2009/09/20

花園夜市の義大利麵鐵板

銀河碼頭
 前回の旅で、忘れられないインパクトを残しつつも店名が分からなかった牛排。詳しくはこちらを見てもらうとして、今回はリベンジを誓って店を探した。
 そして、あっさり見つかった。
 私は何の迷いもなく、空いている席へ向かったわけだが、相方はかなり渋っていた。どうやら相方は牛排があまりお気に召していなかったらしいぞ(いや、そんなことは知っているぞ)。

 で。
 店の名は銀河碼頭西餐だった。確認したら、ちゃんと前回も写真を撮っていた。うーむ。

義大利麵鐵板
 前回と全く同じ、義大利麵鐵板をオーダー。酥皮濃湯もちゃんとある。相方もぶつくさ言いつつしっかり食べた。
 せめて豚や鶏を頼めばニセモノ臭が薄れるだろうが、私は牛排が好きだ。日本進出したらヒゲ張より早く撤退するだろうが、私は牛排が好きだ。義大利麵といいつつ絶対にパスタじゃない麺も大好きだ。
 これが食えただけでも十分満足した夜市であった………(意味もなく余韻)。

花園夜市で胡椒餅

花園夜市
 花園夜市へ出掛けたのは8月13日。この時点では安心してタクシーに乗ることが出来た。
 何が安心って?
 水災で夜市も中止されているんじゃないかと、初日の夜なんて不安でしょうがなかったのだ。本当は武聖夜市に行きたかったが、警戒心が働いて一日延びてしまったのだ(武聖は13日にはやってない)。

胡椒餅
 拍子抜けするほど普通にやっていた夜市。
 そこで食べたものは順次紹介するが、今回は胡椒餅にもチャレンジしてみた。

 以前から写真では美味しそうなので狙っていたのだが、台北の龍山寺近くの店には行けず(忘れていた)、台南市内では郊外にしかないらしく機会がなかった。
 屋台なので石窯じゃないけど、まぁいいや。一つ買って、ホテルへ帰還した。

胡椒餅
 で、断面図。
 知らない人のために解説しておくと、胡椒餅は「餅」といってもパンの類である。台湾でパンは麺包なので、一応は別物という扱いなのだろうが、食べた感じもパンそのもの。
 ちょっと固めで歯応えのあるパンの中には、胡椒のきいた餡が入っている。日本の観光客が気に入るかは微妙なところ。石窯だったらもっとうまいのかも知れない。

台南「小吃」観光の可能性(一)

 2009年に我々は突然台湾へ行こうと決めた。それも、台北をすっ飛ばして台南へ、二度にわたり八泊も費やして、次もまた行こうかなんて考えている。
 基本的に我々はそろって飽きっぽいので、そのうち興味は変わるかもしれない。逆にいえば、以前の興味とも、きっと何らかの共通点があるに違いない。以下の文章は、そうした興味から過去を振り返るものである。

 台南行き直前のブームは、さぬきうどんの食べ歩きであった。
 hashiの故郷が香川県なので、以前からうどんは食っていたが、本格的に食べ歩いたのは二年前のこと。麺通団の本も買ったし、山越、田村、やまうち、松岡、中村(弟)、須崎、上戸、SHIRAKAWA、清水屋など、有名どころを網羅した。ポッドキャストで「うどらじ」すら聴いた。
 そんな旅と台南の共通点ははっきりしている。台南は街中に「小吃」店があって、食べ歩きの巡礼ができる。一つ一つの店は安いのも共通している。朝だけの店から夜市まで、開店時間もまちまちだから、攻略法を練る楽しみもある。

 しかし台南「小吃」は、「うどん」という枠にとどまる(ばらずしや稲荷はあるが)さぬきうどんツアーより、遙かにバラエティに富んでいる。しかも、事実上自家用車利用が前提のうどん屋巡りと違い、小吃店の大半は歩ける範囲にある。
 今でも香川に帰省の際には万難を排してうどん屋に寄るけれど、やはり台南「小吃」の魅力は勝っている。車をもたない我々にとっては、現地にさえ辿り着ければ台南の方が遙かに便利ですらあるのだ。

2009/09/16

台湾府城隍廟(四) 城隍爺と扁額

台湾府城隍廟
 多忙につき、アリトル更新で失礼。
 今さらのように城隍爺。確かに若くはない。

台湾府城隍廟
 この扁額は、昭和の年号入りということで掲載。
 ちなみに、かつての台南市には高砂区高砂町という地名があった。

2009/09/15

台湾府城隍廟(三) さわやか城隍廟

台湾府城隍廟
 陰廟だの何だの言っても、府城隍廟はそれほど暗さを感じない場所のように思える。
 地蔵菩薩も煉瓦造りのオサレな屋敷にいるよ。

台湾府城隍廟
 さわやかな屋根。
 水害の直後だが、よく晴れている。もっともこの日はまだ昼過ぎに雨が降った。

台湾府城隍廟
 どうにもまんが日本昔ばなしである。

台湾府城隍廟
 ビーバーか何かに見えたりもするが、たぶん違う。

台湾府城隍廟
 廟の一番奥には、こんな広場がある。
 オサレな東屋で一休み。なんてさわやかなんだ。さわやかというか、暑かったけど。

2009/09/14

耕讀園 大樂新館(台南市安平区)

耕讀園 大樂新館
 安平から鄧老師養生館へタクシーを飛ばした我々は、もう目的地も近い交差点で妙な建物を発見した。
 何気なくタクシーの窓から撮影した先が、台中の茶藝館「耕読園」であったことに、まず相方が気付いた。その時点で、マッサージ後の行き先が決まってしまったらしかった。

耕讀園 大樂新館
 この店は鄧老師養生館から西へ向かい、カルフール(家樂福)のある交差点を渡ればすぐである(養生館とは反対側)。
 市役所や議会の近くだし、いかにも接待向け施設って感じがするのだが、まぁ積極的に拒絶する意志もないので、二人で足を踏み入れる。
 なお、この先の写真はカメラの設定ミスでザラザラなのでご勘弁。

耕讀園 大樂新館
 入口すぐの畳の間。
 もっと奥にいろいろ席があったようだが、面倒だし畳であぐらかくのも悪くないので、さっさと席は決めた。この写真の向かいなので、一応我々の席からは中庭が見えた。
 ガイドブックによく載っている台中の店は、中庭に池があって……という景色であるが、この店舗もそういう形になっている。池といっても、さして趣向が凝らされているわけでもないし、せっかくの雰囲気のあるテーブルはボロボロに汚れている。期待して出掛けると、いろいろ残念な部分もあるだろう。
 まぁテーブルが汚いのは、大半の客が火鍋を食うから仕方ない。茶藝館に工夫茶だけを求めるのは日本の観光客だけ? そこまで断言は出来ないが、この日も真夏なのによそのテーブルは火鍋らしかった。

 なお、この支店のブログはこちら。本家のホームページもあるのだが、実はトロイの木馬をインストールする不正サイトに認定されてしまっているので、紹介はやめておく。実際、ページを開くとウイルス警告が出るので、開かない方が良さそうだ。

耕讀園 大樂新館
 飲み物は高山青茶と決明子茶。どちらも微糖。
 決明子茶はきっと厳しい味だろうと、あえて頼んでみた。薬くさいが、それほど悪くはなかったので、何となく健康になりたい人は試してみては。


 手工水餃(100元※2009.8.14現在)。台南的には安くないが、とりあえず頼んでみたら意外にうまかった。ちょっと気分が盛り上がる。

耕讀園 大樂新館
 蛋炒蘿蔔糕(90元)。大根餅を卵で炒めたもの。ピリ辛。
 これもうまい。あまり当たり外れのなさそうなメニューだけど。

耕讀園 大樂新館
 綜合滷味(150元)。夜市でもなかなか手が出なかった滷味にチャレンジ。
 これが実にうまい。じっくり味がしみていて、しかし日本のおでんとは全く違う風味。いや、食べた時の感じもおでん(関東煮)そのものなんだけど、味付けが台湾風味だ。

 正直言って期待出来ないのでは?、と思っていた味が、総じて悪くない。
 言いたくはないが、日本のありがちなチェーンの居酒屋と大差ない雰囲気なので、嬉しい誤算だった。

耕讀園 大樂新館
 勢いで頼んだ小籠湯包(50元)。これは感動するような味ではなく、むしろ最初の水餃子の方が良かった。期待しすぎなきゃいいんだけど。

 結論からいうと、無理に観光客が行くべき店ではないが、何日かあるうちの一日としては悪くない。それと、屋台を敬遠するような向きに、屋台っぽい料理を食べさせるには良い。雰囲気の良い衛生的な店内で食事をする店である。
 念のために書いておくけれど、基本的に茶藝館とはメシを食う店であって、たまに工夫茶を飲む客もいる程度だと思った方が良い。ネットでめぼしい茶藝館の記事を見ても、茶を飲む記事はほとんど見かけないが、ちゃんとメニューにはある。
 まぁ我々が今回食べたすべての金額と、梨山烏龍茶一両がほぼ釣り合ってしまうのだ。家で飲める現地人が、そうそう頻繁に飲むわけがないだろう。各地の耕読園の支店は、けっこうな割合で閉店したり模様替えしたりしている。台南の景気が回復しないと、この店も危ないかも知れないなぁ……などと、やたら現実的な感想ばかりで申し訳ない。

 いやまぁ、支払い時にオマケで石鹼もらったので、本当はもっとしっかり宣伝しなきゃいけないのだが。みんなで行こう耕読園。なんちて。

2009/09/12

台湾府城隍廟(二) 府城三大名扁と門神画

台湾府城隍廟
 素食のついで、というわけでもないが、二度目の訪問となった府城隍廟。
 まずは前回載せられなかった「爾來了」から。府城三大名扁と一般には呼ばれるものである。八月の旅では、「了然世界」以外は見たぞ。

 ところでこの意味だが、「お前はここに来たな!」てな直訳で、城隍神の前へやって来た覚悟を確認しているぐらいの解釈で良いのだろうか。
 なお県城隍廟は「爾來了麼」だが、最後の一字はいわゆる助字だから、意味は同じだろう。

台湾府城隍廟
台湾府城隍廟
台湾府城隍廟
台湾府城隍廟
 門神画は潘麗水の作。西華堂と同じということになるが、西華堂よりくたびれている。「保存」ではなく実際に門神として立っている以上、仕方がないのだが。
 まぁ、そのうち修復されて、突然鮮やかな姿になっているのだろう。

台湾府城隍廟
 刑具である。算盤といいこれといい、とにかく分かりやすく現世の裁判所を冥界に持ち込んでいる。まぁそもそも城隍神自体が官僚化しているのだから当然のことか。
 城隍神についてはもっと学ばねばと、いろいろ本を漁っている。日本の道教関係の書では、あんまり台湾の話がないのが残念。もちろん、そうは言ってもちゃんと調査はされているようだけど。