされ。

我々が訪れたのは、朝9時過ぎ。全く客はいない。この店の営業は、夕方に開店して翌日の午前中までという完全な夜型だから、ピークを過ぎた時間なのは事実だが、ちょっと不安になる。
さらに不安になるのは、既に調理済みの蛋餅などが手前に並んでいること。
もちろん、この手の店は外帯(テイクアウト)中心だから、並んでいることは問題ない。ただし、客のいない店のものだから、出来たてではない可能性がある。
そして……、嫌な予感は見事に当たったのだ。

要するに、店内で食べる場合も、テイクアウト用のものを買うしかないのだ。
豆漿はともかく、あとは作り置きを、無人の店内で食べるだけ。これは厳しい。味を云々いう以前に、旅行者の食事ではないな。

煎餃。台湾で焼き餃子を食べるのは初めてかも。
日本では焼き餃子なんて普遍的だし、我々は王将の本拠地の住人である。なので、特に感想はない。

蛋餅。まずまず。
温かい豆漿を飲んで、まぁ数多い食事の一回ならば、これでもいいかなと思った。実際、ホテルで食った直後だし。

もちろんtomopeeは暇を持て余している。神々の遊び……と言っても一部お笑いマニアにしか通じないので先に進もう。
ディープな4日目、スタートだぜ。
2012/05/03
修安黒砂糖刨冰(水仙宮市場前)

石精臼蚵仔煎を出た我々が向かったのは、徒歩1分もかからない距離の店だ。
そもそも水仙宮市場前の國華街は、民族路から民権路までのおよそ100mの間に、有名な小吃店が並んでいる。台南に旅したら必ず寄るべきエリアだ。現に我々は、四度の旅で三度も訪れているぜ。
ともあれ、食事の後に向かうのはデザートと相場が決まっている。ここは修安という、かき氷と豆花が有名な店だ。成功国民小学の課題で作ったホームページ(水仙宮と市場の歴史を調べている)に、よい紹介があったので、詳しくはそちらを御覧くだされ。
なお地図が見たい人は、当方のgooglemapで確認してくだされ。

豆花の店のお約束、天秤が飾られている。今はオブジェに過ぎないが、かつては売り歩いていたと、いろんなガイドブックに書かれている。『食尚玩家』の雑誌でも見た記憶がある。
ただしこの店の主力メニューは、黒砂糖刨冰(かき氷)という扱いのようだ。台湾の小吃店の呼び名は、屋号+主力メニューの組み合わせが一般的だが、この店は修安黒砂糖刨冰が一番多く、次いで修安刨冰豆花、そして修安豆花の順。
まぁ、客にとってはどうでもいいんだけど、要するに上記の名前の店はどれも同一店舗だよ、という豆知識である。

黒砂糖刨冰は、ここに挙げられたものから5種類を選び、その上にかき氷を乗せるもの。台南でよくある八宝氷の類である。我々は心強い味方が二人ついているので何の問題もなかったが、言葉が通じなくとも、指差しでだいたいどうにかなるだろう。
なお、上のすべてが選べるとは限らないので念のため。
我々が訪れたのは、閉店1時間前の午後7時過ぎなので、品切れのものもあった。

そんなわけで黒砂糖刨冰。何を選んだのか全く分からないのはご愛敬だ。
3月の夕食後にかき氷なんて、日本では考えがたい話だが、この日の最高気温も30度近かった。滅茶苦茶冷たい氷に頭がツーンとなりつつ、derorenとhashiは黙々と食べたのである。
tomopeeはお腹を壊すので、これはお預け。

引率の二人は豆花を選んでいた。実は、我々も食べたかったのは内緒だ。まぁ一度の旅ですべてを求めるのは欲張りだし、そこは次回の課題としよう。なんちゃって。
水仙宮市場は基本的には昼の市場なので、小吃街も夜には閉店する。富盛號など近所の店も含めて、ここで食べたいなら日中を薦める。
たまたま夜6時半ぐらいにここを通りがかって、まだ営業してる店があったら、そこで食べてもいいんだろうけどね。
ともかくここもうまかった。謝謝。
2012/05/02
石精臼蚵仔煎(水仙宮市場前)

台南市内に戻ったのは午後6時過ぎ。車は武聖夜市の広場前(この日はただの空き地)を通過して、海安路の駐車スペースに停まった。
例によって、我々は行き先を知らない。が、まぁここに停めるのだから水仙宮市場か、あるいは海安路のオサレな店だろうなぁ、と歩き出した。
既に市場は閉じているけど、神農街の周辺は相変わらず賑わっている。そんな光景を横目に、一行は民権路に折れて東側へ。
写真を見返すまで、ここが民権路だと気付かなかったほど狭い道沿いには、いろいろな小吃店が見える。阿美鳳梨酥の支店も見つけた。

國華街の角を折れて、市場の端を北上すると、本日のディナーの店が現れた。
おお、今日はここで食べるのかー、という感じの石精臼蚵仔煎。蚵仔煎に関していえば、台南でも有名な店で、derorenはもちろん知っていた。hashiも記憶していたゾ。
ちなみに石精臼というのは、赤嵌楼の西側の廣安宮辺りの地名である。そこには今でも小吃街があるけど、人気が出て郊外に移った店も多い。ここや石精臼海産粥、そして阿憨鹹粥が著名である。

もちろん蚵仔煎(60元)を食べた。
レタス系の青菜とモヤシとカキを、卵と地瓜粉の生地で絡めて、甘辛いソースをかける。とてもオーソドックスな味で、うまい。
ああ、これぐらいの蚵仔煎が日本でも食えりゃなぁ。

こちらは香菇飯湯(60元)。蚵仔煎と並ぶ看板メニューらしい。
香菇(シイタケ)のスープは、あちこちで食べた記憶がある(ここの餡かけとか)。そんなものかな……とスープを一口飲んでびっくり。hashiと二人で大騒ぎだ。
このスープは、まんまラーメンの味。それもラーメンはラーメンでも、なんちゅーか本中華みたいな感じだ。ものすごく懐かしいぜ。
台湾で日本のラーメンが恋しい人は、一度食べてみるべし。入ってるのは麺じゃなくてご飯だけど。

台南の友人二人と我々が食べる間、tomopeeは手持ちぶさた。
この記事を書いている5月2日現在なら、そこそこ試食できたはずだが、旅行の時点ではまだ離乳食の段階だ。
……もっとも、実はtomopeeは二日にわたって熱を出して、ようやく今日は落ちついたところ。GWに企画していたら、あえなく中止になっていただろう。人間万事塞翁が馬。
※台湾読者用注記
「GW(Golden Week)」這是節日接連的一週的通稱。在日本,節日接連到這個時期。
2012年,4/29(Sun),4/30(29日的補休),5/3,5/4,5/5,5/6(Sun)。
所以,許多人旅行。極好的一週,因此「黃金週間」。

こちらがtomopeeの夕食。森永のトレイは、洗って何度か再利用した。食器洗い用のスポンジを持っていくと便利だ。
こうしてこの日もしっかり台南飯を味わうことができた(閉店間際で、我々が最後の客だ)。案内していただいた狐狸氏とCalvin氏に感謝。
2012/04/13
泉成點心店(鴨母寮市場)

今回も鴨母寮市場をぶらぶら歩いた。で、例の麺を食べようと思ったのだが、すごい混雑で行列ができていた。この日は日曜なので、観光客が集まっていたのだろう。
日本で、製麺所系のさぬきうどんの店が人気を集めるように、鴨母寮市場の怪しい麺屋は、既に台湾全土的な知名度を誇っているのではないかと思う。著名な小吃紹介ブログにおいて、アクセス数第一位がこの店の記事だったのを見かけたし。
さぬきうどんで思い出したが、高瀬町(三豊市)の須崎がすっかり有名になっていたのにびっくり。
derorenとhashiは、実はさぬきうどんの食べ歩きをしていた過去がある。須崎には二度食べに行ったが、その頃は100円で大盛が食えた(というか、大盛小盛の概念はなかった)のに、今は280円もするらしい。というか、須崎に行列らしい。びっくりだ。
市場の麺屋の常連も、きっとびっくりしているに違いない。

ともかく、赤子を連れて暗がりで行列に並ぶわけにはいかない。そこで、候補に入れていた別の店に向かう。正確にいえば、derorenは両方で食うつもりだったが。
泉成點心店は鴨母寮市場の西端に位置する。市場の建物の中ではない。別に怪しさはないけど、それなりに紹介される小吃店である。

メニューはこんな感じ。これを見た上で、メモ帳に書いて渡して注文。
ただし右上の揚げ物(炸物類)は、店頭で揚げてるものを見て、選ばなくてはならない。まぁしゃべれなくとも、指差せば済む。

乾意麺(汁なし意麺)。
今回の旅はやたら意麺を食ったが、ここもけっこううまい。骯髒麺とも違う系統だから、やはり両方食うのが一番だな。

魚丸湯。ここの魚丸はけっこうプチプチとした食感があった。美味。

揚げ物(炸物類)は、hashiが代表して選んだもの。紅蘿蔔(ニンジン)、蝦捲、花枝(イカ)。花枝はお店の人に薦められたらしい。
揚げたてで、どれもうまい。日本の揚げ物っぽいのは、初代が日本統治時代に料理を学んだためらしい。
蝦捲は某周氏のように豚の網脂を使わず、湯葉のようなもので巻いている。台南では一般的な蝦捲だ。
周氏蝦捲の味がイマイチだったderorenとhashiにとっては、こちらの方が好み。

燙青菜。たぶんA菜だと思う。
今回の旅では、ちょっと緑黄色野菜が不足気味だったので、迷わず注文。ほどよくニンニクが効いてうまい。

最後は燙花枝。茹でたイカは、行きそびれた麺屋のメニューでもある。ここのイカも遜色なし。台南で食うイカはうまいよなー……と思ったら、後日トンデモなイカを食う羽目になったけど、まぁこの店とは関係ない。
とにかく、台南らしさ満点の店。鴨母寮市場はやはり面白い。
より大きな地図で derorenのホ~ムペ~ジ を表示
2012/04/12
無名豆花(三訪)

台南3日目。首相大飯店から開基玉皇宮へ向かい、進香の様子を見ていたら一時間が過ぎた。そろそろ動こうと、北忠街の無名豆花へ。
ちなみに、首相大飯店から直接向かっても、5分とかからない距離。一時間以上かかってそれしか歩いていないのか、という朝である。
さらに余談だが、この無名豆花は、赤嵌楼前に支店を出していた。もう無名じゃないぞ。無名塾が有名塾になっちゃうどこかのドラマみたいだネ(映画化決定らしいネ)。

ついでなので支店。とてもシンプルな屋台だ。
もっとも、豆花といえば天秤で売り歩くものである。これで十分だろう。

話を戻して。我々は本店で、紅豆豆花を頼む。初回に食べたものだ。
三種食べたなかでは、これが一番好みだ。

tomopeeも豆花初体験。紅豆はさすがに甘過ぎなのでよけてある。
もちろん彼もお気に召したようだ。離乳食初期から豆腐は食べ慣れているし、豆花だけでも甘いから、当然だろう。

従って、なくなったらこの顔になった。どこの大魔神だ。
この日も朝から暑い。甘くて冷たい豆花は、やはりこういう気候の街で食べるべきだと思う。
※台湾読者向け注記:『大魔神』は、日本の古い特撮映画。無名塾は、俳優仲代達矢が始めた養成所。有名塾はこちら。
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