2012/05/27
祝三多廟
台南神学院を過ぎ、東門路の側道を歩く。既にこんな感じになっていて、高架からは全く見えない位置にある。
写真の奥で、側道は行き止まり。その先は台鐵の線路ということになる。ただ、歩行者用の地下道はあるのでご心配なく。
ともあれ、観光客ならなるべく歩きたくないこの側道に、小さな廟を見つけた。
八協境祝三多廟。ちゃんと観光案内板も立っているゾ。
ここは土地公廟で、まさしくこの地域の地主神といったところ。案内板によれば、1717年の創建で、1843年にここに遷ったそうな。
しかし、こんな地味な廟だが、derorenは一応廟の名前だけは知っていた。どういう経緯で知ったのか全く思い出せないけれど、名前が特徴的なので、一度聞いたら忘れないよね。
非常に小さな廟。拝拝中のじいさんの頭が写ってしまった。申し訳ない。
祝三多とは、三つの何かが多いことを祝福する、という意味。その三つとは多福、多寿、多子、つまり福が多く、寿命が長く、子だくさん。従って、日本のマスコミが使う決まり文句、「無病息災を願って」みたいなものだ。
土地公は人々にとって最も近い神だから、剥き出しの現世利益の対象となるのは必然といえる。ただ、土地公廟に臨水夫人が祀られたりする理由は、やっぱり「多子」なんだろうなと、今さらのように気付かされた。
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