2012/09/04
海山館(一) 修復が終わった外観
安平に残る清朝時代の遺蹟の一つ、海山館。
以前に訪問した時は、修復工事のため外観しか覗けなかった(その時の記事はこちら)が、再公開という情報を聞いたので、出掛けてみる。
緑釉花磚窗(窓)は変化がないが、他は塗り直されて鮮やかになった。
正面に向かう。ここは道が狭いので、全体を写真に撮るのは難しい。まぁ、何だか安っぽいボードが置かれているのは分かるだろう。
安平でも著名な劔獅の一つ。
ちなみに、海山館は二つの建物が並ぶ構造で、門も二つある。劔獅はこちらにしかないが、中央の門にあたるのはもう一つの方である。
そのもう一つの門がこちら。門自体はこちらの方がカッコイイ。
劔獅は門を入った先で睨みをきかせている。要するに、門を入ってきた悪鬼の類を追い返すわけである。
門の先を塞ぐように壁が造られる例は、沖縄でもよく見る。悪鬼の類は直進しかできないとされているから、壁ではね返すのだ。平安京の方違えなんかも、そういう発想から来ていることは、読者の皆さんもご存じかも知れない。
で、ここにもいろいろ置かれてあった。
せっかく清朝の古建築を修復したのに、余計なもので隠さなくともいいのでは……とderorenは思う。まぁしかし、デフォルメキャラで売り出さないと、今どきのナウでヤングな若者にはうけないという認識なのだろう。
このノリは内部にも及んでいるので、修復部分と合わせて(二)で紹介する。
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