2009/06/07

富盛號


 いよいよ台南滞在時間もリミットを迎える。しかし何か食わねばならない。そこでテイクアウトにチャレンジだ。
 ちょうど目の前には、碗粿の有名店の富盛號があった。行列が出来ているけれど、この程度ならどうにかなるのでは……と並ぶことにする。


 しかし、ことはそう甘くない。碗粿とはお碗に盛った材料を蒸して作るわけだから、品切れになれば次の蒸し上がりを待たねばならない。
 さらに、店内で食べる客もいるし、予約客もいる。見た目はそれほどでもない行列がなかなか捌けず、二度の蒸し上がりを目の前で見送る羽目になった。まぁ時間はどうにかなったから別にいいのだが。
 ……というか、せいぜい待ったのは二十分弱である。もっと早く食べたければ、店内で椅子に座るのが良い。


 タクシーで高鐵台南駅まで移動、ホームでとりあえず食べることに。


 中身はこんな感じ。ちなみに、タレは自分でかける。
 モチっとした感触で、甘すぎずしょっぱすぎず、なかなかの美味。人気があるのもうなづける。でも、こんなQQばかりじゃ台南人のアゴが退化するぞ。

2 コメント:

  1. ガイドブックでおなじみの名店。
    だけど、このあまりにパッとしない見た目のせいで、正直、とくだん食べたいとも思っていなかった。まあ、素朴な味わいの郷土料理って感じぃ?
    と、タカをくくっていたのである。

    ところが一口食べるや、転迷開悟。
    すみませんでした。めちゃくちゃうまいっす。
    とくにこの、ピリ辛のタレがなかなかのくせ者。
    夢中で無言でぱくつきました。

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  2. 最終日に水仙宮付近を選んだ理由の一つは、富盛號をはじめ有名店がいくつかあったから。
    でもこの味は確かに予想外だった。次はスープも一緒に食わねば(ただし、ビニール袋のスープにはどうにも抵抗が……)。

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