2011/08/07

八八水災から間もなく二年

 逡巡しながらも旅行を強行してから、間もなく二年ということでもある。
 まさかあれ以上に酷い災害が、日本を襲うとは思いもよらなかった……けれど、災害の大きさを比較しても意味はない。いずれにせよ、被災地に穏やかな日々が戻ることを願うのみ。

tomopee
 相変わらず台湾旅行どころではない我が家は、五ヶ月tomopeeがついに離乳食を口にした。
 そうなのだ。今tomopeeを台南に連れて行くとすれば、離乳食問題も浮上するわけである。白粥なら首相大飯店の朝食にもあったけど、旅行時にどの程度の粥が食えるかは定かではない。

 まぁ、そういう心配はもう少し具体化してから考えよう。


首相大飯店
 おまけ。二年前の8月12日の朝だ。場所は首相大飯店だ。
 八八水災のニュースを見るつもりでテレビをつけたら、日本で地震が起きていた…という一枚で、「台南のホテルでも日本のテレビが見れるぜ~」という小ネタ用に撮った。従って何も狙ったわけではないが、今になって見返すと何とも言えない画面である。

2011/07/23

Firefoxとアドオンを駆使して台湾のサイトを読もう

tomopee
 tomopeeは三ヶ月検診を無事に終えた。いつも機嫌がよけりゃいいけど、サイレンがきついぞ(近況終わり)。


 derorenはたぶん一般人よりは多少は漢字に強い。なので、台湾の現地ホームページやブログを読むことに抵抗はなかったりする。
 そもそも台湾の現地サイト自体、旅行するより遙か以前から閲覧していた。台湾新幹線絡みの情報を集めたりしてたものでねぇ……。
 その頃は、自分が高鐵に乗車するとは夢にも思わなかった。

 プロフィールにも書いてある通り、私は飛行機が大の苦手だった。最初に国内線(大阪-宮古島)に乗った時は、遺書を書いたほどだ。
 台湾には有村の船で行く方法も存在したけど(今はもうない)、私は船酔いの激しさにも定評があった。かつては大阪から那覇まで何度も船で往復したものだが、いつも絶食状態でふせっていたぜ(そこで諦めて、念仏を唱えながら何度か飛行機に乗ったぜ)。

 まぁつまらない身の上話はさておき、台湾という国は、日本からの駐在も少なくないし、観光客も非常に多い。従って日本語だけで情報を集めることも、ある程度は可能だ(旅旅台北みたいなポータルサイトもある)。しかし、残念ながらそうした情報は偏りがある。
 台南情報がまとまった量で存在する日本語サイトなんて、ウチを含めても数えるほどしかない。しかも、それらは個人サイトなので、旅行に必要な情報が網羅されているとも言いがたい。日本語にこだわっているようでは、ディープな台南に分け入ることなど不可能なのだ。

 当ブログのアクセス解析を見る限り、内部の記事を熱心に読んでくれる方は少なくないけれど、そこから外部のサイトへ移動する割合は、極めて低いようだ。
 それはまぁ、大多数のネットユーザーはリンク先を見ないという一般的傾向からすれば、当たり前なのかも知れない。

 ただ、ウチの訪問者はけっこう滞在時間が長い(実は以前、某学校サイトのホームページ運営に関わった経験があるけど、その某学校よりウチの方が直帰率は圧倒的に低いんだぜ)。
 そんな優秀な訪問者であっても、外部サイトを見ないのだから、それは外部サイトを見ることへの抵抗があるからだと分析できる。そして、抵抗を感じる理由は外部サイトの質ゆえではなく、日本語ではないというただ一点にあることも容易に推測できる。
 当たり前だが、台南グルメに関してなら、現地ブログの方が圧倒的に上なのだ。

 そんな皆さんにはぜひFirefoxとアドオンを使って、異言語への抵抗を減らして欲しいと思う。
 他のブラウザがどうかは知らないけど(私はネスケ→モジラ→不死鳥→火狐派である)、Firefoxはうまく使いこなせば便利なものでござるよ。


 現在、derorenのブラウザには次のアドオンが入っている(台湾サイト関係)。

・East Asian Translator
 ページ上で範囲指定した文章を、右クリックで翻訳可能。エキサイト翻訳を使っている。くだけた文面の場合は精度に難があったりするけど、雰囲気を知る程度なら助けになる。

・ImTranslator
 同じく右クリックで翻訳できる。あらかじめ対象言語を設定可能なので便利。エンジンはgoogle翻訳。
※追記 google翻訳は非常に精度が低い。East Asian Translatorを薦める。

・Words-Chinese Pinyin Dictionary
 選択範囲の文字の北京語発音をピンインで表示する。

・新同文堂
 繁体字と簡体字を変換するアドオン。表示中のページをボタン一発で変換できる。


 最後の新同文堂は、台湾サイトだけを見るならあまり必要ないかも。derorenは大陸のサイトも利用するので、ものすごく利用価値があるんだけどね。
 要するに、オンライン翻訳をストレスなく使える環境を用意すれば、台湾のサイトを読むぐらいたいして難しくはない。機械翻訳の精度も、5年ぐらい前とは比較にならないほど向上したから、雰囲気はつかめると思う。
 そもそも、お店の紹介記事なんて、言語が違うだけでフォーマットは同じ。食べ物ならば写真もあるから、漢字がダメでもたいして苦労はしないはず。気楽に覗いてみるが吉だ。




 もちろん、機械翻訳に向かないサイトもあるよね。それこそウチみたいに、ひねった文面はなかなか対応できないわけで。わざわざ台湾からウチを訪問していただいている方々には、誠に申し訳ない限りでござる。
 「ござる」って付けただけで、機械翻訳は混乱するわけだ。「って」もまずいか。

2011/07/15

赤子連れ台湾旅行計画(二) 暑さの予行演習 その他小ネタ

tomopee
 旅行計画はまだ計画止まり。行ける目途が立たないと動きようがない。逆にいえば、目途さえたてば、そんなに滞りはしないだろう。なんたって、こんなブログの管理人だからね。

 今できることといえば、暑さ対策の実践である。写真は最高気温が36度の京都で撮ったものだ。
 勝手知ったるご近所なので、駅の待合室にエアコンが入っている、といった小さな情報ももっている。そもそも、お出掛けの大半はショッピングモールの中であり、外を歩いた時間は合計しても30分に満たない。なので、こんな御飾りの帽子でもどうにかなった。けどまぁ、この格好で台南を歩くのは厳しいだろう。
 とりあえず、写真のだっこひもとは別に、頭をすっぽり覆えるスリングを所持している。その辺を装着した上で、荷物を背負ってカメラを持って何ができるのか試さなくては。

 飛行機については、来月に実家へ帰省するので、そこで確認ですな。


 旅行云々とは別に、台湾関係の本をポツポツと読んでいる。
 最近読んでいるのは、鄭志明『神明的由来 台湾篇』(南華管理学院1998)とか。完全な学術書だけど、かえって読みやすかったりする。現代中国語のフランクな文体よりも、学術的な文体の方が、日本で習う「漢文」に近いからではないかと思われる。あとはまぁ、宗教学的な論理展開をある程度予想できることも大きい。難しいけどね。
 この本で得られた知識が、ブログに反映されるかどうかは分からない。けどまぁ、次の旅行に対する影響はあるでしょうな。

 加藤敬『童乩』(平河出版社1990)も、最近になって手に取った。
 というか、この本は出版された時に読んでいる。当時の私は金がなかったので(今もないけど)図書館で借りた記憶がある。面白そうな祭礼だなぁと思って、それっきりだった。
 実際に北港朝天宮を訪問した上で読むと、印象は全く違う。なんといっても進香団の写真集なので、載ってる写真の大半は「見たことがある」。その上で、目の前の熱気だけを追う加藤氏の素人臭さすら感じ取れる(もっとも、見た目のインパクトに惹きつけられるのは、信仰する当事者とて同じなのだが)。
 その上で、20年の変化の大きさも感じざるを得なかった。

 童乩や八家将の「身を削る」所作は、去年見た限りではずいぶんマイルドになっていた。目を背けたくなるような場面には特に出くわさなかったし。
 youtubeなどには1980年代の朝天宮媽祖の映像があったりして、あまりの雰囲気の違いに驚いた記憶がある。その辺の映像に比べれば、進香団のコアな部分に焦点を絞ったこの写真集は、それほど変わっていない。それでも、台湾の社会環境が、「身を削る」行為を排除する方向に変わっているのは確かなのではなかろうか。


 ついでに、最近の更新箇所。台南豆知識にネタを追加した。旅行者向けのネタじゃないので、マニアな方だけどうぞ。

2011/06/28

赤子連れ台湾旅行計画(一) お礼参りは可能か?

tomopee
 相変わらず頭がでかいtomopee。今はまだハイハイ前なので太めだが、台湾に行く頃には……どうなっているだろう。とりあえず将来は、両親に似ない花美男になってくれぃ(以上は近況報告)。

 さて、tomopee生誕及び現在までの成長へのお礼参りを兼ねて、台南旅行を計画している。現時点では日付未定。我々のスケジュールとtomopeeの状況如何で、秋になるか冬になるか断念するかは分からないけれど、いつでも行ける準備はしなければ、と思う。
 「お礼参り」を兼ねるということは、お礼すべき神々の居場所を、スケジュールに加えなければならない。
 もっとも、我々は大半の寺廟でお願いしていたのだ。すべてにお礼していたら、一週間でも足りないだろう。神々には実に申し訳ないが、勝手に厳選してみよう(厳選って言うな)。


★その手の神を祀る廟
・臨水夫人 臨水夫人媽廟 開隆宮 頂土地公廟
・註生娘娘 開隆宮 重慶寺(台北龍山寺 大龍峒保安宮)
・南斗 開基玉皇宮 天壇 三官廟

 これらのうち、南斗にはあまりお願いしていない(程度の問題だけどね)。ただし、玉皇宮と天壇は生後の祈願の場なので、それはそれで行くべきか。
 台北に行かない限りは、臨水夫人媽廟、開隆宮、頂土地公廟で良いかなぁ。


★熱心にお願いした寺廟
 熱心さを計るという発想自体が、神々に申し訳ない。しかし、どうしても厳選せねばならない時に、外せないのは開元寺、西華堂、祀典大天后宮である(北港朝天宮もそうだが、ちょっと無理だろう)。


 まぁ、ここまで挙げた寺廟なら数も少ないし、うち三つは首相大飯店から近いので、一見すると難易度は低そうにみえる。
 しかし、なんといっても熱帯の台南である。寺廟は開けっ放しで基本的に暑いという問題もある(開元寺には木陰があるけどね)。
 UV対策をいくらしようが、tomopeeの稼働時間はできる限り短く抑えねばならない。それに、授乳タイムも確保しなければならない。

 ホテルに徒歩で戻れる範囲以外については、百貨店(=授乳室)からの距離を考えてみる。
 開隆宮は遠東百貨(娯楽城)から近いが、娯楽城には授乳室がない。その代わり、新光三越(中山店)には辿り着けそうだ。しかしそれ以外はどうしようもない。
 というか、授乳室なんて新光三越(中山・西門)と遠東百貨(台南駅東)ぐらいしかないわけだ(一部スーパーにもあるらしいけど、設備がなぁ……)。
 ホテルからタクシーで向かい、テキパキと拝拝して、リミット前にホテルに帰還するしかなさそう。


 もう一つの柱である飲食関係は、別記事で考えてみる。果たして茶藝館には入れるのだろうか?(日本の常識から考えれば、迷惑行為だろうな)
 もちろん、医療関係とかもね。

2011/06/26

泊っていいのか?、の続き

 台南ガイドブックと非合法宿泊施設の問題の続き(前記事はこちら)。

 前市長の意向はともかく(というか、ガイドブックの中身なんて知らなかったろうが)、台南市のスタンスは、やはり非合法は非合法というものらしい。台南市観光局は5月13日に声明を発している(こちら)。
 首相大飯店のホームページでも、トップページに合法旅館業専用標識の写真が表示されるようになった。一番下の方なので、どれほどの人が確認するかは不明だけど、非合法施設が合法施設の経営を苦しめるということであれば、当ブログでもはっきり否定するのが筋だろう。

 台南市の声明にも書かれているように、合法宿泊施設の一覧は、市の観光サイト「台南好好玩」に載っている(こちら)。何も高級ホテルだけというわけではなく、一泊1000元以下の安宿やモーテルの類も含めた一覧である。
 非合法施設の中には、伝統的住居を利用したり、デザインに優れているなど、けっこう魅力的なものが多かったりする。単なる「安宿」ではないので、日本の観光客の目にとまる機会もあるだろう。
 しかし、そうした非合法施設のせいで我が常宿が苦しめられることは許しがたい。読者の皆さんも、非合法宿泊施設には絶対に泊らないようにお願いするぜ。

 たとえ日本人が経営していても、ね。

2011/06/18

泊っていいのか?、前市長!

 当ブログは、derorenが体験した場所だけを紹介している。従って、台南情報にはムラがある(具体的にいえば成功大学周辺など)。
 その気になれば手持ちの資料だけでも、その辺のガイドブックより詳しい紹介が可能だけど、体験していない内容を書くのは信頼性に欠けると思うので、書かないことにしている。

 もちろん、おのれの「体験」を無条件に信頼しているわけではない。というか、ウチを含めて、「体験」などそれだけでは何のアテにもならないのだ。
 本気で知ろうという努力を伴わない体験記なんて、未訪問者のコメントよりも価値がない。そうは思いませんか?


 世の中の旅行記にケンカを売るのはほどほどにしておくとして、体験した場所だけを紹介する場合、情報量が致命的に少なくなってしまうのが宿泊情報である。
 derorenらは、台南では首相大飯店の決まった部屋にしか泊まっていない。従って、首相大飯店の全容すらよく分からなかったりする。まぁビジネスホテルの全容を一宿泊者が把握できたら、それはそれで問題あるけどさ。
 台南旅行者にもそれぞれ都合はあるので、首相大飯店を選ばない人も当然いるだろう。derorenとしては、自分が首相大飯店を贔屓にする理由は示したので、あとは各自の判断で宿泊先を選べばいいのではないかと、ごく当たり前のコメントをしておく。

 ただし、泊まるべきではないと考える「宿泊施設」もある。
 少なくともderorenは、台湾政府の観光局が勧めない施設には、やはり泊まらないことを勧める。
 覚悟の上で利用した当人が、どんな事件に巻き込まれようと、それは知ったことではない。しかし、結局は台湾観光全体に悪影響が及ぶのだ。自己責任といって済まされはしないだろう。


 観光局が、絶対に宿泊しないよう呼びかけているのが、いわゆるレンタルルーム(日租套房)である。
 要するにマンションの一室をホテルの部屋のように使うもので、小綺麗なわりに安い。台湾で出版された一部のガイドブックには、広告が載っていたりするので、合法的な宿泊施設のように見えるが、許可されてはいない(というか、無許可で開業できちゃうのよね)。
 誰も監視していないマンションの一室なので、セキュリティに問題がある。そもそも部屋の合い鍵を使って、宿泊客が暴行されたなんて事件もあったらしいゾ。

 台湾といえば、20年ぐらい前に女子大生が高雄で殺されて、ワイドショーのネタになったなんてこともあった(とんでもない映像が流れたことで有名だ)。
 一人旅の人間が「台湾の人はみんな親切だ」と無防備に行動すれば、どこに泊ろうと深刻な事態に至る可能性はある。
 レンタルルームはまぁ、たまたま出会った人の家よりは安心だろう。しかしリスクが増えることにかわりはない。既に一部業者は日本語サイトすら作っているけど、絶対に泊まるべきではない。


 同じ理由で、ゲストハウスも勧めたくない。
 ゲストハウスにも、営業許可の出ている施設とモグリがあるらしいから、モグリは論外(日本人経営でも怪しいところがある模様)。
 その上で、盗まれてもいい荷物しかないなら、使ってもいいのかも知れない。ただしderorenは、火事になったら逃げられるだろうか?、とかいろいろ考えるので、泊まるつもりはない。窃盗のように明確な犯罪はさておき、寝たばこといったリスクについても、見知らぬ宿泊者のモラルに頼るしかない場所なんて、誰が利用するものか。

 ちなみに、日本のユースホステルは何度か利用している。ユースとゲストハウスは、似ているようで全く別物だ(ユースは沢山の窮屈な規則によって秩序を維持している)。
 施設の管理者次第では、ゲストハウスもそれなりの秩序は保たれるかも知れない。が、ろくな噂を聞かないゲストハウスを幾つか知っているので、辛口になっている。真面目に経営している人には申し訳ないが、まともな取り締まりのない台湾では、悪貨が良貨を駆逐するのも当然だと思う。


 営業許可が出ていても、本音をいえば避けたい宿は沢山ある。それは建物に対する信頼性の問題である。
 名前は出さないが、台北駅近くの某ホテルは、以前は非常に汚い安宿だった。しかし、大規模な改装によって、そこそこの値段の施設に生まれ変わっている……とだけ書けば、ポジティブに捉えることもできよう。
 しかしそのホテルは、大きなビルの一角で営業している。従って、改築工事がビル全体の強度にどのような影響を与えたかは定かでない。いや、恐らくは悪影響を及ぼしたのではないかと疑っている。
 derorenとhashiは、1980年以前に建てられたマンション(1981年に耐震性の基準が厳しくなった)に住むのが嫌になって引っ越しした経験をもつ人間だ(現在の住居は1997年完成)。
 まぁ数年前の某A歯事件で、日本の少なからぬホテルが営業停止に追い込まれたように、完成年度や外観だけでは強度なんて分からない。けどまぁ、素人でも推測可能なリスクぐらいは避けておきたいでしょ?


 ……と、ここまで読んだ奇特な皆さんは、まだ記事のタイトルに辿り着かないと苛立ちを隠せないのではあるまいか。リアルなderorenを知る者ならば、本題をなかなか言わない悪い癖が出ていると御立腹だろう。
 そろそろ種明かしをすると、タイトルの叫びは、最近購入したガイドブック『大台南72小時 這様最好玩』(墨刻出版2010.11)に対するものなのだ。

 このガイドブックには、合併した大台南市を二泊三日で旅行するプランが紹介されている。旧台南市内に関していえば不満もあるが、ライトなガイドブックとしてはそれなりの内容となっている。
 しかし、derorenとしては二つのポイントに突っ込まざるを得ない(要するに推薦できないので博客來のリンクも貼らない)。

 ツッコミポイントの一つ目は、巻末に見開きで載る台南市長のメッセージである。この「台南市長」は現在の大台南市の市長ではなく、民進党の候補者選びで負けてしまった旧台南市長だったりする。
 大台南市を紹介するガイドブックで、出版翌月に退任する旧市のアンタがなぜしゃしゃり出ているのかと言わずにはいられない。いや、確かに出版時点での「市長」はアンタしかいないけどさ(derorenは赤嵌楼で長々とスピーチを聞かされたので、出しゃばりなのは織り込み済み)。
 
 そしてもう一つが、日租套房の問題だ。
 この出版社のガイドブックは、以前に買った台北のものでも日租套房だらけだったが、このガイドもグレーゾーンもしくは真っ黒な施設が載っている。最近流行りの、民家を改造したタイプの宿泊施設も沢山紹介されているけど、これは許可を受けているのだろうか?
 そんな疑問を抱きつつページをめくった最後が市長の顔なのだから、タイトルの台詞を吐きたくなるのも当然ではないか!


 観光局の注意喚起とは裏腹に、大台湾旅遊網のような旅行ポータルでも日租套房は肯定的に扱われている。
 台中市が日租套房査察小組を作って取り締まるというニュースも流れているが、これも営業を停止させる方向ではなく、どちらかといえば安全という御墨付を与えるためではないかと思われる。
 まぁそもそも、台中というヤクザな街の話なので、真面目に取り締まるとも思えないけどネ。


 結局、derorenとしては「やっぱり宿泊はやめた方がいいのでは」としか書けない。自分が避けたい施設を推薦するのは不誠実なので、ね。

2011/06/11

最強の小吃辞典『慢食府城 台南小吃的古早味全記録』

tomopee
 予防接種の注射も何のその。tomopeeは、まだ見ぬ台湾を夢見る3ヶ月だ。航空料金が安いうちに(乳児でも無料ではないが)旅行する魂胆だろう?、と陰口をたたかれないように、じっくりプランを練らねばならんなぁ。
※現時点ではっきりしているのは、8月末までの出発はない、ということ。てなことで近況報告終わり。


 王浩一『慢食府城:台南小吃的古早味全記録』(心靈工坊2007.6.26)は、台南の小吃を七つに分類しつつ紹介する内容。例によって通販の方法はこちら
 「節令祭饌篇」では、台南の年中行事で食べる料理を、春節、上元……と取り上げる。そして、関連する食べ物を扱う有名店を紹介している。「伝奇麺食篇」は担仔麺などいわれのある料理を紹介、「経典米食篇」は伝統的な米食…といった感じで、台南の多彩な小吃を知ることができる。
 牛肉湯など漏れもあるが、数量的には最強の部類といえる。

 もちろん堅苦しさは全くない。料理によっては簡単なレシピも分かるし、台湾の料理に興味のある人も楽しめるだろう。
 地図も観光地と小吃店が網羅されており、かなり使える。ただし実際に使用する場合は、コピーをとるのが無難だ。
 そもそもこの本は写真たっぷりな代わりに重いので、街歩きで持ち歩く用途には向かない。旅行前に計画を立てるために利用し、地図のコピーだけ持ち歩くのが妥当だろう。

 このガイドは、私が買った時点で44刷を重ねているので、かなりのベストセラーである(少しずつ刷ってるんだろうけどね)。
 台湾=台北な人には、府城小吃のポテンシャルを知る良い本だと思う。オススメだ。