2011/10/23

万福寺普度勝会を見学する(四)

万福寺普度勝会
 放生会に向かう一行。
 放生を行う池は有料エリアの外側にあるので、見学すると中に戻れない。なので我々はいったん祭礼現場を離れて、万福寺の他の堂宇を巡っていた。そうして一巡すると、ちょうどこの行列に出会ったわけだ。おかげで、どっかの新聞社よりいい構図で撮ってしまったぜ。

万福寺普度勝会
 まぁ新聞社などどうでも良かった。ともかく船は池に到着。
 日本的なお盆の時期だったら、いくらかでも蓮が咲いていたかも知れないが、未熟な実ばかりの中途半端な景色だ。きれいな人の眼には蓮華が見えているのだろうか。

万福寺普度勝会
 供物と船をアップで。
 すぐに読経が始まったし、カメラをもった部外者などderorenしかいない状況なので、基本的には遠巻きに眺めていた。

万福寺普度勝会
 これらの供物は、池にばら撒かれるわけではなかった。まぁ当たり前か。
 麦ばかりで米がないのはなぜだろう。台南でも、こういう時は「パン」だよね。

 儀式としては、読経が行われ、参加者が池の端に降りて線香を供えて祈る形。その間、傍らではささやかな爆竹も鳴っている。tomopeeは初爆竹でびっくりしていた。何も知らない一般客が巻き込まれて、もっとびっくりしていた。derorenは、爆竹は箱ごとやらなきゃダメだろーと心の中でツッコんでいた。

万福寺普度勝会
 そうして流された船は、風に揺れながら蓮の葉の間を移動していた。ちゃんと船になっていることに妙な感動を覚えつつ、我々の見学は終わったのである。南無阿弥陀仏。


黄檗新生市場
 帰路は黄檗名物のアーケード街を通ったゾ。六地蔵のモールが壊された今、奈良線沿線では屈指の破壊力を誇る暗黒商店街だ。
 ちなみに、日曜の午後3時半に開いてる店は二つだけだったが、その片方はなんとケーキ屋である。我々はそこでシュークリームを買って帰った。というか、黄檗駅前で食ってしまった。普通にうまかったのよね。

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