山林事務所・台南州庁・台南州会に囲まれた駐車場を歩いていると、「重慶寺」の看板を見かける。2009年5月の初台南で見かけて、いったいどんな寺なのかと思ったわけだが、手元の資料が増えていっても、一向に登場しないのが気になっていた。
で、ここは山林事務所の西側の路地だ。
奥行きのある、あまり寺っぽくない建物が重慶寺らしい。右奥の緑のビルは台南州会である。
路地は非常に狭く、正面から写真は撮れない。
それにしても、壁に書かれた「慈悲」が妙に気になる。どうもここは開元寺や法華寺のような雰囲気ではなさそうだ。
非常に圧迫感のある景色だが、まぁこれは指摘しても仕方のないことなので、足を踏み入れてみる。
この写真を見せられて、なんの宗教かと聞かれたら、まぁ仏教じゃないかなと答えるだろう。その意味で不自然というわけではない。けれど、どことなく雰囲気が違うなぁ。
そして本尊を拝拝。内部は大観音亭や萬福庵と似ていて、仏教寺院というよりは台湾的な民間信仰の場に見える。
とはいえ、そういう部分と壁の「慈悲」なんかが噛み合わないのも事実。なぜだろうと堂内を眺めていくうちに、我々は違和感の理由を突き止めた。
たぶん誰も興味ないだろうけど、その辺の内容は後編で。
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