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2012/10/23

帰国日の話


 放置気味だった旅行記は、一応この記事で終わりとなる。
 ただし、速報の必要がないために、開基玉皇宮や西華堂などの記事はまだ書いていない。これらは相応に準備した上で載せる。
 いやまぁ、相応の準備ができるほどの時は流れたけどね。wasted timeはEagles。


 さて、最終日の3月21日、ホテルを6時55分に出て、空港には朝7時着。この数分のタクシーに200元かかったことは、ホテルの紹介記事にも書いたけど、何ともすっきりしない。
 来年にはMRTが開通するし、並みの機動力があれば電車やバスを選択するのがベターかも。

 ともかくエバー航空のカウンターに着いて、チェックインの手続きをとる。
 赤子連れはオンラインでのチェックインが出来ないため、空港ですべて済ませるしかない。その際には予約番号を求められたので注記しておく。
 まぁ旅行の初心者が予約番号のメモをしないとは思えないので、注記する必要はないのかも知れない。ただ、パスポートさえ見せれば予約番号を知らせる必要がない場合の方が多いし、現にここでも両親の予約番号は不要だった。babyは何かとイレギュラーである。

 チェックイン自体はすんなり終わる。重量オーバーさえ気をつければ何の問題もないよね(そういえばソウルの某ホテルで、軒並み重量オーバーという日本人団体に遭遇したけど、どう処理したのかな)。
 空いてる椅子に座った我々は、いよいよ最後の台南食にとりかかる。
 桃園なのに台南食。泣く子も黙る、松村燻之味の手羽燻製だ(肉製品は日本への持ち込み不可)。



 せっかくなのでtomopeeをバックに撮影。残念ながらtomopeeはまだ食えない。この記事を書いている時点では、前歯は揃っているけど、燻製は硬いので未だ難しそうだ。
 ともかく、derorenとhashiは無心に食す。これがまたうまい。屋台の鴨みたいに唐辛子は使われておらず、燻製の香りが素晴らしい。あっという間に全部食べてしまった。

 ちなみにこの燻製は、台南でお世話になったCさんにいただいたもの。ブログでの紹介が半年後になってしまい申し訳ない次第である。
 とにかく、わざわざホテルまで届けに来ていただいたお土産は、美味しくいただきました。感謝!
 謝謝給我們的伴手禮。感謝。




 その後は第2ターミナルを散策しつつ乗り場へ。
 故宮博物院の売店があったので、何冊か本を買った。残っていたお金もきれいになくなり、日本円への両替なしという結果になったぞ(というか、足らなくなって一部はカード払いに)。


 エバー航空便の車窓から。宮崎市付近である。
 いつも乗っているキャセイ便は夜なので、こういう景色を見るのは初めてだった。

 今となっては、googleマップがあるので有り難みはないけど、何か資料として使えないかと思って撮影している。




 足摺岬だが、どうしても岬の突端は撮れず。窓枠込みで、いかにも飛行機から撮った感じですねぇ。誰も興味ないだろうが。

 そんなわけで無事に帰国。
 楽しい思い出をいただいた、台南の友人の皆さんには、最後にあらためて深く御礼申し上げます。感謝多謝。




 あの時はまだ歩けなかったtomopeeも、今はこんな姿に。
 次に皆さんに会える時は、いろいろお話できるといいなぁ。再見。



※tomopeeの近況写真は、今後は別の場所で紹介します。
 友人の皆さんには、パスワードをお知らせする予定です。

2010/08/05

台南・振發茶行の文山包種茶(焙煎)を飲む

台南・振發茶行の文山包種茶(焙煎)
 孫夫婦も手伝いだした台南の振發茶行。一組ずつしか対応できない小さな店に、ひっきりなしに客がやって来ていた。
 我々は先客一組を待って(お孫さんがお茶をサービス)、厳じいさんに「文山包種茶を買いに来た」と宣言する。何も言わなければ高山茶の選定になってしまうからだ。

 その文山包種茶は、錫製の壺に入っていた。いや、「入っている」だけならば、高山茶の類もそうだけど、あちらは基本的に真空パックの状態で入れてるだけ。
 100年以上の歴史を誇る茶壷が現役で使われていることに、我々はまず感動したわけであった。

※過去の訪問記
 初回(2009.5)
 二度目(2009.8)

台南・振發茶行の文山包種茶(焙煎)
 壺から取り出された茶葉。文山包種茶にしては茶色なのは、焙じてあるからである。
 振發茶行の文山包種茶は、焙じてない普通の茶葉と、この焙じたタイプの二種類だった。我々はもちろん、両方買った。せっかくだから飲み比べるしかあるまい。

 で、こういう崩れやすい茶葉の包装こそ、厳じいさんの腕が光る……はずではあったが、無理に包んでもらわず、一般的な箱に詰めてもらった。
 最初の訪問の時には四つも包んでもらったし、けっこう時間がかかるし、厳じいさんの体力も考えた結果でござる。

台南・振發茶行の文山包種茶(焙煎)
 目盛りはだいたい300gを指している。厳じいさんの妙技である。孫に仕込んでいるのだろうか。

 台湾の茶葉の単位は1両(37.5g)1斤(600g)という古めかしい数え方。300gとは8両で、真空パックの茶葉は300g単位で包まれている場合が多い。
 我々は最初、両方とも1斤ずつ頼もうとした。が、高山茶600gが入る箱に、このお茶は300gしか入らないのである。でかい箱を四つも背負うわけにはいかず、仕方ないので半斤ずつ購入することにした。
 ここの文山包種茶は、1斤900元。従って二種類それぞれ300gでも900元だ。だいたい2700円である。
 日本の通販サイトで、びっくりするような値段がついているものは、恐らくここのお茶より高級な茶葉なのだろう。振發茶行は値段的にはそういう高級茶葉の店ではない。そもそも振發茶行の中でも1斤900元は安い方だが、味はすばらしかった。

台南・振發茶行の文山包種茶(焙煎)
 100円ショップのポットで淹れてみる。お茶の色が良く分かるでしょ?
 香りといい色といい、まさしくほうじ茶。ただし香りにはどことなく高山茶っぽさがあるし、味は(安物の)ほうじ茶のようなえぐみがない。大変素晴らしい。
 非常にやさしい味なので、緑茶が飲めない人でも飲めるだろう。

 もちろん青い葉の文山包種茶は全くの別物。そちらも取り上げる機会があるかも知れない。

2010/07/21

台南の阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 阿美鳳梨酥は、台南では有名な伴手禮(お土産)の店。手作りの鳳梨酥で知られている。
 民権路で写真の赤い看板を探そう……としても、地味過ぎて難しいかも知れないが、東嶽殿のそばなので、それほど分かりにくい場所ではない(地図はこちら)。
 我々は2009年の初回旅行の時に、店自体は発見していた。ただし時間が遅かったり、もっと他の伴手禮に興味があったりして、三度目の今回が初の訪問である。

 なお、店の奥の方には市場がある。東嶽殿をぐるりと囲むような形で、なかなか活気のある市場である(いずれ紹介するだろう)。

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 店頭ではこんな感じでふわふわ生地のケーキが売られている。お客の大半は、この二種類のどちらかを買っていた。試食させてもらった(鳳梨酥が見当らないのできょろきょろしてたら、切り分けてくれたぞ)感想をいえば、のどが渇く味であまり魅力的ではなかった。
 自分でジャムなんかを塗って食べたらうまいのかも知れないが、いずれにせよ旅行者のお土産には向いてない。日持ちがしないし、持ち歩きに注意しないとペッチャンコになるのがオチだ。

 で、鳳梨酥は中央上の棚に置かれてあった。写真でもいちおう確認出来る。

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 そんなわけで、無事に購入した鳳梨酥。
 邱恵美鳳梨酥という正式名称が書かれてある(阿美は邱恵美さんの愛称)。

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 開けてみる。一箱は10個入りだ。一つひとつがかなり大きいことに気付くだろう。
 よくあるお土産の鳳梨酥と比べると、2倍以上のサイズである。

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 この鳳梨酥は、外側のクッキー生地の部分がかなり厚く、しっかりしている。そしてバターをふんだんに使っている。過去に食べた鳳梨酥とは全く別物であった。
 中の餡もうまいけれど、外側がおいしい。あまり甘くないので、烏龍茶よりも砂糖入りの紅茶やコーヒーが合う。おすすめである。
 なお、我々は正午ぐらいに訪問して無事に入手したが、日によっては売り切れの場合がある模様。確実に買いたいならホテルから電話予約しておいた方が良いと思われる。


 最後に余計なことを付け加えておくと、相当な高カロリーであろうことは間違いない。一人一個食べるなら、前後の食事を調整しないと「大変なことになりますよ」。余計なお世話だけどさ。

2010/05/18

台湾旅行2010.5五日目(概略)前半

 目覚めは快調だ。今日はしかし、早くも首相大飯店を去らねばならない。名残惜しいなぁ。
 今回もこのホテルでは気持ちよく過ごすことができた。設備もそうだが、ホスピタリティこそがこのホテルの魅力である。
 ともかく、まずは朝食に出かける(チェックアウトせず)。今日こそは阿憨鹹粥でサバヒーだ―――と勇んで出かけたら、またも店は閉まっていた。何ということだっ!

 がっくり来たが、すぐに諦めて(そもそも悩みようがない)北華街と公園路の交差点に戻る。阿憨鹹粥で食えないのは予定外とはいえ、去年通りがかった西華堂近くの店でも食べてみたいと思っていたのだ。
 何件かあったなかで、伊荳生活精緻早餐館に入店。香腸の漢堡(ハンバーガー)、蛋餅、豆漿などを頼んでみる。香腸入りの漢堡はどんな味なのかと思ったが、ほんのり台湾風味ながら違和感のないハンバーガー。うまいじゃないか。

蓮霧と西華堂
 今日も機嫌良く食事を終えて、西華堂を表敬訪問。
 相変わらず暑い日の朝、去夏は爛熟の盛りだった龍眼は、ちょうど花盛り(ただし全然目立たない)。蓮霧の大木には、花も実もたくさん見える。もちろん門の前には、まだまだ小ぶりの波羅蜜があった。

もらった組紐
 のんびりと本尊を拝んでいたら、女性の僧侶の方が現れる。そして何度か行き来する中で、白湯をいただいたり、組紐(ミサンガみたいな輪っか。名前は何というのだろう?)をもらったりした。組紐は明らかにその人の手作りと思われるもので、とても恐縮した。
 ただし私の細腕にははめることができず、hashiは腕に、derorenは指先にまいたわけである。うーむ。

 西華堂からは北忠街を西へ戻り、そのまま無名豆花(リンク先は去年の記事)へ。今日は開いていたが、前回同様に誰も客がいない。やはり豆花を食うには時間が早すぎるのだろうか(10:30ぐらい)……と思いつつ珍珠豆花を食べていると、次々とお客がやって来て、小さな軒先のテーブルは埋まってしまった。本当に近所の人たちが食べに来る店なのだなぁ、とちょっと安心した。
 そこからホテルに戻る途中で、玉皇宮にも寄った。例によって、シャツを広げて何か拝んでもらったりする人はいたが、この日の境内は比較的静かだった。どうも童乩の活躍する場面を見たければ、朝一番に行かなければならないようだ。ほどほどに廟をあとにして、ホテルに帰還。
 ここで荷物をまとめたり顔を洗ったりして、チェックアウト。お願いして、荷物は預かってもらった。最大で20:00ぐらいになるかも、と無茶なお願いをしたのだが、首相大飯店は快く引き受けてくれた。やはりいい宿だ。
 ついでに、阿憨鹹粥について何か情報を知らないか?、とフロントの小姐に聞いてみたが、荷物を預けた兄ちゃん(日本語文の中で「先生」と書くのは難しいな)と顔を見合わせて、返ってきたのは「たまたま休み」だったのではないかという悲しい答えだった。うーむ、まさか経営者が日本人ってわけでもないよなぁ。

阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
 ホテルからはタクシーで、いきなり阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)へ。何もタクシーで乗りつけることはなかろうと思うだろうが、そこから東嶽殿方面に引き返すのが一番楽である。
 で、阿美「鳳梨酥」で当然のように鳳梨酥を買おうと思ったら、店頭にはカステラケーキの類しか置いていない。もしかして奥に何かあるのか?、とうろうろしたものの、何もなし。お店の人がカステラケーキの味見をさせてくれたので、それはそれで試食して、ふわふわしてうまかったが、日本に持ち帰るのはちょっと難しい。仕方なく拙い「國語」でふぉんりーすーと聞いたら、店の人はそばの棚から化粧箱を取り出した。
 どうやら日常的には、ここはカステラケーキの類を買う店のようだ。とはいえ有名な手作り鳳梨酥も、頼めばちゃんと売ってくれる。一般的なものより一個一個が大きな鳳梨酥は、外側の部分がしっかりしていて、なかなかうまかった。ただし一個一個が大きいから、カロリーも高そうだ(余計な一言)。

活気のある市場
 この店は市場の入口に面していたので、そのまま市場を歩いて、東嶽殿を訪問。しかし正午の東嶽殿では打城法事も既に終了しており、特別に見るべきものはなかった。早々に廟をあとにする。
 東嶽殿といえば振發茶行(リンク先は昨夏の記事)の近所なので、当然茶を買う予定だったが、いったんは素通りして民権路と青年路の交差点へ。
 ここには萬川號がある。肉包を2個買って食べてみる。感動の味というほど印象には残らないけれど、まぁうまい……が、何も肉包を食うためにお茶を諦めたわけではなく、目的地はコンビニだ。
 何のことはない、手持ちの現金が少なくて、お茶を買うのに不安があったわけである。

 今回の旅では、空港での両替額がたった2万円だった。ホテルと高鐵、それから台北でのマッサージがカード払いとはいえ、それで足りるわけはない。なので足りなくなったら随時クレジットカードでのキャッシングを利用した。
 キャッシング可能なATMは駅などにあるし、銀行、そしてコンビニATMも使える。手数料と利息はかかるけど、空港両替でも手数料は取られるし、海外でのキャッシングは一ヶ月以内の一括引き落としなので利息も知れている(そもそも一度のキャッシングは1万円程度だ)。
 空港で大量に両替した場合、最後は余った台湾ドルを再両替することになる。二重に手数料を取られる上に、レートも悪い。大量の現金を持ち歩くリスクも避けられるので、今後もキャッシングを利用するだろう(例によって、次の旅はずいぶん先になろうが)。

振發茶行
 結局、コンビニは府城隍廟の前にしか見当らなかった(そこは以前も利用したので知っている)。残り日程を考えて少しだけお金をおろし、府城隍廟はパスして(もう隅々まで見学済み)振發茶行へ向かう。
 店には先客がいた。そして、去年の夏に写真を見せてもらった孫の姿もあった。どうやら孫夫婦もお店に詰めているようだった。

 先客が帰るのを待って、さっそくお茶を頼む。
 厳じいさんはまだまだ元気で、安心した。そして孫夫婦がいるにも関わらず、厳じいさんはお茶の選定をすべて一人でやっていた。孫には、お茶を入れる箱を持ってくるよう頼んだだけで、あとは自分でやるのだ。何というか、じいさんのプライドを見た感じだった。
 じいさんの絶技もみた。文山包種茶を計り売りする際に、ざっと紙に取り出したお茶の葉を計りにのせたら、ほぼぴったり300gだった(上の写真)。拍手と歓声が上がったものであるぞ(上げたのは我々だ)。
 そんなわけでお茶を買って店を出る。我々の後にも客がやってきて順番を待っていた。ガイドブックに「日本人が大勢やってくる」と書かれる店だけど、百年老店の代表格として有名なだけに、台湾の人もけっこう訪れるようだ。たぶん頑固な厳じいさんがいつまでも元気にお茶を売ってくれるよう願うばかりである。

※後半につづく

2010/05/17

勝益食品公司(迪化街・中街)

勝益食品公司(迪化街・中街)
 勝益食品公司は迪化街の中街(民生西路と帰綏街の間)にある。
 写真の右側に見えるバロック式建築は、先に紹介した李春生ゆかりの聯華食品公司だ。

勝益食品公司(迪化街・中街)
 バロック式の装飾性の高い建築に比べると、シンプルな洋館である。しかし建物の上の菱形や四角の穴(鏤空)など、あちこちに細かな装飾は存在する。二棟続きというのも珍しい。

勝益食品公司(迪化街・中街)
 まぁしかし、なぜここを紹介するかと言えば、買い物したからである。
 買ったのはプチトマトとマンゴーの蜜餞だ。日本で買ったら、それぞれ十倍の値が付くから、わざわざ買いに来る価値はあった(この店でなければいけないかは知らないが、この店で買ったマンゴーとトマトは概ね好評だ)。
 で、買った客ということで店の中も撮らせてもらったわけだ。

勝益食品公司(迪化街・中街)
勝益食品公司(迪化街・中街)
 なんというか、昔ながらのお土産屋の景色という感じである。こういう乾物を見てキャーとか叫ぶような人間には出来ていないので、海外旅行のお土産にはならないなぁ、と思う程度だ。
 缶詰の類なんかは、もしも旅行の最終日だったら買ったかも知れない。しかし我々がここを訪れたのは初日である。荷物を背負ったまま見学する日程もあるので、あからさまに重いものはやめておいた。
 そもそも蜜餞を買っただけでも大変なのだ。どっちも1斤(600g)だから、いきなり1.2kg増えたことになる。ただ、トマトの蜜餞は去年も購入に苦労したので、躊躇せず買った。マンゴーはともかく、トマトはありそうでないのだ。

2010/05/07

台湾旅行2010.5初日(概略)

 今回の旅のメインは媽祖生誕の祝賀行事であった。その一方で、そろそろ台北も歩いてみようという話もあったりして、なかなか難しい計画を立案せざるを得なかった。
 一応、自分用のメモを兼ねて日程を書いておくが、それなりの体力と情熱がなければ参考にならないだろう。

 関空からキャセイパシフィック航空で桃園国際空港へ。
 空港で最初の難関は入国審査。とにかく飛行機を降りたら、免税店や両替など目もくれずに急ぐ必要がある。遅れると長蛇の列で待たされるわけだ。
 我々はエコノミーの前から二列目に座席をとったので、入国審査は数人待ちで済んだ。荷物も預けてないから、13:40にはロビーにいた。四時間遅れの前回とは違って、やたらと順調である。それがまぁ、良かったかどうか微妙な一日となったのは否めないが(後述)。

 空港から台北へは、今回もタクシー利用だ。せっかく早く着いたから、初日にまわれるだけの場所をまわろうと考えたわけだ。
 台北での宿は懐寧旅店。台北駅前でしかも安い(2泊で3600元ほど)という条件で選んだ。詳細は別記事に書くが、まぁ多くを求めなければ部屋も悪くはないし、立地の良さは他に替えがたい魅力である。
 14:20ぐらいにホテル前に到着。料金は1180元で、空港割り増し料金としては安かった。もちろんバスより遙かに高いが、バスでは15:00に着けるかどうかも怪しい。南海ラピートの特急券代をケチって2000円浮かせたから、懐もさして痛んでいない。

 すぐにチェックインをして(一応15:00からだが、問題なく出来る)、身軽になって14:45ぐらいに街歩きに出発する。まずは飯だぜ。

撫台街洋楼
 宿から3分ほどで台北城の北門。そこから延平南路を南下する。写真の洋館は撫台街洋楼という日本時代の建物だ。
 台北については遠足文化の『台北歴史深度旅遊』『台北古蹟偵探遊』で調べて巡った。ただし本は重いので、地図だけコピーして持参。
 さらに南下すると中山堂。どうせ中は見れないので、周囲を見渡して合作金庫(これも日本時代建築)前へ。さぁ今回最初のメシだ。

桃源街の牛肉麺
 桃源街の牛肉麺の店は、この日も混んでいた。15:30に入店したが、けっこう広い店内がほぼ満席なのだ。
 ともかく去年は断念した店で、二種類を頼んで食った(日本人客は多いようで、「辛いの?、辛くないの?」と聞かれたゾ)。麺はちゃんとコシがあるし、牛肉の味がスープ如何で全然違うのも面白かった。ホテルから直行すれば10分もかからなかっただろうし、また食べに行くかも知れない(まぁ次がいつになるかが問題だ)。

 食事の後は、西門站のバス停から304(重慶路経由)で南京西路口まで短時間バスに揺られる。全くアナウンスもないし、運転は京都の市バス並みに荒いが、他にも下車客がいたので問題なく済んだ。二人で30元。
 南京西路口のバス停は、迪化街のすぐ南。当然ここからは迪化街の散策となるが、まずはバス停近くの和德祠に立ち寄り、あらためて霞海城隍廟へ。狭いが拝拝の人は多い。
 で、そこから迪化街ではなく、城隍廟前の道を西へ向かい、貴陽街へ向かう。外国人居留地だったこの通りは、どうせ立ち寄る店もないので先にまわってしまおうと考えたわけだ。
 港町文化講座旧址、李春生紀念教会、陳天来宅を眺めて、そのまま北の栄星幼稚園(日本に媚びた豪商の旧家址)も見る。たぶん何も知らなければ、歩いても面白くないだろう(幼稚園は辿り着けない)。けどまぁ、台北の文化の中心地だったといわれれば、そんな気もする一角であった。

 そこから迪化街に戻り、いったん霞海城隍廟まで南下。途中の店でトマトとマンゴーの蜜餞を買った。どっちも味見してうまかったので買ったけど、何せ重い(一袋600g)のでちょっとこたえた。
 からすみも買ってみようかと物色したけど、結局買わず。一番の理由は日持ちがしないことだ。旅行の最終日なら買ったかも知れない(どうしても買いたいというほどでもないけどさ)。
 城隍廟でUターンして、あとはひたすら北上する。日本語ガイドではせいぜい帰綏街か涼州街までしか載ってないけど、『台北歴史深度旅遊』では民権西路まで紹介されているので、そこまで歩く。一番北の方でも、古いアーケードが残ってたりしてなかなか良い。
 さらに民権西路(交差地点は橋の手前の高架部分)の下の道を、タクシーを拾うために歩いたら、わずかの間に廟宇が三つぐらいあった。
 台北は廟宇が少ないという印象を受けたが、ある所にはあるようだ。うち一箇所ではお茶をいただいた。でっかい犬のいる恐ろしい城隍廟だった(derorenは犬が苦手)。

 そこからタクシーで行天宮へ。同じ民権路沿いなのですぐに着く。この時点で18:40、ほぼ日没である。行天宮は活気があってなかなか良い。観光客じゃなくて拝拝の人で溢れているのは素直に素晴らしいと思う。
 我々も拝拝して、地下道へもぐる。言わずと知れた占い屋の空間だ。客のほとんどは日本人という噂も聞いていたし、別に何か期待していたわけでもないが、異国の占いの話術を体験してみたいというhashiの要望により、わざわざ訪れたのだった。
 通訳付きの人で、正味10分で1000元。話術と呼べるほどのものもなかったし、金をドブに捨てた感じだった。まぁそれも台北体験ってことで。

 行天宮からは錦州街まで歩いて、沈記原汁牛肉麺でまたも牛肉麺を食う。この店は旅旅台北で紹介されていたが、全くの屋台で観光客がふらっと訪れそうな雰囲気ではない。まぁ指差せば頼めるので、別に注文に困るわけではないが。
 この牛肉麺は太めの平打ち麺でコシもあるし、スープがやさしい味で良い。桃源街の店より個人的には評価が上だ。
 ついでにイイ臭い(あるいは悪臭)がしたので、隣の屋台の臭豆腐も買って、一緒に食う。これがまたうまい。なんだ台北もメシはうまいじゃないか、と機嫌良く錦州街を西へ。吉林路との交差点から北にすぐの鄧老師養生館で、マッサージでござる。
 ここは台南で何度も行った鄧老師養生館の、台北での中心店舗である。行天宮前にもあるのだが、あえてこちらを選んでみた。まぁ旗艦店だから何か違うのかは不明。

 足つぼと上半身マッサージ1200元のコース(台南永華店にはないコース)で、まず足湯。ここの泡脚はジェット式だがただのお湯だった。ちょうどテレビで興農対LaNewのプロ野球が放送されていたので、そのまま観戦。店の人が気をきかせてチャンネルを替えようとするのを「ベイスボール!」と言ってやめてもらった。同年代ぐらいの男のマッサージ師が、ちょっと奇異な視線を向けていたぜ。
 カードが兄弟(台北のチーム)絡みじゃないので、そもそも台北の人には関心が薄かったのかも知れないが、その辺は微妙。試合は興農が4―4と追いついて、9回裏の攻撃の途中で場所を移動したため結果は知らない。試合がダラダラなのは日本と変わらず。余計なところで見習わない方がイイよね。
 マッサージは、少々痛かった。気持ちいい時はいいけれど、ふだん揉まれ慣れていない人間にとってはどうなんだろうと少し疑問を感じた。

 店を出たのが21:30過ぎ。今日の日程はまだ終わらず、そこから雙城街まで歩く。最後に夜市で晩飯を食って帰る日程である。もう晩飯は食っただろ、というツッコミはなしでよろしく。
 雙城街では鳳梨釈迦などの切盤を食べ、当帰羊肉湯、魯肉飯も食す。ついでに土芒果を購入(持ち帰り)。鳳梨釈迦がうまくて驚いた。釈迦頭とは全く別物だ。
 その後、民権西路駅まで歩き、MRTで台北に戻り、ホテルへ帰還。到着時刻は23:15頃だった。毎度のことながら(たった二度目)、台北の地下は歩かされる。部屋に入った時にはすっかりへばっていた。

 結局、この強行軍の疲れが翌日までとれず、二日目の日程がやや短縮されることとなった。元々二日目の予定は緩かったので問題はなかったけど、時間があるからと初日に飛ばしすぎるのは考え物だ、と反省。
 というか、こうやって日々の日程を書きながら、あまりにあちこち行っている自分に呆れている。恐らく読者も呆れているだろう。これだけの強行軍をやらかすと、それなりに体力があってもへばるという教訓になれば幸いでござる(なるわけない)。

※詳細はそれぞれ記事になります。時期はそのうち。
 また、二日目以降の概略もそのうち掲載されます。

2009/10/28

林永泰興

林永泰興
 安平、というか延平街の名物といえば、エビ煎餅と蜜餞である。
 我々の行き先は、前回も訪れた林永泰興。蜜餞の店だらけなのに、本当にここだけいつも賑わっている。

永泰興
 誇らしい百年名店。
 ただし中では結構セールスがしつこい。我々にはちゃんと日本語読みで売り込んで来る。

 しかし我々はそんなセールスには耳も貸さず(ニコニコ応対したが)、桑実ばかり大量に買い込んだ。前回買ったものの中ではトマトがいまいち、グァバは相当に微妙で、桑実は絶品だ。甘酸っぱくて癖になる味なのでオススメ。

林永泰興
 なお、店のチラシは日本語の説明付きだ。日本人慣れしているので尻込みせずに買えるよ(セールスは無視しても構わない程度のものなのでご心配なく)。

2009/09/05

振發茶行、再訪

振發茶行
 台南にいる以上行かずにはいられない振發茶行。東嶽殿と台湾府城隍廟にも近いという、良いのか悪いのか微妙な場所にあるので、我々にとっては非常に行きやすかったりする(この日は清祺素食早點で朝食の後、台湾府城隍廟、東嶽殿とまわってここへ)。
 厳おじいさんに京都土産と前回の写真を渡して、お茶は一斤単位で購入。前回買ったお茶は四種類あったが、飲んで評価が高かった二種にしぼった。安い烏龍茶(一斤800元)は水出しでもうまい。もう一つの合歓山高山茶(同1900元)は、さすがに勿体ないのでやらないけど(ここ数日は涼しくなって、水出しのシーズンは終わった感じも)。
 この日はまだ断水中。おじいさんに台風の時の話などを聞いた。実のところ、現地の情報をきちんと聞けたのはこれが初めてだった。

振發茶行
 こちらがお土産(ちなみに言っておくが、単なる生八つ橋である)をもって来たために、かえって気を使わせてしまった。
 おじいさんがメガネをかけているレアな写真は、振發茶行(振發茶荘とある)も掲載された『台湾百年企業』という冊子(中華民国経済部国際貿易局発行)に、サインを書いているところだったりする。
 hashiの祖父と同い年の厳さんのサイン本は、我が家の家宝である。ありがたやありがたや。

 なお、『台湾百年企業』シリーズは映像もある。実は私はちゃんとyoutubeで旅行前に見ていたぞ。

2009/08/27

龍眼日和

光復市場
 朝飯を食ってさらに豆花も食って、我々は満たされた腹で光復市場へ向かう。
 水災直後でも市場は元気だ。そりゃそうだ、食べなきゃ人間生きていけないのだ。

 そんな市場の片隅で、阿桑が何かを紐で結わえている。
 ヲ、コレハ龍眼ヂヤアナイカ。

龍眼
 一束100元の龍眼を買って我々は一度ホテルに戻り、さっそく試食。
 ただし、龍眼の皮はかなり土で汚れているので、まずは洗う。貴重な水を使って申し訳ないと思うが、たぶんトイレ一回分にも相当しないので許してくれ(我ながらイヤなたとえだ)。
 洗い終えた龍眼が上の写真。相変わらず土気色をしているが、これはこういう色である。

龍眼
 クックック覚悟はいいか……という感じで(どんな感じだ)皮をむく。
 見よこの透明感(写真はクリツクすると大きくなるよ。他もすべてそうだが)。ライチと近縁だけに似たような感じだけど、この美しさは生ならでは。龍の目というか、ゼラチンに覆われた虱目魚の目みたいだ。

 食べ方もライチと一緒で、種を包み込む果肉をそぎ落とすように食す。ライチほど肉厚ではないし、酸味がないので比較したら物足りないかもしれない。
 けどまぁ、南国果実としては癖がなくて安定感がある。それに乾燥果実は漢方で用いられるぐらいだから、何だか身体に良さそうだ。けっこうな束だったが、最後は空港の待合室で完食した。周りの客に見せびらかすように食ったぞ(台湾人にとっては珍しくもないか)。

龍眼の木
 購入翌日。西華堂を訪れた我々は、ふと足元の異臭に気付く。何か落ちてるなぁ……と見上げたら、なんと龍眼の木だった。
 かなりの高木の先で、沢山の実がなっている。そして熟しすぎて腐った実がボタボタと落ちるのだった。台湾はやはり熱帯だ。

2009/08/13

台南の2009年8月13日

 今日は朝から阿憨鹹粥へ。虱目魚は大丈夫かと思っていたが、前日の林家魚皮で安心して出かけた。もちろん営業していた。
 しかし、食べ比べてみると林家魚皮の方が日本食に近くて抵抗がないかな、と思う。林家は生姜がきいていて、食べ慣れた味がする。今日の阿憨はちょっと温かった。

 その後に食べた店は以下。
・無名豆花
・光復市場(龍眼を買った)
・果子狸(果物屋。釈迦頭を買った)
・清珍鴨肉焿
・冬瓜王
・江水號
・裕成水果店
・花園夜市

 出かけた先。このほかに小さな廟宇は沢山まわった。
・頂土地公廟
・大観音亭
・興済宮
・兌悦門
・普済宮
・景福祠
・西羅殿
・開基武廟
・開基天后廟

 裕成水果の店内にポリタンクがあったりして、断水の影響はあちこち窺えるけれど、大半の店は営業している。花園夜市も平常通り開催された。
 昨日は日中にあったスコールも、今日はなかった。台南の気候は安定して、街中も平静を取り戻している。それだけに断水(どうもわずかには出るらしい)が早く回復することを願う。

 明日はラヤンハイが出来ればいいなぁ、ということで寝る。

2009/05/21

新光三越「台南新天地」を観光客が利用する価値


 さんざん引っ張ってしまった。とにかく威圧感のある台南新天地。隣のホテルともども、台湾という地域性は当然だが感じられない。
 日本統治時代のバロックな世界も、そういう時期が遠い彼方へ過ぎてしまえば(皆美しい~、では森田公一だ)一定の価値をもつ。ならばこのビルも百年経てば……どうだろう。百年後に建ち続けるという前提で建てられているだろうか。


 突然現われた「kawai」男だ。少なくともこの格好でピアノのレッスンってことはないだろう。それ以外にどんな「kawai」があるかは不明。一瞬、台南を本拠地とするライオンズ?、とも疑ったが、このデザインには何の接点も見つからない(単なる運動着だし)。


 地下フードコートで休憩。目の前のでっかいカップは、台南が誇る珍珠奶茶、翰林茶館である。当然ここでチャレンジとなった(何をチャレンジするのだ)。


 夕方のフードコートは空いていて、のんびりとガイドを眺めつつ飲む珍珠奶茶はうまい。ちなみに、頼む時にはミルクと砂糖について聞かれるので、どっちも不要とジェスチャーしたら妙にびっくりされてしまったゾ。
 無糖でも、珍珠のほのかな甘味が楽しめて十分に美味。いや真面目な話、神戸の南京町で飲んだものとはまるで別物。これを飲んでから日本で「タピオカミルクティー」を頼むのは、相当な勇気がいるだろう。オススメだ。

 ところで、仰々しいタイトルの意味なのだが……。
 翌日に帰国という日程のなかで、我々はお土産を買わねばならない。既に蜜餞と蝦せんべいとお茶(2店舗)はあったけれど、そういう立派なものではなく、安く配布可能なお菓子が必要だ。まぁ社会人の旅行者ならたいがいそうだろう。
 一応、困った時の新東陽はある。とはいえ、新東陽はそれなりの品を高めに売るお土産店であって、空港で残った台湾ドルを消費するという以上の積極的な価値を見いだせない。だからこの高級百貨店で買おうと目論んだわけである(別に仰々しく言うことではないな)。

 お土産物の店も入っているけれど、私が物色したのは食料品売り場のみ。
 ここで買った品のうち、ハズレは鳳梨酥だ。新東陽のビニールパック物より安かったので、まぁ文句を言っても始まるまい。
 評判良かったのは櫻桃蕃茄(プチトマト)を干したやつ。蜜餞ではなく、トマトそのままの味なので、食べ始めると癖になる。ドライトマトは各国で作られているので、そういうのを買えばいいのかも知れない(台湾もトマトで外貨を稼いだ歴史あり)が、400gで400円という値段はなかなかないのでは。

 そしてグレーゾーンの買い物。サバヒー粥の店にあった豆瓣醤をどうにかして食べたい!、と探したら、あっさり発見してしまった。頂記食品股份有限公司辣豆瓣醬だ。なんと一瓶わずか48元。
 「液体」として空港で没収されないか一抹の不安を覚えつつも購入(検疫は問題ないと思うけど)。幸い無事に帰国、さっそく茹でた野菜で試してみたらマァうまいのなんの! とにかく何にでも合う。今は茹でたソラマメを毎食のようにこれで食っている。豆だけでメシが食えるぐらい絶妙だ(「辣」とあるけど、あまり辛くはない)。
 目下、最大の懸案事項は、食べきってしまったらどうしよう(どこで買おう)という点である。通販サイトも日本には送ってくれないよなぁ。

 そんなわけでお土産買うなら新光三越。東アジア各国に偏見のある人も、「三越」って名前で安心するようだし。

2009/05/10

台南の古本屋


 台湾では古本屋を舊書店と呼ぶ。現地の人がその位置を地図に書いたものをネットで見つけたので、何軒かはまわりたいと思っていた。
 東嶽殿から北門路に出ると、二軒の古本屋がある。写真に見える北門舊書店と成功書局がそれだ(たぶん同一資本)。一応は二軒とも表敬訪問してみた。

 結論からいえば、あまり魅力的な本屋ではなかった。どちらも店内の大半は参考書コーナーで、あとはマンガなど。北門舊書店では旅行雑誌の鉄道旅行特集号を数冊買い、成功書局では本草学関係の本を買ったが、まぁ無理に行くような店ではないと思われる。
 その後もう一軒、新光三越の近くの店に寄ったけど、そこもぱっとしない。なぜか日本語を話す客がいた。そいつも「日本人に会った」とか書いてるかも知れない。

振發茶行

振發茶行
 おそらくは台南最古の茶行とされる振發茶行。店の名前が人によって微妙に違う(振發號茶荘って表記も多い)が、基本的には「厳さんの振發」という屋号の店である。

振發茶行
 まぁしかし、この店については多くを語りたくはないので、写真のみ。

振發茶行
 「振發茶林」の印。

振發茶行
 茶壷の中を見せてもらった。錫で出来た茶壷は、百年経っても錆びていない。ピカピカだ。

2009/05/09

金徳春老茶荘

金徳春老茶荘
 米街の景色に埋もれるように、金徳春老茶荘はある。実際はけっこう自己主張してる店先なのに、色づかいのせいか落ちついた感じに見える。センスのある店である。

金徳春老茶荘
 店内の奥には、老店の証が飾ってある。客としては、こういう雰囲気に盛り上がって、思わずお茶を買いたくなる……でしょ?

金徳春老茶荘
 百年ものの茶甕が並ぶ。この店の老板とは日本語で会話できないけれど、身振り手振りでいろいろ紹介してくれる。まぁしかし1斤(=16両)の値段を聞くと、さすがにビックリする。方々に分けるなら1斤で買ってもいいんだろうけどね。
 我々は2両(75g)ずついくつかの銘柄を買った。そのうちで一番安かったお茶(2両で120元)を、帰国後に飲んでいる。良い香りじゃないか。75g400円の「宇治茶」なんて飲めたもんじゃないぞ。

 まぁ団体客が無理矢理お茶を買わされる店とは、当然価格も違うだろう。同レベルのお茶が、そういう店ではどんな値になっていくのか。野次馬的興味はなくもない。赤崁楼からも歩いて五分ぐらいの近所なので、お茶に関心があったら行ってみるべし。

2009/05/05

林家蝦餅(と金龍殿)

林家蝦餅(と金龍殿)
 安平のもう一つの名物が蝦餅、つまり海老せんべいである。こちらは店にこだわりもなかったし、どこも談合してるみたいに値段が一緒(3袋で200元というのも一緒)だ。
 結局なぜこの林家蝦餅で買ったのかといえば、すぐそばの銀行(旧イギリス領事公館)を撮り忘れて戻ったついでである。まぁちゃんと試食もしたし、ちゃんとうまい。

 ただ問題は、辛いのが嫌なので「原味」を頼んだのに、開けてみたらどうにも辛いこと。これって「辣味」じゃねーの? 無茶苦茶辛いぞ。うまいけど。
 これを割らずに持ち帰るのにはものすごく苦労した。なのでちょっと悲しい間違いだった。言葉が通じない買い物だから、どちらのせいかも今となっては不明。皆さんも気をつけてくれ(台湾語を覚えろって話だが)。

 忘れていたが、金龍殿は左隣にうっすらと見える廟である。お廟の隣にあったというのも、実は購入のポイントだった。

延平老街と永泰興蜜餞

延平老街
 安平の老街地区の中心は延平街。小学生の遠足と出くわした。
 もちろん大人の観光客も多い。たぶんこれでも平日なので少ないんじゃないかと思われる。

 ちなみに、延平街はオランダがこの島に作った最初の街、大員市鎮の中心である。当時の名は台湾街(そもそも台湾という地域名も大員から起こったらしい)。
永泰興
 安平の名物といえば、蜜餞である。要するに果物のシロップ漬であるが、一説には偽物も多いとか聞く。なのでもっとも有名な永泰興で買うことにした。

永泰興蜜餞
 帰国後に並べてみたぞ。一袋50元だ。パイン、トマト、グァバ、ナツメ、桑の実を買ったが、とりあえず開けてみた桑の実は甘酸っぱくてうまいっす。お茶うけ菓子として、これほど理想的なものはないと思う。
 まぁ私は大の甘党なので、その辺はさっ引いて読んでもらいたいけどね。