昨今は仏典ばかり読むようになって、しかも台湾新幹線絡みで現地のブログを読んだりもしていたので、海外に行くなら台湾しかない、と思っていた。
しかしまぁ、私は飛行機が苦手だし、金がかかるし……、ということで延び延びになっていたわけである。
転機がどこにあったのかは判らないが、まぁ金の面はどうにかなりそうだし、GWの予定もないしちょうどいいや、と台湾旅行の話をしたのは2月であった。南京町の春節に出掛けた後、何となくそのまま盛り上がっていたのだ。
その時点では台北で故宮を見たり、九份や土林夜市にでも行こうか、という程度。マナカナの台湾旅行番組の録画を見直して、まぁこんな感じかなと考えたわけである。
その意味では、本当の転機は台南を行き先に決めた時なのだろう。
台南を検討するきっかけは、かの有名なブログ「台南・ダイアリー」だった。
それはたまたま魯肉飯について調べた時、魯肉飯と肉燥飯の違いを紹介している記事として、某所から飛んだのだが、それぞれの記事の面白さに読みふけってしまった。特に開元寺の話と、そこで素食を食べさせてもらった話にはかなり心を動かされたわけである。
ちなみに、飯代を浮かせたいわけではないので念のため。その昔、日本の台湾系寺院で食事をごちそうになった記憶が蘇ったのである(その食事自体は必ずしも「おいしい」とは言いがたい部分があったけれど)。
調べてみると、台南は歴史的建造物や寺院が多く、しかも飯もうまいらしい。歌舞伎町でよく食った排骨飯や牛肉麺も捨てがたいが、紹介される小吃を是非とも食べねばならぬ、と盛り上がって、気がつけば台南が行き先に加わっていた。
しかしまだこの時点では、台南は行き先の一つだったわけである。
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