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2012/07/16

城市商旅航空館

城市商旅航空館
 あと一日分の台南記事を残しているのだが、まだしばらくブログに時間を割けないので、とりあえずホテルの話。
 自分で言うのも何だけど、無償のブログに費やす労力はけっこうなものである。もちろん、台南は楽しい街だから、今後も続ける予定だ。ご心配なく。


 さて、城市商旅というホテルグループの一つである城市商旅航空館は、桃園国際空港のすぐ近くに立地する。従って利用客は、何らかの形で空港に用のある人となろう。
 今や東京方面からは羽田松山便があるけど、関西の我々が降り立つ先は、相変わらず桃園だ。まぁ台南や高雄に用があるなら、却って便利といえなくもない。それに、飛行機恐怖症のderorenにとって、街中の空港はできるだけ避けたいのも事実。伊丹空港なんて、もう二度と利用したくない(来月利用するのだが……)。

 話がそれた。
 我々がこのホテルを利用した理由は、帰国便が朝8時半という早朝便だったからだ。台北観光ならば、朝早く出発すればどうにかなるし、実際に5時台のバスで空港に向かうようなツアーも組まれている。しかし台南からはどうしようもないので、前泊した。
 ちなみに、キャセイパシフィック便ならば前泊せずに済む。しかし宿泊費を入れてもエバー航空便の方が遙かに安いのだ。すまんのぉ(全国的にもうけない間寛平風に)。

 で、このホテルは、空港近隣ホテルの中でも群を抜いて安い。レートによるが、ツインルーム一室6千円台(2012.7現在)。初心者向けに断わっておくが、一人6千円ではなく、我々ならば大人2人と赤子、しかも朝食付きでこの値段だ。
 もちろん、台南で泊まっている首相大飯店はもっと安いし、台湾のホテルの相場は概ね安い。しかし空港利用客向けという特殊なホテルで、この値段は魅力である。
 なお、derorenは日通ペリカントラベルネット経由で予約した。旅旅台北など、各種サイトで扱っているので、値段と空き状況で適当に選べばいいのではないかと思う。私が日通を選んだのは、以前も別のホテルを予約したからというだけである。

 ホテルは高鐵台南駅と空港の中間にある。同業他社のホテルも近隣にあり、いずれMRTの駅もできる予定だが、現状ではかなり不便な場所だ。我々は赤子連れなので、最初からタクシーを使った。バスで行くことも出来なくはないが、初心者向けではない。
 近くにはコンビニが一軒ある。ただ、それぐらいしかないので、高鐵桃園から向かう人は、駅で買い物をしておくべし。
 高鐵桃園駅は、我々が訪問した時期は改装中で、コンビニが改札内でしか営業しておらず、非常に不自由だった。しかし、改装工事は終わっていると思うので、今は問題なかろう。
 駅舎に隣接して、食事のできる建物もある。我々はそこで夕食をとって、ホテルに着いたらすぐに明日の用意だけして寝てしまった。

 ホテルは狭いロビーで、フロントは日本語不可(しゃべれる人もいる可能性はある)、英語も怪しい感じだった。まぁ名前が書ければどうにかなると思うが、不安な人は予約内容を印刷して行くのがいいかも(ちなみに、derorenは一切持ち歩かない)。
 部屋は上のような感じ。我々はダブルを頼んだはずだったが、なぜかツインになっている。もしかしたらホテルのサービスなのかも知れないけど、ダブルにしたのはtomopee対策なので、正直言って余計なお世話である。

 左奥に妙なものが写っているのは、ベビーベッドである。
 ここのベビーベッドは、事前に頼んでおけば無料。ただし、一人で眠ることなどあり得ないtomopeeなので、ここでも物置となった。

城市商旅航空館
 タクシーから高鐵、またタクシーで、ようやく動かない地面に辿り着いたので、tomopeeははしゃいでいる。
 しかし、シングルベッドは狭くて危険である。入口側のベッドを壁に押しつけて、どうにか一晩を過ごした。

 なお、ベッドは普通の安いビジネスホテルのベッド。首相大飯店のシモンズの後に泊まると、なかなか落差が激しい。

城市商旅航空館
 風呂はこんな感じ。バスタブはあるのでご心配なく。

城市商旅航空館
 洗面台は非常に使いづらい。見た目はともかく、これでは周囲に水が飛び散ってしまう。そんなに使わないからいいけどさ。

城市商旅航空館
 この辺は見ての通り。特に過不足はなし。

城市商旅航空館
 トイレ。ウオッシュレットではない。
 一昔前だったら、ちゃんと水が流れるだけで評価されたのだろうが、やはりこれからのホテルには温水洗浄が欲しいなぁ。首相大飯店も頑張れ。多少の値上げも許容するぜ。

tomopee
 一晩経ったtomopee。
 両親にとっては早起きでも、tomopeeはいつも6時前に目が覚めるので問題なし。もぞもぞとベッドの上で遊んでいる。

 我々は8時半の便で帰国するので、遅くとも7時には空港カウンターに着く必要がある。それでもギリギリまで寝ていたいから、朝6時までに起床。6:20過ぎに軽く朝食をとり、部屋に戻って荷物をまとめ、6:55にタクシーという段取りだ。
 なお、タクシーはフロントで頼むしかないが、これが高い。200元だ。

城市商旅航空館
 そうして朝食会場へ向かう(もちろんバイキング=自助餐)。するとまぁ、凄まじい混雑に驚かされることに。
 それまで宿泊していた首相大飯店は、こじんまりとしたものだった。しかし、ここは収容人数が違うし、宿泊客の性格上、同時刻に集中せざるを得ない(搭乗前の客か、これからツアーに出る客が大半)。はっきり言うが、修羅場である。
 日本人客はかなり多く、我々が相席したテーブルも、これから台湾ツアーという三人組だった。tomopeeは可愛がってもらったので有りがたいけど、「知らない食べ物は怖いから避ける」というスタンスはどうかと思った。余計なお世話だけどさ。

 なお会場には、明らかに大陸系と思しき集団もいる。
 今や大陸客なしに台湾の観光産業は成り立たないのだし、別にそれ自体はどうでもいいけれど、自助餐に不慣れなのか、とにかく盛る。盛りまくる。還暦は過ぎてそうな爺さんが、和洋中関係なく山盛りに積んでいく様子には、ちょっとした戦慄をおぼえた。
 そうして皆さんがせっせと積み上げるから、どんどん食べ物がなくなって、殺伐とした空気が漂い始めるのだ。
 まぁとにかく、このホテルで優雅に食事しようなんて思わないことだ。


 総じていえば、このホテルのサービスに対する我々の評価は低い。ただし航空便の都合で仕方なく泊まる宿なので、実際には選択の余地はない。間違いなく安いし。
 ただし、今後はどうだろうか。

 空港アクセスの鉄道(MRT)は、順調にいけば来年には開通する。台北駅には直通しないので(三重駅暫定開業)、台北市内からは新荘線乗り換えか、高鐵桃園乗り換えのどちらかになろうが、とりあえず利用価値はある。鉄道は時間が計算できるからね。
 いっぽう、台南からMRTを利用するとすれば、高鐵乗り換えのみ。しかし残念ながら、高鐵桃園に朝7時までに着くような列車はないので、今後もどこかで一泊するしかないだろう。
 ただし連絡鉄道沿線ならば大差ないから、このホテルでなくとも良い可能性はある。誰か好立地のホテルを開拓して欲しいものだ。

 ちなみに、このホテルは機場旅館駅が最寄りになる。ただし、6:55にホテルを出て7:00に空港に着くような芸当は、200元でタクシーに乗らない限り無理である。
 格安ツアーの客は、朝5時に台北のホテルを出るわけだから、それにくらべりゃ屁でもないかも知れない。しかし、我々はそんなツアーには参加しないので、屁どころか実も出たり……などと長文記事をあえて下品に〆てみる。ご愛読感謝(何を今さら)。

2012/06/05

夕方の外出を目前に控えたtomopee(ついでに近況)

tomopee
 食事の後にしっかり昼寝したtomopee。そろそろ出掛けようぜ、とせがんでいるかは定かでないが、ホテルのロビーのソファーで遊んでいる。

tomopee
 どちらかというと、母親hashiの方がややぐったり気味だが、せっかくの台南、歩ける時には歩こう。
 そんなわけで、既に夕方となった台南の街に、再び繰り出す三人。とりあえずの行き先は、なんと赤嵌楼だぜ。

 台南四度目のderoren&hashiにとって、赤嵌楼なんて今さら……という部分もある。しかしtomopeeは初体験だし、たまには観光地っぽい観光地に行くのもいいのでは、と思ったわけである(翌日には安平古堡と安平樹屋にも行ったぜ)。

 それと、実は前日に西華堂を訪問した際に、尼さんに赤嵌楼を薦められたのだ。それも、ここ(西華堂)は三級、あそこは一級だと何度も念を押された。
 正直、古蹟指定なんて我々はアテにしていない。しかし、ものすごく親切にしてもらった上でのご推薦なので、ここは尊重すべきかなぁ……と思ったわけだ。
 ともかく、具体的な話は今後の記事をお待ちくだされ。


tomopee
 tomopeeついでに、現在の姿など。歯ブラシをくわえながら、部屋を歩き回っている。

 台南の時点で、すぐにも歩きそうだった(と言ってもらった)彼だが、実際にはなかなか一歩が出なかった。ようやく一歩を踏み出したのは5月中旬。
 しかし、いったん歩き出せば、上達は早い。ますます目が離せなくなる模様。


※tomopeeの近況は、いずれ別の形での紹介に移行する予定。まだ何も用意していないけど。

2012/05/05

台南の日々も折り返し

首相大飯店
 旅行は4日目。朝から夜まで台南に滞在できるのは、この日が最後である。
 月曜日の朝なので、前日まで見かけた中学生ぐらいの一団は消え、少し静かになった。別の小学生らしき団体はまだ滞在中。3月末の学校ってどうなんだっけ。

 ちなみに、静かになったと形容したけれど、中学生たちが特別騒がしかったわけではない。首相大飯店のロビーはごく小規模だし、我々はいつも早いので、元々客は少ないのだ。
 この後に泊まったホテルの惨劇を思えば、首相大飯店の朝は天国のようだ。ツアー旅行に参加すると、毎朝が戦場になっちゃうのかねぇ。

 話がそれた。写真はderorenの分。この後に外で食べるので、少なめに盛っている。
 阿美鳳梨酥で売ってるようなふわふわのケーキ(本当にそこのケーキかも。derorenは試食しただけなので判断できないけど)は、tomopeeも喜んで食べた。滞在中は、この日しか並ばなかったので残念だった。

tomopee
 ホテルの部屋にも慣れたtomopeeは、つかまり立ちで探険中。

 なお、手で何かを握っているように見えるが、単なる椅子の傷だ。とにかく、今回の部屋はいろいろ古めかしかった。
 前にも書いたような気がするけど、風呂桶が傷んでるのは印象が悪い。鍵を差し込んで電気を付ける所も、接触が悪くてなかなか付かないし。

 ただしこれも、この後のホテルに泊まってちょっと考え直した点。
 そっちのホテルは新しいから、水回りももちろんきれい。だけど配置が悪くて使いづらかった。比較でいえば、古くともこちらの勝ちだった。

tomopee
 せっかくの台南なんだから、台南ならではのものに関心を示して欲しい。derorenはそう思うのだが、tomopeeは見慣れたカメラの紐に突進。こいつを引っ張るのが大好きだ。

 ともかく、こうして子連れ旅行の一日が始まった。
 本日(3/19)は、朝から昼前まで歩き、ホテルに戻って昼食と昼寝。夕方に再び市内を歩く予定である。

2012/04/27

南鯤鯓代天府(六) 槺榔山荘

槺榔山荘
 南鯤鯓代天府は、正面から見て左側が小高い丘になっていて、そこに(五)の凌霄寶殿(になる予定の建物)が並ぶ。
 反対側には、慶成閣、その奥に萬善堂。で、一番端のエリアには、何fやら巨大な建物群があった。

槺榔山荘
 萬善堂から、駐車場を挟んで広がるのは、槺榔山荘という宿泊施設だ。

槺榔山荘
 先ほどの苑地とは異なり、きちんと手入れされた庭園が続く。
 建物も、決して古いものではないと分かるのだが、かといって安い造りでもない。表面のタイルだけ伝統風にしたようなものとは明らかに違う(1992年完成)。

槺榔山荘
 奥まったエリア。会議室への階段が見えるが、パンフによれば滅茶苦茶でかい。学校の体育館並みの大きさはありそうだ。
 奥の高層ビルも含めて、とてつもない巨大施設である。

槺榔山荘
 しかも、屋根や窓などの意匠をみても、伝統建築に拠っている。パンフによれば、四合院と楼閣の建築を組み合わせたらしい。普通のホテルの数倍は費用がかかってそうだ。

 まぁ郊外型の廟宇の場合、自前で宿泊施設をもつ例は少なくない。士城聖母廟なんかもあるし、有名どころでは鹿港天后宮を挙げることができる。
 ここはダブルルームやツインもあるので、個人客も使いやすい模様。ただし、泊まった人のブログを見ると、部屋はまぁ例えて言うならば、台北市内で1000元しないようなレベルのようだ。
 その意味では、観光客向けとは言いがたい。どうしてもここに長居する用があれば別だが。

自販機
 おまけ。入口にあった鯉のオブジェ……ではなく自動販売機。鯉のエサを売っている。
 ちなみに、同様のヤツは赤嵌楼でも見かけた。たぶん全台湾にあるのでは。

自販機
 力士が飲むとダイエットしちゃうからダメらしいぜ。というか、この飲み物の存在は知っていたぜ。わざわざ飲みもしなかったぜ。


 そんなわけで、6回にわたった代天府特集はこれでおしまい。後は、忘れた頃に進香団の紹介をする予定。
 初の北門区は、これだけではない。次に紹介する場所の方が、たぶん読者の関心をひくはず。GWには遠出の予定がないderorenなので、Blue Mondayでも聴きながら書くぜ。個人的にはNew Dawn Fadesを聴いて沈み込むのがいいぜ。

2012/04/10

1歳児の台南ホテルライフ その1

tomopee
 四泊した首相大飯店。
 今回泊まった部屋は、以前の部屋に比べると全体的にくたびれていた。最初の旅行で泊まった部屋がここだったら、次は別のホテルにしたかもなぁ、というぐらいに。
 まぁでも、住めば都というか何というかで、存分に活用した。tomopeeの昼寝があったので、午後の数時間を部屋で過ごす日も多かった。

 で、tomopee初体験のベッド。
 なんだこのフカフカは、とご満悦。写真は既に三日目の朝なのだが。

tomopee
 キングサイズのベッドは、そのままtomopeeの遊び場になる。
 ただし、放っておけばすぐに転落だ。いつもの布団のつもりで暴れると、いつもの五割増しぐらい動いてしまう。クッションが楽しくてゴロンゴロンと転がると、あっという間にベッドの端に到達するのだ。
 なので、両親が両端に寝て、防御態勢を敷く。頭の側は壁だから問題ない。一番困る足元側は……、秘密兵器があった。

tomopee
 hashiが着せ替えして喜んでいる写真だが、背後に檻が見える。これはホテルから借りたベビーベッドである。一泊あたり100元と有料だ。
 tomopeeはとても甘えんぼなので、きっとベビーベッドでは眠れないと思っていたが、試しに頼んでみた。予想通り、一瞬たりとも寝ていない。

 しかし、この檻をベッドの足元側にぴったり付けると、tomopeeの落下防止になった。
 家の布団なら、一晩で足元側まで転がるなんてあり得ないのだが、ホテルのベッドでは普通に起きる。というか、ほぼ確実に転がって行く。従って、この檻がなければ大変だったと思う。
 意図された使用法ではないけれど、借りて正解だった。
 もちろん、ベッド内は物置。これまた、tomopeeのイタズラ除けになる。

 なお、写真の衣装は三日目のものだヨ。

tomopee
 人権侵害な盗撮写真。開元寺から戻った後の昼寝中だ。
 ベッドの唯一の欠点は、汗びっしょりになること。気温は適度なのに、コップをひっくり返したような大量の汗で、びっくりする。バスタオルを敷いたりして、どうにか対処した。
 世の中のベッドな家は、やはり大量の汗で悩まされているのだろうか。


 まぁそんな感じの親バカ記事である。
 その2もあるので覚悟してくれ。

2012/03/26

ホテルの椅子に乳児を座らせて朝食(首相大飯店)

首相大飯店
 これまでの旅では、ホテルの朝食券を無駄にすることが多かった。近所に有名な店がいくつもあるのに、わざわざホテルの飯を食う必要はないという、まぁ当然の判断である。
 しかし今回は勝手が違う。なぜならtomopeeがいるのだ。

 tomopeeはまだ離乳食で、仮にホテルの自助餐チケットがあったとしても、ほとんど食えるものはない。なので日本からレトルトの類を持参したが、それでも落ちついて食事をとれるスペースは貴重だ。お湯などもすぐに手に入るし、部屋に何かを取りに戻ることもできる。
 従って、今回は首相大飯店に宿泊したすべての朝、ホテルの自助餐を利用した。ただし、親二人は控え目に食べて、外でまた食うつもりである。

 写真はガラガラだが、これは比較的早い時間だったせいだ。tomopeeは早起きなので、我々も早寝早起きになる。おかげで料理も沢山あるし、静かだし、良いことづくめである。
 …………もっとも、根本的にこのホテルは定員が少ないのも、また事実。最後に泊まった桃園のホテルは、6:30にして既にパニック状態だった。あまりに酷い食事タイムだったから、後日じっくり書くだろう。

首相大飯店
 tomopeeはおとなしく席について、食事はまだかと待っている。
 ただし、12ヶ月の乳児が、大人の椅子に何事もなく座れるはずはない。

首相大飯店
 これは別の日の朝だが、旅行用の秘密兵器として持参したのは、チェアベルトという商品である。
 構造はごく単純で、両脚を通した状態のものを椅子に固定するだけ。暴れて使い物にならない場合もあるらしいが、tomopeeに関していえば、食料さえ与えればおとなしく座っていた。

 軽い上に安いけど、これがあると外での食事はとても楽になる。おすわりができる状態で長旅の人にはオススメする。

首相大飯店
 derorenの皿。
 この日はグァバとパパイヤがあった。なかなかイイじゃないか。

首相大飯店
 副菜は少なめ。基本的に、台湾的なものだけ選択している。

 週末にかかったこともあって、(日本的に言えば)小学生や高校生の小さな団体も泊まっている。彼らは何を食べるのだろうと、密かに盗み見をしたderorenだ(この程度は犯罪じゃないよな)。
 すると、彼らは台湾的な副菜を、ほとんど選ばなかった。主食はパンかシリアルで、ハムや卵、サラダにジュースといった感じである。
 サンプルが少なすぎるとはいえ、台湾人だからといって台湾的な味を求めるとは限らないんだよなぁ、と今さらのように思った。

 そりゃまぁ日本でも、朝はパンと牛乳なんて家庭は多いのだ。アメリカ小麦を輸入させるための陰謀だとか言っても始まらないよね。
 選択可能な状況ならば、それぞれの嗜好の問題にしかならないのだし。

2012/03/25

tomopeeはベッドを知る(首相大飯店)

四度目の宿泊となった首相大飯店。今回は特に部屋を指定せず、ベビーベッドを頼んでおいた。
 ちなみにベビーベッドは一泊100元。たぶん使わないだろうなぁ…と思いながら頼んで、実際、そこにtomopeeが眠ることはなかった。親につっくかないと眠れないお年頃なので、その辺はどうしようもない。
 では100元は無駄だったのか? 一応、ベッドは物置として有効利用した。また、ベビー用の掛け布団は使っている。なくとも良かったのだろうが、あって悪かったわけじゃない。まぁそんな感じだ。

首相大飯店とtomopee
 tomopeeは人生初のベッドである。自宅も両親の実家も畳に布団の赤子が、いきなりシモンズのポケットコイル、しかもキングサイズを体験してしまったぞ。
 長距離移動が終わって、ようやく自分の足で動けるようになった彼は、とりあえず普通に這ってみる。

首相大飯店とtomopee
 日本から唯一持参した遊び道具を手に、何だか妙な感触だと訝しがっている。ちなみにこれはderorenが通訳している(要するに、適当)。

首相大飯店とtomopee
 この時点ではまだ恐る恐る遊んでいたが、tomopeeはやがて、ベッドの魅力に取り憑かれることとなる。きっと彼は心の中で、「YoYo、ウチにもこいつ買ってくれよベイベ」とか叫んでいただろう。
 もちろん我が家にこんな巨大なベッドなど入れられるわけはない。それ以前に、両親は布団派なので、突然大金持ちにでもならない限り、彼の望みは叶えられないのである。

 台南のレジャー施設として、ベッドを記憶してもらいたいところだ。

※親バカにつき、今後もホテルのtomopeeは何度か登場します。ご承知おきくだされ。

2011/06/26

泊っていいのか?、の続き

 台南ガイドブックと非合法宿泊施設の問題の続き(前記事はこちら)。

 前市長の意向はともかく(というか、ガイドブックの中身なんて知らなかったろうが)、台南市のスタンスは、やはり非合法は非合法というものらしい。台南市観光局は5月13日に声明を発している(こちら)。
 首相大飯店のホームページでも、トップページに合法旅館業専用標識の写真が表示されるようになった。一番下の方なので、どれほどの人が確認するかは不明だけど、非合法施設が合法施設の経営を苦しめるということであれば、当ブログでもはっきり否定するのが筋だろう。

 台南市の声明にも書かれているように、合法宿泊施設の一覧は、市の観光サイト「台南好好玩」に載っている(こちら)。何も高級ホテルだけというわけではなく、一泊1000元以下の安宿やモーテルの類も含めた一覧である。
 非合法施設の中には、伝統的住居を利用したり、デザインに優れているなど、けっこう魅力的なものが多かったりする。単なる「安宿」ではないので、日本の観光客の目にとまる機会もあるだろう。
 しかし、そうした非合法施設のせいで我が常宿が苦しめられることは許しがたい。読者の皆さんも、非合法宿泊施設には絶対に泊らないようにお願いするぜ。

 たとえ日本人が経営していても、ね。

2011/06/18

泊っていいのか?、前市長!

 当ブログは、derorenが体験した場所だけを紹介している。従って、台南情報にはムラがある(具体的にいえば成功大学周辺など)。
 その気になれば手持ちの資料だけでも、その辺のガイドブックより詳しい紹介が可能だけど、体験していない内容を書くのは信頼性に欠けると思うので、書かないことにしている。

 もちろん、おのれの「体験」を無条件に信頼しているわけではない。というか、ウチを含めて、「体験」などそれだけでは何のアテにもならないのだ。
 本気で知ろうという努力を伴わない体験記なんて、未訪問者のコメントよりも価値がない。そうは思いませんか?


 世の中の旅行記にケンカを売るのはほどほどにしておくとして、体験した場所だけを紹介する場合、情報量が致命的に少なくなってしまうのが宿泊情報である。
 derorenらは、台南では首相大飯店の決まった部屋にしか泊まっていない。従って、首相大飯店の全容すらよく分からなかったりする。まぁビジネスホテルの全容を一宿泊者が把握できたら、それはそれで問題あるけどさ。
 台南旅行者にもそれぞれ都合はあるので、首相大飯店を選ばない人も当然いるだろう。derorenとしては、自分が首相大飯店を贔屓にする理由は示したので、あとは各自の判断で宿泊先を選べばいいのではないかと、ごく当たり前のコメントをしておく。

 ただし、泊まるべきではないと考える「宿泊施設」もある。
 少なくともderorenは、台湾政府の観光局が勧めない施設には、やはり泊まらないことを勧める。
 覚悟の上で利用した当人が、どんな事件に巻き込まれようと、それは知ったことではない。しかし、結局は台湾観光全体に悪影響が及ぶのだ。自己責任といって済まされはしないだろう。


 観光局が、絶対に宿泊しないよう呼びかけているのが、いわゆるレンタルルーム(日租套房)である。
 要するにマンションの一室をホテルの部屋のように使うもので、小綺麗なわりに安い。台湾で出版された一部のガイドブックには、広告が載っていたりするので、合法的な宿泊施設のように見えるが、許可されてはいない(というか、無許可で開業できちゃうのよね)。
 誰も監視していないマンションの一室なので、セキュリティに問題がある。そもそも部屋の合い鍵を使って、宿泊客が暴行されたなんて事件もあったらしいゾ。

 台湾といえば、20年ぐらい前に女子大生が高雄で殺されて、ワイドショーのネタになったなんてこともあった(とんでもない映像が流れたことで有名だ)。
 一人旅の人間が「台湾の人はみんな親切だ」と無防備に行動すれば、どこに泊ろうと深刻な事態に至る可能性はある。
 レンタルルームはまぁ、たまたま出会った人の家よりは安心だろう。しかしリスクが増えることにかわりはない。既に一部業者は日本語サイトすら作っているけど、絶対に泊まるべきではない。


 同じ理由で、ゲストハウスも勧めたくない。
 ゲストハウスにも、営業許可の出ている施設とモグリがあるらしいから、モグリは論外(日本人経営でも怪しいところがある模様)。
 その上で、盗まれてもいい荷物しかないなら、使ってもいいのかも知れない。ただしderorenは、火事になったら逃げられるだろうか?、とかいろいろ考えるので、泊まるつもりはない。窃盗のように明確な犯罪はさておき、寝たばこといったリスクについても、見知らぬ宿泊者のモラルに頼るしかない場所なんて、誰が利用するものか。

 ちなみに、日本のユースホステルは何度か利用している。ユースとゲストハウスは、似ているようで全く別物だ(ユースは沢山の窮屈な規則によって秩序を維持している)。
 施設の管理者次第では、ゲストハウスもそれなりの秩序は保たれるかも知れない。が、ろくな噂を聞かないゲストハウスを幾つか知っているので、辛口になっている。真面目に経営している人には申し訳ないが、まともな取り締まりのない台湾では、悪貨が良貨を駆逐するのも当然だと思う。


 営業許可が出ていても、本音をいえば避けたい宿は沢山ある。それは建物に対する信頼性の問題である。
 名前は出さないが、台北駅近くの某ホテルは、以前は非常に汚い安宿だった。しかし、大規模な改装によって、そこそこの値段の施設に生まれ変わっている……とだけ書けば、ポジティブに捉えることもできよう。
 しかしそのホテルは、大きなビルの一角で営業している。従って、改築工事がビル全体の強度にどのような影響を与えたかは定かでない。いや、恐らくは悪影響を及ぼしたのではないかと疑っている。
 derorenとhashiは、1980年以前に建てられたマンション(1981年に耐震性の基準が厳しくなった)に住むのが嫌になって引っ越しした経験をもつ人間だ(現在の住居は1997年完成)。
 まぁ数年前の某A歯事件で、日本の少なからぬホテルが営業停止に追い込まれたように、完成年度や外観だけでは強度なんて分からない。けどまぁ、素人でも推測可能なリスクぐらいは避けておきたいでしょ?


 ……と、ここまで読んだ奇特な皆さんは、まだ記事のタイトルに辿り着かないと苛立ちを隠せないのではあるまいか。リアルなderorenを知る者ならば、本題をなかなか言わない悪い癖が出ていると御立腹だろう。
 そろそろ種明かしをすると、タイトルの叫びは、最近購入したガイドブック『大台南72小時 這様最好玩』(墨刻出版2010.11)に対するものなのだ。

 このガイドブックには、合併した大台南市を二泊三日で旅行するプランが紹介されている。旧台南市内に関していえば不満もあるが、ライトなガイドブックとしてはそれなりの内容となっている。
 しかし、derorenとしては二つのポイントに突っ込まざるを得ない(要するに推薦できないので博客來のリンクも貼らない)。

 ツッコミポイントの一つ目は、巻末に見開きで載る台南市長のメッセージである。この「台南市長」は現在の大台南市の市長ではなく、民進党の候補者選びで負けてしまった旧台南市長だったりする。
 大台南市を紹介するガイドブックで、出版翌月に退任する旧市のアンタがなぜしゃしゃり出ているのかと言わずにはいられない。いや、確かに出版時点での「市長」はアンタしかいないけどさ(derorenは赤嵌楼で長々とスピーチを聞かされたので、出しゃばりなのは織り込み済み)。
 
 そしてもう一つが、日租套房の問題だ。
 この出版社のガイドブックは、以前に買った台北のものでも日租套房だらけだったが、このガイドもグレーゾーンもしくは真っ黒な施設が載っている。最近流行りの、民家を改造したタイプの宿泊施設も沢山紹介されているけど、これは許可を受けているのだろうか?
 そんな疑問を抱きつつページをめくった最後が市長の顔なのだから、タイトルの台詞を吐きたくなるのも当然ではないか!


 観光局の注意喚起とは裏腹に、大台湾旅遊網のような旅行ポータルでも日租套房は肯定的に扱われている。
 台中市が日租套房査察小組を作って取り締まるというニュースも流れているが、これも営業を停止させる方向ではなく、どちらかといえば安全という御墨付を与えるためではないかと思われる。
 まぁそもそも、台中というヤクザな街の話なので、真面目に取り締まるとも思えないけどネ。


 結局、derorenとしては「やっぱり宿泊はやめた方がいいのでは」としか書けない。自分が避けたい施設を推薦するのは不誠実なので、ね。

2010/11/25

皇爵大飯店(嘉義)

皇爵大飯店(嘉義)
 嘉義で泊まったホテル。日通ペリカントラベルネットで予約した。
 台鐵で嘉義入りし、翌朝はチェックアウトせずに北港鎮へ往復し、その後に高鐵嘉義へ向かうプランだったので、台鐵嘉義駅の近くというのが絶対条件。そして初めての街なので、ランクを落としすぎるのも不安……という感じで調べたら、ここが浮上した。
 ホテルを決めてから、予約方法を検討。公式サイトからのネット予約は準備中で、ペリカン(名前だけで、実質は現地丸投げの模様)の予約が比較的簡単だったので、ここで頼むことにした。
 ネット予約とはいえ、その場で空室確認ができないのはやや面倒である(週末に予約すると、返事は月曜日)。とはいえ、メールの応対は特に問題なかったし、実際に宿泊する際にも、代理店絡みのトラブルはなかった。
 首相大飯店を扱っていないのは残念だが、余所が扱わない地区のホテルが多いし、現地ツアーも扱っているので、興味があれば見たら良いと思う。

 前置きはこれぐらいにしておこう。
 嘉義駅からは斜めの中山路を少し歩いて、信号を折れるだけ。距離的には申し分ないが、この看板の文字を見て、一抹の不安がよぎったのは事実である。日本でビジネスホテルがこのフォントを使ってたら、一抹の不安では済まないぞ。

皇爵大飯店(嘉義)
 しかしまぁ、中は普通のビジネスホテルだった。ロビーはけっこう広い。
 フロントは時間帯によっては日本語のできる人がいる。まぁ最低でも英語は通じるし、トラブルが起きない限りは問題ない。朝5時のタクシー手配も大丈夫だった。

皇爵大飯店(嘉義)
 そんなわけで客室。
 ほぼ寝るだけなので、一番安い部屋にした(一泊7000円ぐらい。ペリカン台湾は料金がシンガポールドル表示)。首相大飯店よりは狭いが、別に窮屈というほどではない。ただし細かい所に問題があった。

皇爵大飯店(嘉義)
 特筆するようなものはないが、問題は窓際である。テーブルと椅子があり、奥には電気ポットなどの置かれた台が見えるだろう。そこでderorenは、日本の旅行客なら必ずやる動作をして、不信感をもってしまった。
 そう。カーテンを開けて、外がどうなっているか確認したわけである。

 外がどうだったか覚えていないが、カーテンの陰になっていた床は汚れていた。見えないところは掃除しないホテルなのだな、と了解した。
 そして翌日には、チェックアウトしていないにも関わらず清掃されてしまった。我々の荷物が置かれたままだったにも関わらず、だ。
 フロントの人たちには感謝しているが、このようなホテルを推薦はできない。

皇爵大飯店(嘉義)
 バスとトイレはこんな感じ。バスタブは深めだった。
 翌日、北港鎮から戻ってみたら、バスタオルの類も新しいものに取り替えられていた。呆れ果てたものの、まだ我々が宿泊中の部屋なので、遠慮なく使ったぞ。
 台湾のホテルは12時チェックアウトなので、午前中に出歩いてから、11時半ぐらいにシャワーを浴びて去るようにしている。もちろんここでも遂行したが、盗まれていないか確認しなければならないというスリルは、できれば味わいたくないものだ(ちなみに、何も盗られてはいないので念のため)。

 ここは我々の宿泊後に、観光局が二つ星認定したホテルである。二つ星はハード面での評価らしいので、それはまぁ良いと思うが、サービス面で合格点は出せない。
 まぁ便利な場所で安めでフロントは頼りになるので、上記の問題を我慢できる人にはおすすめする。我々にしても、もしも同じ条件で嘉義に泊まらなければならないのであれば、貴重品の自衛をしっかりした上で渋々ここに泊まるだろう。

 なお、我々は北港鎮に出掛けたので食べていないが、ここは朝食付きである。

2010/11/18

台湾で宿泊施設を選ぶ基準は?

 珍しく時事ネタ。
 昨日、京都のゲストハウスが旅館業法違反で摘発された。楽天トラベルに登録され、開業一年半で口コミが70件以上もあったが、無許可営業だったわけだ。
 その国の法律で必要とされるものを「コスト」として削れば、宿泊料金が下がるのは当然だ。しかしそれはフェアとは言えないし、無責任である。

 日本のすべてのゲストハウスがこういう状況というわけではなく、しっかり営業許可をとった施設もちゃんとある。
 まぁ摘発された所は、ゲストハウスを名乗っているが、口コミに書き込んでる客層を見る限り、格安ビジネスホテルを狙っていたようだ。
 で、ここに書くのは、じゃあ台湾ではどうなの?、という話。

 実は最近ネット通販で『大台北攻略完全制霸』というガイドブックを買った。これはかなり充実した内容で、台北ガイドとしてオススメしたいぐらいなのだが、一つだけ引っかかったことがある。各地区の宿泊ガイドに、必ずといっていいほどレンタルルームが載っているのだ。
 気になってそのレンタルルームのホームページを見たが、要するに賃貸マンションの一室を借りるわけだ。確かに安くはなるだろう。しかし、営業許可をとっているとはとても思えない。
 実際、交通部観光局でも注意を呼びかけている。「日租型套房」で強制わいせつと思しき事件が起きているといったことが書いてある。
 ホームページの写真だけ見ると、オシャレな部屋でしかも格安だったりするけれど、観光客が宿泊するにはリスクが大きいと認識しておくべきだろう。

 さて。
 台湾の「民宿」や「ゲストハウス」の大半は、営業許可をとっていないという話を聞いたことがある。個人的に情報収集した範囲でも、とても許可がおりそうに思えないゲストハウスを見かけるが、実際はどうなんだろうね?
 ちなみに、交通部観光局のホームページで「賓館」と入れて検索すると、それなりの数はヒットする。ただし「賓館」がゲストハウスである保証はない。というか、ゲストハウスではない可能性が高い。
 日本人が経営しているからといって、何かあった時に責任をとってくれない宿には泊まれない。その辺、ちゃんと許可を得ていることを明示して欲しいものである(営業許可をもらっているゲストハウスがあったら、今後の旅行の参考にしたいので教えておくれやす)。

2010/07/28

観光局のホテル等級に異議あり!

 某タイヤ会社の本が一時的に話題になったように、何かのグレードを示すのに星の数を用いることは、日本でも珍しくはない。某タイヤ会社の本は販売不振との噂も聞くけど(京都版は全く話題にもならなかったなぁ)。
 しかし、台湾のそれは日本の比ではない。自称の数字に過ぎない「五星級」といった文字をそこかしこで見かける。というか、星の数も「六星」級ぐらいはざらにある。

 台湾旅行者にとって笑い事にならないのが、ホテルの等級だ。各ホテルが勝手に称している状況をどうにかしようと、交通部観光局がランク付けに乗りだしたという。
 つい最近、その途中経過が発表された。そこで発表されたのは建築設備面における一星・二星・三星ランクのホテルで、うち三星に分類された19ホテルは、さらに服務品質の審査を受ける。審査の結果によって、三星から四星、五星にランクアップされるらしい。
 ホテル一覧は、観光局のこの記事を参照。ここを見てびっくりしたのが、二星級に「皇爵大飯店(嘉義市)」とある点だ。ここは五月に我々が一泊した宿なのだ。

 はっきり言うが、ここが星二つなら台南の首相大飯店は星十個ぐらいでも足らない、というのが我々の感想だ。
 ロビーは広々としていて、フロントの対応も悪くはなかった。しかし部屋の掃除がなってない。カーテンの陰が埃まみれだったし、何よりもチェックアウトしていない部屋を勝手に掃除されるという、未だかつてない体験は忘れられない。
 二星級の判断基準はあくまで建築設備のみであり、服務は対象とされていない。従って、我々が抱いた不満は、元々考慮されていないわけだ。しかしホテルの等級は、まず服務でランク付けするのが筋ではなかろうか。

 台南でランク入りしたホテルはいずれも郊外に立地している。これらは比較的新しく建てられた点で、求める基準をクリアしたのではないかとも思われるが、そもそもこれらのホテルしか申し込んでいなかった可能性がある。
 いくら何でも、台南市内の主だったホテルが一つも入らないランクはないだろう。

 観光局の記事の最後にも、ホテルへ参加を呼びかける一文がある。全台湾のホテルがもしも参加したならば、「なんだ星二つか」という程度の話なのかも知れない。
 しかし現状では、我々が評価できなかったホテルが、「全台湾で40しかない星付きホテルの真ん中ぐらい」という説明になってしまうのだ。このままだと我々は、三星以上の19ホテルしか選べない。

 ……というか、何度も繰り返して申し訳ないが、服務品質を考慮しないランクなんて無意味だ。建築設備のみの評価で一星なんて、丸適マーク程度の価値しかないじゃないか。

2010/05/08

懷寧旅店(台北市)案内

 今回の旅で宿泊したホテルは三都市の三ヶ所である。初めて首相大飯店以外のホテルを体験した。というか、首相大飯店では部屋も指定しているので、過去2回8泊(+今回の2泊)すべて同じ部屋だったりする。つまり、部屋が変わることすら初めてなのだ。
 ともかく我々は、台湾のホテル制覇の大きな一歩を踏み出したのである(へぇ)。

懐寧旅店の玄関

 懐寧旅店(Keymans Hotel)は懷寧街という通りに面した小さなホテルである(この記事の一番下にGoogleMapを載せたので参照しておくれやす)。隣や向かいにも小さなホテルが並んでいて、新驛旅店も宿の候補だった(満室につき除外)。
 台北駅に国光客運のバスで向かった場合、バスは駅舎の東側に着くので、懷寧街まではけっこう遠い(空港行きのバス乗り場はすぐそば)。地理感覚がある人はそこから地下街で新光三越方面に歩くと、陽射しを避けられるのでベター。迷いそうだと思ったら地上移動しよう。
 なお、Googleストリートビューで確認出来るよ(ホテルの玄関もバッチリ)。

 さて、懐寧旅店は一応楽天トラベルなどにも登録されているが、選べる部屋の種類が限られている。公式サイトからネット予約すれば、全てのタイプを予約可能である。ただしいろいろ癖があるので注意しよう(後述)。
 我々は一番安い雙人歐式套房(スタンダードルーム)に2泊した。週末1940元、平日1720元と日によって値段が違う。本当はちょっとだけ高いジャパニーズルーム(なんだか笑える部屋だ)にしたかったが、週末は満室で取れなかった。

 フロントは日本語が通じない時間帯が多い。チェックインなどの基本的な部分は、英語で言えば済む。部屋番号も英語で。1から10まで言えれば大丈夫だから、たぶん小学生でも何とかなるぜ(日本人客はそれなりにいる)。
 部屋で注意すべき点は、楽天トラベルの口コミにも書かれてあるように、上の階ほど機械音がうるさいことだ。我々は7階の懷寧街に面した部屋で、音はするけど無視できる程度だったが、より上の階はかなりうるさいだろう。チェックイン時に部屋を選ばないと、いろいろストレスがたまるかも知れない。

懐寧旅店の雙人歐式套房

 雙人歐式套房(スタンダードルーム)は、ダブルベッド一つ、座椅子二つにテーブル一つ、テレビなどが備え付けられている。バスルームは浴槽あり、以前はなかったというシャワーカーテンもあり、一通りの設備はある。一晩につき二本のミネラルウォーターあり。
 ないものはセーフティボックス、有線LAN、電気ポット。無線LANは、どれが本物なのか分からないけどつながった。ポットはただの魔法瓶だが、各階に給湯設備がある。冷水も出るので、ペットボトルに詰めれば飲み物代の節約にもなるぞ。
 少なくて困るのがコンセント。洗面所のヤツを除けば、我々の泊まった部屋の場合はテレビのコンセントしか存在しなかった。少ないという情報は事前に掴んでいたので、三又コンセントを持参した。宿泊する際はぜひ持って行こう。
 シャンプー、石鹼などは常備。タオルも古めかしいが清潔だ。全体的に古いけど、部屋も不潔ではないので問題なし。ただしトリートメントはなかったので、必要ならば持参するか買おう(すぐそばにコンビニもある)。

 朝食は無料である。しかし我々は一度も食べていないので詳細は不明。近所に食べ物屋はたくさんあるし、せっかくの台湾で何もホテルの朝食を食べなくても良いのでは。
 コインランドリーはない(洗濯のサービスはあり)。

 さて、宿泊予約の方法だが、直接予約の場合はやや癖がある。
 この予約画面から、まず部屋のタイプを選び、下の表示カレンダーで宿泊開始日を表示する。「客満」となければ予約可能だ(「客満」とあってもそのうち空く場合がある。我々は10日前まで待って予約した)。
 宿泊初日の数字をポチッと押すと、画面のさらに下の個人情報画面に日付が入るので、あとは残りの情報を入力する。パスポート番号が必要。一番下の電子報を送っていいかという所は非にしよう。文字化けメールが送られて来るゾ(非にしても送られて来たが)。
 で、submitを押すとクレジットカードの認証となる。ここで予約した場合は、予約時点でカード払いになる(だからフロントで金を払う必要はない)。
 ところが問題なのは、クレジットカードが認証されたという画面は出るものの、それ以上何の説明もない。受け付けたというメールも来ない。不安になったのでホテルに確認のメールを送ったら、ちゃんと受付されていた。
 最後がこれでいいのか不安になるシステムなので、すぐに確認メールを送った方が無難かも(楽天で頼むのが一番無難だ)。機械翻訳の適当な中文でもどうにかなったよ。

 日本のビジネスホテルと比較すれば、田舎のやや古びたホテルみたいな印象。ただし清潔に保たれているし、フロントの対応も悪くない。そして何といっても安くて交通至便である。
 derorenとhashiとしては、今回宿泊した三つのホテルのなかで、首相大飯店に次いで二番目の評価となった。台北に行く時にはまた利用するだろう。ホテルそのものを楽しみたい人でなければ、おすすめである。


大きな地図で見る

2010/02/13

首相大飯店(台南市北区)案内 (非公式日本語版)

 まいどお世話になっている首相大飯店の記事は、アクセス数も多いようである。とはいえ、過去の記事はまとまりがないし、一見さんに便利とは言えない。せっかくなので基本データをまとめてみよう。
 首相大飯店公式サイトTOPには、かつて「中文」「English」とともに「日本語」というボタンもあった。リンク先はnot foundだったけど。結局消されてしまったボタンの無念を晴らす意味………も込められていたら大変だ(2010年5月に復活した!)。
 なお、いうまでもないがこの記事は非公式版なので、内容に関して責任は取れない。首相大飯店にも責任はない。ただし、間違いや変更点があったら教えていただけると嬉しい。


※当ブログ内の首相大飯店関連記事
 首相大飯店とはこんなホテルであった
 首相大飯店との別離
 首相大飯店の朝食(付タリ摩天楼)

首相大飯店(台南市北区)
首相大飯店(Premier Hotel)
 住所:704-48 台南市北区公園路128號
 公園路に面している(グーグルマップに載っているが、場所が微妙に違うので注意)。台鐵台南駅からは徒歩10分程度で、じゅうぶん歩ける距離だが、荷物が重ければタクシー利用もあり。
 高鐵(台湾新幹線)台南駅からの連絡線が2011年1月2日に開業したので、安く移動したければ連絡線で台鐵台南駅→徒歩となる。
※2010年12月末までは、免費(無料)バスかタクシーのいずれかで移動だった。免費バス「台南公園」行ならば終点下車。終点に着く直前にホテルの前を通過するだろう。タクシーは400元ぐらいだったと思うので、三人旅なら(連絡線よりも)タクシーが楽でおすすめ。

首相大飯店
 電話番号:06-2252141(日本からはKDDIならば001-010-886-6-2252141)
 日本語は片言ならばいつでも通じる。流暢な人が当たればラッキー。

 メール:premierhoteltaiwan@gmail.com
 ホテルなのにフリーメールかよ、と驚いてはいけないぜ。
 直接予約先もここ。質問をしても返事は期待出来ない。電話の方が無難。

首相大飯店(台南市北区)
☆客室の一覧と予約方法
 客室はテレビ、有線LANコンセント、セーフティボックス、人数分のティーバッグ(ホットチョコレートもあった)、無料ミネラルウォーターなどがある。バスタブあり。窓のない部屋が多い(正確にいえば、全くない部屋は少ない模様)ので、気になる人は部屋を指定しても良いだろう。見取図はここ
 無料の朝食券は人数分つく。
 エキストラベッドは$400。身長110cm以下の子どもは$100で食事付き。
 宿泊料は人数ではなく部屋単位なので、一人でも二人でも同じである。

 日本からこのホテルを予約する方法としては、楽天トラベルか直接予約がある(easytravelなどもあるけどね)。楽天トラベル経由だと日本語で予約出来るが、直接予約の方がわずかに安い場合が多いようだ。
 直接予約の場合は、チェックイン予定時間に注意。遅れると予約取り消しの場合もあるらしいので、多少遅めにした方が良さそうだ。

・標準單人房(Standard Single)
 一番安い部屋で、ベッドがセミダブル(通常のシングルより広め137cm)。日本のビジネスホテルと比べれば、この部屋でも遙かに広いので、一人で泊まるなら問題はない。二人で泊まることも可能のようだが、ベッドを追加するぐらいなら他のプランにした方が良い。
 料金は直接予約なら$1,600。ただし時期によって変わる(以下も同じ)。二人分の朝食券つき。
※料金が変わったようなので書き替えた。以下も同じ。

・高級單人房(Superior Single)
 ベッドが一般的なダブル(幅152cm)。基本的にここのシングル三タイプは、部屋の面積とベッドの面積で区分されているようだ。もちろん二人宿泊可能で、料金は通常$1,700で、二人分の朝食券つき。

首相大飯店
・豪華單人房(Deluxe Single)
 ベッドがキングサイズ(幅193cm)。derorenたちは毎回ここに宿泊している。とにかく広いぞ。
 二人宿泊可能で、料金は通常$1,800。1元3円計算だと、5400円だ。二人分の朝食券つき。

・雙人房(Standard Twin)
 ツインルームで、一般的シングルベッド(幅97cm)が二つある。通常は$1,800で、二人分の朝食券つき。

・三人房(Superior Twin)
 三人部屋という名前だが、実際は標準單人房サイズ(幅137cm)のベッドと、一般的シングルベッド(幅97cm)がそれぞれ一つあるだけなので、ツインルームの一種と考えた方が良い。小さな子ども連れ向きであろう。通常は$2,100で、三人分の朝食券つき。

・四人房(Deluxe Twin)
 これも四人部屋というのは微妙で、高級單人房サイズ(幅152cm)と標準單人房サイズ(幅137cm)のツインルーム。ファミリー向けで、赤の他人同士のグループ旅行で泊まると、いろいろ気まずいことになりそうだ。通常は$2,400。四人分の朝食券つき。

・商務套房(Business Suite)
 一部屋のみ。机やFAXなどがあるようだ。通常は$2,100で、二人分の朝食券つき。公式サイト曰く、稼働率が低いのできれいな部屋だそうな。ニントモカントモ。

・蜜月套房(Honeymoon Suite)
 一部屋のみ。新婚さん用の特別室である(参考写真)が、一般客にも宿泊を奨めている模様。通常は$2,100で、二人分の朝食券つき。


☆サービス
・朝食無料サービス
 バイキング形式で、一階フロントの横のスペースで食べる。なお、日中は飲み物のセルフサービスがあるらしいが、derorenたちは利用したことがない。
 使わなかった朝食券は、一枚につき冷蔵庫の飲み物一本と交換できる。derorenは一度しか交換していない。

・投幣式洗衣間(コインランドリー)
 全自動洗濯機と乾燥機が一台ずつある。どちらも一回につき$50必要なので、両方使えば$100となる。高いか安いかは人それぞれ。利用可能時間は午前8時から午後10時まで。洗剤はフロントでも買える(両替もフロントで)。
 なお、一台しかないので他の客に使われている可能性がある。
 安物のTシャツを乾燥機にかけたら縮んでしまい驚いた。別にホテルの責任ではないが、乾燥機を使うべきかどうか、洗濯物の中身をよく考えて選択すべきだろう(普段から乾燥機を使ってる人なら問題なさそう)。

・健身房(フィットネスルーム)
 台湾のホテルには欠かせない設備のようである。マッサージチェアもあるようだ(hashiは利用した)。宿泊客は無料で利用できる。

・微波爐(電子レンジ)
 客室フロアの服務台に一つある。宿泊すれば必ず通る場所なので、すぐ分かるだろう。製氷機もあるようだ(関心がないので見ていないが)。

・公用電腦(パソコン)
 フロントの近くに一台あるものは無料で利用可能。ただし中文ウィンドウズなので、持ち込めるなら自前の方が絶対に良い(コンセントは110Vだから、基本的に変圧器不要)。
 MacBookの貸出サービスもあるらしい(一時間100元、一晩400元)。やはり中文ウィンドウズだろうけど。しつこいが自前のPCが一番便利だ。

※以前は自転車を無料で借りることが出来たようだが、現在のホームページには記載されていないので不明。

☆その他のサービス
・両替
 フロントでも一応受け付けている。すぐそば(というか同じビル)に銀行もある。なおVISAクレジットカードがあれば、近くのセブンイレブンでキャッシング可能である(両替手数料と一ヶ月分の利子は大差ないと思われる)。

・コンビニ
 徒歩1分の距離(公園路と成功路の交差点)にセブンイレブンあり。

☆その他小吃
 阿憨鹹粥:サバヒー粥の超有名店。ホテルの前の公園路を北(セブンイレブンと反対方向)へ歩き、公園南路との交差点を左折して、次の信号(信義路)まで歩いたところ。ホテルの朝食を無理に食べるよりは、ここに通うことをすすめる。サバヒーとカキがたっぷりの粥(米の粒が残ったタイプ)はとにかくうまい。
 西羅殿牛肉湯:台南名物の牛肉湯(新鮮な牛肉に熱いスープをかけて食べる)の店。阿憨鹹粥と同じ通りの反対側にある。肉燥飯とセットで100元。これもうまいよ。
※公園南路は上の二店の他にも沢山の小吃店が営業している。
 榮興水果店:公園路と成功路の交差点、セブンイレブンの向かいの小さな果物店。その場でジュースを作ってくれる。季節によってはドラゴンフルーツもある。
 無名豆花:北忠街の(名前はともかく)有名な豆花店。ホテルからは阿憨鹹粥と同じく北へ向かい、最初の信号を左折してそのまま歩けば見つかる。うっかり通り過ぎないよう注意。
※北忠街を右折して西華堂方面に歩くと、朝食の店が何軒かある。

☆寺廟など
 西華堂 (一) (二) (三)
 阿憨鹹粥や無名豆花と同じ方向で、最初の信号を無名豆花と逆の右に曲がり、北忠街をしばらく歩けば着く。散歩先に最適。

 総爺老街(崇安街)・大銃街(自強街)
 台南の古い街並を見ることのできるエリア。首相大飯店からはすぐ近くで、阿憨鹹粥や無名豆花もエリア内と言って良い。詳しくは「台南の名所紹介記事 目次」から北区「崇安街や大銃街周辺」を見て、それぞれの記事を読んでおくれやす。



 とりあえずこんな感じで公開してみる。
 しつこいが、私はホテルと何の利害関係もない。そして仮に情報が間違っていても責任はとりません。

※2010.7情報修正
※2010.12情報修正(宿泊料など)
※2011.2主に写真追加

2010/01/06

首相大飯店の朝食(付タリ摩天楼)

首相大飯店
 いつの間にやら(でもないが)年も明けて、二度目の旅から五ヶ月になろうとしている。いい加減新しい話題に移りたいものだが、まだ記事にしていない部分があるし、次の台湾旅行は早くとも数ヶ月先である。
 そんなわけで首相大飯店。この写真のどこがと思うだろうが、左下の「Premier Hotel」に気付いてほしい。ホテルは「成功大厦」の7階部分なのである。

首相大飯店
 一階ラウンジから。左奥がフロント、その右に朝食バイキングが並んでいる(ほとんど見えないが)。雑誌も並んでいるが、ここに並ぶものはもちろん台湾の雑誌だ。
 客室へ向かうエレベーター脇には「なる台」や「マイタウン」(「マイシティー」ではなかった)も置いてあった。「マイタウン」なんて読む人いるんだろうか。

首相大飯店の朝食
 八月は二度朝食をとった。
 八八水災の直後で客も少なそうだし、食べておこうかなぁ……と思ったのもある。寝起きが悪くて外に出る気力が湧かないのが一番の理由だけどさ。

 中和洋(台湾の食事なので順番を入れ替えたぞ)折衷なのは、雑食性の我々なので当然だ。ともかく、免費(無料)の朝食としては十分すぎるはず。二人で1泊5000円(Web直接予約)だし、経営は大丈夫なのかと心配になるほどだ。
 まぁ最初の写真で分かるように、ビルの一部だけで営業しているから、ハードにかかる費用は多少割安なのだろう。ビルの持ち主と経営者が同じならば、マンションやテナント(日本人向けのバーなどもある)からの収入もある……と、何の話をしているのだ。

首相大飯店の朝食
 これは8月15日。毎日少しずつメニューは違う。
 決してディープな台南は味わえないが、たぶん台湾のビジネスホテルらしさはあるはず。

自由の女神
 なお、最初の写真の立ち位置で後ろを見たら、摩天楼の女神がいた! なんでやねん。