2009/11/09

安北路の朱さんの冬瓜茶

安北路の朱さんの冬瓜茶
 古意劍獅を見た我々は、そのまま老街を抜けて安北路に出た。
 すると、渇きに渇いていた我々を待ち受けるかのように、冬瓜茶の文字だ。

安北路の朱さんの冬瓜茶
 躊躇なく買った中杯は、あっという間になくなった。この店は全く無名のようだが、有名店に引けを取らない味だと思う。15元のためにわざわざ行く必要はないけど、老街を歩いてのどが渇いたら飲んでみるべし。
 なお、この安北路をそのまま東方向に歩けば安平蚵灰窯文化館である。我々は安平歩きの最後に、そこを訪れたわけである。
※写真に加工してあるのは、そこに誰かが写っていたため。確認したら、全ての写真に写っていた。

 安平 朱 古早味冬瓜茶專賣店

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安平の劍獅と辟邪物


 安平といえば辟邪物である。市内の観光地で売られている『台灣的民俗辟邪物』(安平古堡、赤崁樓、延平郡王祠で見かけた)を買って、ガイドでも確認してから歩き回った。
 が、これがなかなか見つからない。暑い夏の午後に探しまわるのは厳しいかもしれぬ。

 まぁともかく、これは「八卦大極」。蜘蛛の巣みたいなやつで、ここにもあった


 泥棒避けとも言えるが、こういうのも辟邪物ではあるらしい。


 突然現われた古い壁。
 何かいるぜ。


 これは義行劍獅と呼ぶそうな。蠣殻で造られたかなりカッコイイヤツだ。せっかく保存されているので、ぜひ拝みに行ってくれ。

 余談になるが、見つからない剣獅の中には、民家の隙間でそもそも見れないヤツとか、既に取り払われたものもあるらしい。
 さらに、オランダ時代の城壁かといわれていた「梳妝樓」が数年前に壊されてしまったというニュースも確認した。手元のガイドブックに載っている古蹟すらも、民間所有であればそういう目に遭ってしまうわけだ。
 かといって、この壁のように本来の役割を果たさず取り残されているのが良いのかどうか。辟邪物は実際に家を護るから意味があるのも、また否めないところだ。


 そんな幸せな劍獅を、ようやく見つけた。
 これを見ることが出来た我々は、心置きなく安平老街をあとにした。それぐらい歩き回った。


 古意劍獅と呼ぶそうな。これはもう芸術品だ。
 まぁ三十分ぐらい迷えば、たぶん見つかるはずなので、ツアー客が自由時間に探すことだって不可能ではない。安平に行ったらとにかく老街をぐるぐる歩こう。

 なお、剣獅についてはこんなブログがあったので紹介する。出掛ける前に予習するもまた良し。

湖北文賢壇と陳公黨宗祠

湖北文賢壇
 二つまとめたのは、どちらも説明するほどの内容がないからだ。
 湖北文賢壇は、この写真以上の何もなし。

陳公黨宗祠
 陳公黨宗祠は、そもそも工事中で中に入れなかった。

陳公黨宗祠
 まぁ中に入れたとしても、何も置かれていないので空しいだけのようだったが。

陳公黨宗祠
 インターネッツでこんな記事を見つけた。正直あまり興味はない。

2009/11/08

台南旅行者にオススメのウェブサイト(2009.11版)

 derorenの台南日記は、量だけはあっという間に増えてしまった。いい加減、このふざけたタイトルもどうにかすべき、との意見もあるほどだ(長州力っぽくていいタイトルだけどね)。
 ただし、ここまで充実させるに当たっては、さまざまな書物やホームページを参考としている。とりわけお世話になっているものについて、改めてここでまとめてみようと思う(過去に紹介済のものも含む)。

 なお、現地サイトについては適宜機械翻訳を利用するのが良い。おすすめはエキサイト翻訳firefoxであれば、アドオンの「East Asian Translator」を使って簡単に和訳が読める。


◎日本語サイト(企業)
旅々台北
 基本的に台北の観光案内だが、台南特集もあるし、台南のホテルの予約も受け付けている。掲載店からお金をもらって広告記事を載せる台北ナビよりは、遙かに信用がおける。「便利商店日和」は必見。最近始まったスタッフブログもなかなか面白い。自分が学生だったら(無茶だな)バイトしたいなぁ、と思う(一応、私はガイドブックの取材のバイト経験あり)。

※台湾関係のポータルサイトはいくつかあるが、まともに情報が更新されているのはこの旅々台北ぐらい。どうも台湾企業はウェブ上に最新情報を公開するという意思に欠けるきらいがあるが、残念ながら日本語で運営されている方面でも似たようなものだ。くれぐれも古い情報を掴まされないよう気をつけよう。
 なお台湾高速鉄道については、旅々台北も使えないぞ。直接公式サイトで時刻と運賃を確認しよう。できれば日本語ではなく中文で見るように(日本語では最新ニュースが表示されない)。


◎日本語サイト(個人)
台南・ダイアリー
 かつて台南に駐在していたkool_tada氏のブログ。台南のグルメだけではなく、習俗・習慣の記事があって勉強になる。derorenのホ~ムペ~ジは、このブログを一つの目標としている。

※台南旅行者のブログは多数あるが、大半は食べ物しか書かれていない。後述する現地ブログに比べた場合、日本語で書かれている以外にはアドバンテージがないので、特に薦めない。
 観光地紹介記事ではデタラメが目立つのが残念である。もう少し調べて書けよと言いたくなる。世の中の大勢は、旅行先の正確な知識なんて求めていないということなのかも知れないが。


◎台湾現地サイト(企業)
大台湾旅遊網
 台湾の旅行情報サイト。一部記事のみ日本語版もあるが、機械翻訳に毛が生えた程度である。
 台南については「大台南旅遊網」から各地区の記事を探せる。観光地の紹介文は読む価値がない。飲食店の半公式サイトみたいな紹介記事が重宝する。地図もあるし。

府城観光
 台南市ホームページの一部。観光ガイドに載っている名所古蹟はほぼ網羅されている。日本語なのもポイントが高い。必見。安平については安平港国家歴史風景区が同様に利用できる。
 なお、どちらも最新情報を得たい場合は中文サイトを開くこと。日本語版は、台南市のトップページすらまともに更新されていない。

自由時報
 台湾の新聞社。どちらかといえば国民党寄りではないらしいので利用している。災害時ぐらいしか読まないけど。

食尚玩家(youtube)
 「食尚玩家」はTVBSのテレビ番組で、取材した内容を雑誌としても発売している。derorenはこの雑誌を台湾から直輸入で買っているが、テレビについてはyoutube頼りである(スカパーのチャンネル大富で放送してるけど、さすがにあのチャンネルは高くて金を払えない)。
 浩角翔起(お笑いコンビ)、莎莎(一応はアイドルなのかな?)、2MORO(双子)が順番に司会をつとめるなかで、一押しは浩角翔起。ちなみにあくまで芸人としての評価であって、行き先や食事の内容についてではないよ。


◎現地サイト(個人)
不來恩&倫
 台南在住の方による、主にグルメ日記。台南の店を知るには必見の内容で、けっこう辛口だったりする。「奉茶」の火鍋がボロカスに書かれているぞ(私はあそこで火鍋を食べていないので真偽は不明)。

倫敦男孩 台南美食
 ニュースサイトからの転載記事も多いのだが、「食記」のカテゴリーには台南のグルメ記事が満載である(上はそちらへのリンク)。不來恩&倫に比べるとあっさり目の内容。

北部人吃台南美食網
 名前の通り。まぁ内容については特にコメントなし。

沙拉麵@田園生活
 こちらも特にコメントすることはない。

amy&anthony的網路日誌
 現在は台北在住のようで、日本大好きな方のブログ。少し情報が古いが、かつての日記には台南グルメが紹介されている。個人的には日本訪問記も面白い。けっこう金をかけて、マニアックな旅をしているようだ。というか、酒田に来てるぞ! 実はここなんて、deroren実家のすぐ近所だ。はっきり言って、海外から客を迎えるような店ではないと思うが。

周小旺的生活
 大阪に留学していたらしい台南人のブログ。8月某日の記事で、derorenのホ~ムペ~ジを紹介していることが判明したので、あえてこちらからも宣伝してみる。ちなみに9月の記事によれば、伏見稲荷やら金閣寺やらに出掛けているようだ。derorenは伏見稲荷から30分以内の場所に住んでいるが、どうでもいい話だ。


 後日、紙媒体編を予定しておく。どっかで整理しておきたい。

2009/11/04

安平海頭社魏宅

安平海頭社魏宅
 文龍殿からはすぐ近くにある小さな邸宅。
 ここはしかし、市定古蹟となっている安平老街きっての屋敷、安平海頭社魏宅である。元々はもっと文龍殿に近かったようだが、日本統治時代の大正年間に移築されたらしい。
 民進党市長誕生後にここは古蹟指定され、数年をかけて修繕されて現在の姿になったそうだ。

 で、ここはいわゆる「単伸手」住宅。正庁(家の中心。写真の場合は奥の部分)と一つの伸手(正庁に対して、写真の右手前に伸びるオマケのような部分)で成り立っている。これが安平の典型的な住宅だったという。

安平海頭社魏宅
 横から見る。正庁の右側にある細長い門は円光門(側門)といい、装飾が凝らされたりする。
 屋根の一番高いところがちょっとうねっている。これを硬山馬背という。で、端の波状の部分(最初の写真が分かりやすい)は規帯と呼ぶ。

安平海頭社魏宅
 門の奥には囲牆(中庭)があり、正庁の門の上に門額が見える。

安平海頭社魏宅
 門額は「景星慶雲」。その下の蜘蛛の巣みたいなものは、これも辟邪物である。

海頭社文龍殿

文龍殿
 安平老街の最深部。とはいえ、安平老街は面積にしたらほんの小さな場所でしかない。通りを突っ切るだけなら十分とかからないだろう。
 ここでは、どれだけ迷えるかが鍵だ。実際、我々はここを何度となく通ったぞ。写真を見返しても、少なくとも三度ここが写ってるし。

文龍殿
 駐車場の壁みたいなものだが、劔獅が描かれている。2007年に造られたばかり。
 劔獅は安平伝統の辟邪物である。老街をぐるぐる巡る中には、この劔獅探しが含まれている。特集を組むほどは見つけられなかったけど、まぁそのうちに記事にする。

海頭社文龍殿
 清府千歳を祀るそうだ。

2009/11/02

安平老街でぐるぐる――壁面観察

台南市安平
 安平の午後は暑い。石畳の道に、この白っぽい壁がやたらとまぶしいのも一因だと思う。
 この壁はゴロゴロした石と煉瓦が混じっている。補修した結果かも知れないが、高い煉瓦を最小限に留めたのかなぁ、とも想像する。ともかく、この雑然とした感じが台南、特に安平には目立つ。

台南市安平
 これは比較的煉瓦が多め。

台南市安平
 日本の石垣のようにシダがアクセントとなっているが、どこか違う。
 どこかというか、全然違う。

台南市安平
 石のようにも見えるのは、珊瑚である。まぁ軽石みたいなものだといえばそうなのだろうが、なんというか大宇宙の歴史すら夢想してしまいそうな壮大な壁である(本当か?)。