2011/07/15
赤子連れ台湾旅行計画(二) 暑さの予行演習 その他小ネタ
旅行計画はまだ計画止まり。行ける目途が立たないと動きようがない。逆にいえば、目途さえたてば、そんなに滞りはしないだろう。なんたって、こんなブログの管理人だからね。
今できることといえば、暑さ対策の実践である。写真は最高気温が36度の京都で撮ったものだ。
勝手知ったるご近所なので、駅の待合室にエアコンが入っている、といった小さな情報ももっている。そもそも、お出掛けの大半はショッピングモールの中であり、外を歩いた時間は合計しても30分に満たない。なので、こんな御飾りの帽子でもどうにかなった。けどまぁ、この格好で台南を歩くのは厳しいだろう。
とりあえず、写真のだっこひもとは別に、頭をすっぽり覆えるスリングを所持している。その辺を装着した上で、荷物を背負ってカメラを持って何ができるのか試さなくては。
飛行機については、来月に実家へ帰省するので、そこで確認ですな。
旅行云々とは別に、台湾関係の本をポツポツと読んでいる。
最近読んでいるのは、鄭志明『神明的由来 台湾篇』(南華管理学院1998)とか。完全な学術書だけど、かえって読みやすかったりする。現代中国語のフランクな文体よりも、学術的な文体の方が、日本で習う「漢文」に近いからではないかと思われる。あとはまぁ、宗教学的な論理展開をある程度予想できることも大きい。難しいけどね。
この本で得られた知識が、ブログに反映されるかどうかは分からない。けどまぁ、次の旅行に対する影響はあるでしょうな。
加藤敬『童乩』(平河出版社1990)も、最近になって手に取った。
というか、この本は出版された時に読んでいる。当時の私は金がなかったので(今もないけど)図書館で借りた記憶がある。面白そうな祭礼だなぁと思って、それっきりだった。
実際に北港朝天宮を訪問した上で読むと、印象は全く違う。なんといっても進香団の写真集なので、載ってる写真の大半は「見たことがある」。その上で、目の前の熱気だけを追う加藤氏の素人臭さすら感じ取れる(もっとも、見た目のインパクトに惹きつけられるのは、信仰する当事者とて同じなのだが)。
その上で、20年の変化の大きさも感じざるを得なかった。
童乩や八家将の「身を削る」所作は、去年見た限りではずいぶんマイルドになっていた。目を背けたくなるような場面には特に出くわさなかったし。
youtubeなどには1980年代の朝天宮媽祖の映像があったりして、あまりの雰囲気の違いに驚いた記憶がある。その辺の映像に比べれば、進香団のコアな部分に焦点を絞ったこの写真集は、それほど変わっていない。それでも、台湾の社会環境が、「身を削る」行為を排除する方向に変わっているのは確かなのではなかろうか。
ついでに、最近の更新箇所。台南豆知識にネタを追加した。旅行者向けのネタじゃないので、マニアな方だけどうぞ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 コメント:
コメントを投稿