2010/06/18

西華街(凹月斗仔)と冬瓜茶

西華街(凹月斗 仔)
 華西街は桂林路を挟んで南北にアーケード街が続いている。一般に華西街夜市と呼ばれる場所だが、別に夜だけ営業しているわけでもない。
 写真は桂林路の北側。この辺はかつて「凹月斗仔(「月斗」で一文字)」と呼ばれていた。すれ違うのにへそがこすれるほど狭いという意味のようだが、日本時代に拡幅された。

 それにしても「月斗」は、日文フォントはともかく中文フォントにも存在しない。まぁ異体字の類なんだろうが。

西華街(凹月斗仔)
 この辺は清代の末期には、既に娼婦の街として名を馳せていたという。
 日本もここを遊郭として整備し、国民党政権もそのまま引き継いだ。1998年に台北市政府が娼婦の排除をうち出してから13年ほど経った現在も、どことなくその名残りは感じる。客層がちょっと違うし、あからさまに同伴と分かる男女もいるし。

 まぁともかく、未だに台湾旅行=買春ツアーだと思っている人たちには、懐かしさを感じる場所なんでしょうな。そういう人たちは基本的に台湾を見下しているから、そもそもこのブログの読者にはならないだろうが。

西華街(凹月斗仔)
 毒を吐くのはほどほどにしておこう。 
 ともかく、腹は減ってないしイマイチな雰囲気だったので、飲み物だけ購入。店の名前は不明だ。
 台北では珍しく冬瓜茶とあるので買ってみたが、今まで飲んだ冬瓜茶の中でも微妙な部類。黙って青草茶でも選べば良かったのかも知れない。

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