2016/09/10

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第10話

 この話を見たら、残り3話。しかし先が読めない展開だ。




※以下はネタバレ
















 凜雪鴉と殤不患はあっさり協力。まぁそうだろうとは思ったけど、先週ラストのうなり声は何だったんだよ。今さらあんな詐欺をかまされるとは。
 無生のシーンはファン向けサービスシーンと言えなくもない。確かに、あれで不患が忍びこめたことの説明もつくし。

 頭巾で化けるのは笑ったぜ。これで、メイキング(本編前の0話)に出ていた人形の正体が分かった。
 ただし、雪鴉が不患を真似るのはともかく、逆はどう考えても無理だと思うのだが。どうなることやら。

 もう一つの問題は、捲殘雲だ。
 兄貴に幻滅して縁を切り、惚れた女を助けに来たというのは分かりやすい。しかし、笛なしで下りる算段を、彼独りしか知らないならば、次回予告にあの二人はいないだろう。
 考えられるのは、捲殘雲が兄貴の命で丹翡を騙しているか、捲殘雲の行動を二人に察知されているか、そのいずれかだろう。兄貴に従うふりをしつつ丹翡を救う、という可能性もあるか。

 で、不患の刀はなんなのさ。

2016/09/05

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第9話

 大きく話が動いた第9話。全編名台詞。そして………。




※以下はネタバレ













 無生が……。
 これ以上ない最期だったと言えるが、やはり残念。
 負けると分かったから負けてみたいという論理は、tomopeeには分かるような分からないような。いや、いずれにせよ共感はできないけど、「剣の道は必然の探求」がぶれなければ、そうなるしかない。案外、息子もその辺を感じとるのでは、と(親バカ気味に)期待。
 そもそも、無生の格好良さは、あの理解しがたい矜恃込みだったはずだし。

 対して株を下げたと評判の狩兄だが、彼の台詞があってこそ、無生の行動が際立つわけで、むげに非難はしたくない。あの身もふたもない言葉は、一見格好良く見える江湖のアウトローの真相。「正派」が覇者を巡って醜く争う『笑傲江湖』そのものだ。
 あちらの人々が狩兄を不羣呼ばわりするのも、ある意味の栄誉であろう。

 というか、本当に不羣である可能性も、まだ残っている。
 今回のような危険なパーティに、金銭で誘われたって普通は断わるはず。最後に出し抜いて剣を手に入れ、真の最強剣士になるような結末だってアリだな。そこまでやってこその偽君子というものだ。

 まぁ、あの狩兄の述懐は、真の英雄好漢になれなかった自分に対する悔恨である可能性もある。その場合、なれなかった真の英雄好漢になろうとする局面はありそう。
 盗みの対象が覇者の気風である以上、狩兄も単なるこそ泥の協力者ではないのよね。

 とりあえず次回が待ち遠しい。
 絶対的剣信奉者と、剣は道具に過ぎない派が対決する。その上で、まずは元鬼鳥と不患の関係がどう変わるか見物だ。

2016/08/31

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第8話まで

 一家で観賞中の「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」。hashiおよびtomopeeの一番人気は殺無生。幼児が最も憧れてほしくない職業の人だぜ。
 まぁ仮面ライダーにしても、実質は似たようなものだから(最近は神になったり幽霊になったりロクな目に遭わない)、深刻に考えるようなことではないのかも知れない。無生は、人殺し以外は好人物なわけで(ツッコミ無用)。


※以下はネタバレ妄想。読む価値はない。


















 鬼鳥の素性は予想通り。というか、蔑天骸や刑亥や無生が既に散々口にしていたわけで、あくまで不患と丹翡(ついでにケンちゃん)が知らなかっただけだ。
 「掠風竊塵」から泥棒以外の何かを想定するのは難しい。
 唯一はっきりしたのは、不患は凜雪鴉に用があって東幽に渡ったわけではない、ということか。まぁ無生に「聞いたことは?」と尋ねられた時点でほぼ確定していたが。

 掠風竊塵がどのような怪盗なのかは、次回以降明らかになろう。
 まず、狩雲霄が仲間に加わった理由。彼は怨恨なしに、しかも怪盗と知っていながら助力している。ここ3回、狩雲霄が不患を疑う場面が続いているのは、彼自身に対する疑念から目をそらさせるためだろう。
 この点は、次回にも語られるのでは。少なくとも、ケンちゃんが疑問に思うはずだし。

 掠風竊塵の過去の仕事に関しては、まぁその辺で語られるとして、問題は今回の任務である。
 まず、彼は不患と丹翡を裏切ったわけではないだろう。二人を戦わせた理由は、彼が言う通りだし、丹翡の意識をもうろうとさせて捕えさせたのも、やはり丹翡を助けるためと解釈できる。
 不患がついていれば、牢屋からの脱出はできるし、魑翼の扱い方も教えたので逃げられるだろう。

 まぁ掠風竊塵は、ある程度は計算しつつ、出たとこ勝負でやっている感じ(その辺はルパン三世に似ているといえば似ている)。
 7話で不患を試した際は、本気を出さないメンバーに同調しつつ、不患が腹を立てて単独行動に出ることを予測したはずだ(まさしく無策無謀がならわしの男だと、視聴者も承知している)。
 その時点で魑翼を手に入れる確信があったかは分からないが、あそこで別行動をとれば、無生との約束は反故になる。先に書いたような丹翡の保護も、無生らが同行していれば却って困難になろう。

 いずれにせよ、今度は蔑天骸も「仲間」に加えて、ひとまず山を下りるはず。そうして鍛劍祠に着いて何をするのか。不患の役目はここでの、にわかには引き受けがたい何かだろう。
 ここ数回の雰囲気で、登場人物はあまり死なないような気がしてきたので、「自分を斬れ」的な役目ではなさそう。素直に考えれば、天刑劍を折ることだろうが……。


 もう一つ、不患の素性も少しは見えてきたような気がする。
 地下牢にいた経験あり、剣に迷った経験あり。そして「俺が選んで俺が斬る」と言う台詞は、かつてそうではなかったことを意味していよう。となると、たとえば王に雇われた暗殺者みたいな像が浮かぶ。
 鬼歿之地を越えるのは、そうした過去の自分に対する擬死再生儀礼なのかも。
 まぁ魔方陣からはじき出されたことによる「実は死人」説も、現時点で否定するだけの根拠はない。私はそうは思わないが。

 不患の実力論議も面白い。狩雲霄、刑亥と無生の会話は噛み合っていない。少なくとも無生は、不患が戦いに消極的なのを知っているし、もっと言えば不患も手抜きをしていたと認識していよう(二人が手抜きをしていたことは、不患も知っていたはず)。
 まぁその辺の「俺は知ってるぜ」ニュアンスが、無生の「不患」呼びだったのでは。その腕を評価しない相手を下の名で呼びはしないだろう。

 そんなこんなで、くだらない妄想がはかどる快作なのでみんな見ようぜ。
 念白の、中学生漢文って感じのノリと言い、良い意味でガキ臭い世界だ。誰が一番強いだろうなんて、恥ずかしい議論ができる。現時点で一番強そうなヤツにちゃんと目をつける、我が5歳の息子もほめておきたい。

2016/08/06

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第5話まで

 日台合作の「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」は、早くも5話まで放送。残り8話しかない。
 毎回、実質24分ほどがあっという間に過ぎる。あの緊張感は、アニメでは出ない気がする。明らかにアニメ寄りのキャラであっても、実写の画面で対峙しているという点が大きいのかも知れない。
 動画サイトでだいたい扱っているので、今からでも見てほしいものだ。



※ネタバレ















 5話の見所はサシで呑む場面に尽きる。よくよく考えれば無茶苦茶な内容を自信たっぷりに語る殺無生は、一方で殤不患に関する重大な情報を聞き出している。
 とりあえず斬るが信条の殺無生が、「生前」の殤不患に出自を問うのは、もちろん彼を好敵手と認めたからだし、それまではぐらかしていた不患が答えたのも同様。その後の経過も含めて、名場面だった。

 殤不患が西幽の出身であることを知る者は、現時点で恐らく二人。鬼鳥は少なくとも感づいていようし、事前に知っていた可能性も(現時点では)否定できない。
 その上で、本日時点での最大の謎は、その鬼鳥が殤不患に求める役目ということになる。あの言い方からして、通常ならば殤不患が必ず断わるようなことだろう。ただし、いざその場面になれば、引き受けると確信していることも間違いない。

 すぐに思いつく役目、つまり「蔑天骸を倒す」は、たぶん違う。そんなことを秘密にする意味はない。
 天刑剣の使用に関する役目というのは、ありうる。少なくとも、鬼鳥が丹翡のために動いているわけではないことは確実だろう。ただし現時点では情報が少なすぎて、それ以上は推測しようがないが。
 ちなみに、蔑天骸も天刑剣の本当の価値を知っているはず。刀剣コレクターというのは、所詮は目眩ましの情報と思われる。玄鬼宗は頭と配下との力量の差がありすぎるので、配下に真意は伝わっていないだろう。

 もう一つは、誰かの殺害。丹翡の殺害は、殤不患が受けるとは思えないのでナシ。ありうるのは鬼鳥自身の殺害依頼か。
 もちろんその場合は、鬼鳥が殺されなければならないという理由が、明確に説明される必要がある。現時点では全く説明不可能だが、今後の展開次第ではゼロではあるまい。

 あとは殤不患の旅の目的が、どのように明らかになっていくかであろう。急いでいたはずの彼が、鬼鳥につき合っているのは、単なる「義理」からなのだろうか。
 まぁ、そんな妄想も楽しいので早く第6話が見たいゾ。ただし、お盆の帰省のために、リアルタイムで見れない……。

笑傲江湖の思ひ出

 「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」を見ていると、かつて我が家が武侠ブームだった頃を思い出す。まだ台湾に行く予定もなかった2006年頃だ。
 当時、CSで「笑傲江湖」を放送していた。もちろん李亜鵬版である。巷では賛否両論だったらしいけど、私は彼が演じる令狐冲がとても楽しかった。江湖の好漢のイメージは、今も彼が演じた姿だ。


 ……とはいえ、それしか見ずに一番と断定するのもどうか。原書の日本語訳も読んだ上で、当時見ることのできた他の令狐冲と比較しても、やはり李亜鵬じゃねーの、と思う。
 まぁ古いバージョンはそれ以前に、全体的に暗い。武侠ドラマそのものが暗さをまとっていたし、どうしても陰陽(正邪)の対比から衣装が黒か白になるという構造的な問題もある。
 中央電子台の笑傲江湖は、その辺をようやく脱したものだったのよね。

 令狐冲を比較するとか言いつつ、以下はほぼ令狐冲なしだが、当時見た映像の一部など。

 たぶん、今となってはレアな1984年チョウ・ユンファ版。これは小師妹と寧中則の母子である。derorenは先に苗乙乙で見てしまったので、小師妹の垢抜けなさに驚いた。

 もっとも、チョウ・ユンファ版の凄さは衣装ではないだろう。
 ここに映っているのは曲洋。言わずと知れた「笑傲江湖」演奏シーンなのだが、琴から何やら光線が発射されている。

 こちらは劉正風。
 ちなみに、この場面で流れているのは琴でも簫でもなく、チープな電子音なのだ。

 両者の音色はさまざまな光線となって、洞窟を破壊する。
 そもそもこの洞窟に、両者は空を飛んで入ってくるのだ。

 現在「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」を見ている人ならば、今さらこんな三十数年前の話をする理由も分かるだろう。
 そう、人を斬ると爆発するような布袋戯の世界も、こうした武侠ドラマの歴史を見れば必然の流れなのだ。「笑傲江湖」作者の金庸は、こうしたメチャクチャな映像化に腹を立てていたようだが、だから原作重視で、とはいかなかった模様。

 だいいち、東方不敗を女性が演じたこと自体、原作からすればあり得ない話。まして、東方不敗と令狐冲の交流など、あるわけがない。
 しかし映画でそれをやったら当たったものだから、2000年のシンガポール版、そして最近の新笑傲江湖と、令狐冲の浮気相手みたいな役割が定着している。シンガポール版は、もちろん兜をかぶっているゾ。

 1996年の呂頌賢版は過渡期という感じ。1984年版のように無茶苦茶ではないが、地味だ。
 これは思過崖に行けと命じられる場面と思われる。

 シンガポール版は、すっかり明るいノリだ。といいつつ、冲霊剣法の場面なのだが。
 このシンガポール版では、東方不敗が「トントクーニャン」と呼ばれて終始登場する他にも、いくつか原作との大きな相違点がある(エンディングが原作通りのドラマはほぼ皆無なのでさておく)。
 藍鳳凰と田伯光をくっつけたのは何なんだよ、と今でも納得できない。


 まぁそんな昔話はさておき、「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」は面白いぞ(おそらく別に記事を書くだろう)。グダグダに終わるという武侠モノのお約束さえ回避できれば、言うことなしだ。

2016/07/29

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」放送中

 金曜夜に第4話が放送される「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」。公式な略称は「サンファン」らしい。いまいちピンとこない……というか、続編が作られた時に困るような気がするけど、まぁ私に実害があるわけでもないので深く追求はしない。
 内容は今のところ上々の出来。昨今耳にする機会がなくなった時代劇のセリフが懐かしい。「これはしたり」なんていつ以来だろう。
 来年には小学生となってしまうtomopeeに「言語道断!」と叫ばせたいものだ(その昔、週刊少年宝島に連載された「ゴンゴ」を思い出せるのは私ぐらいではあるまいか)。





※ネタバレ風味











 とりあえず回をおうごとに胡散臭さを増す鬼鳥さんだが、この饒舌は殤不患の問題を隠すものでもある。
 そもそも蔑天骸を倒すだけなら、敵の本拠地に乗り込む必要はない。敵の側からやって来てくれるのだから、自分たちに有利な地で待てば良いのだ。
 もちろん、七罪塔攻略についても、鬼鳥が語る範囲で考えるなら、これまでだって実行できたはず。要するに、殤不患というパーツを得なければ実現できない何かがある。しかし、当の殤不患が聞き役というかツッコミを担当するので、肝心な点、つまり殤不患は何をするのかは不明なままだ(蔑天骸と戦う予定だと言われればそれまでだけどね)。

 殤不患は東離の常識を知らず、そして何か急ぎの用があった。殤不患が分断された西幽の者であろうと推測するのは容易である(そうだと断言できるわけでもないが)。
 その上で、このストーリーの目的は、東西分断の解消だとも推測している。殤不患は神誨魔械を手に入れたら使うだろうし、使ってすることは「壁の撤去」なのでは。
 もっとも、仮にそんな方向の話ならば「次のシリーズをお楽しみに」で終わりそうだ。

 まぁ妄想はこれぐらいで。
 24時間以内に否定されるかも知れないし。

微風台南その後

 
 河原町丸太町の台南料理店「微風台南」。4月末に初訪問となったわけだが、既にその後3度食べに行っている。都合がつく時に、昼食先として通えるというのは魅力的だ。
 値段の方は、紅焼牛肉麺が800円+税(この店は外税なので注意)。牛肉麺は現地でも結構高いから、この値段なら頑張っているのではあるまいか。ディンタイフォンよりはずっと安い。


 写真のように、一応は雞肉飯なども頼んだけど、基本的に牛肉麺ばかり。
 牛肉麺は台南料理なのか、と言われれば首をかしげるが、食べたいのだからしょうがない。


 三回分の写真をあげてみる。同一メニューだが見た目の印象は異なる(4度のうち1度は、カメラを持っていなかったので写真がない)。


 6月頃の写真。


 最新の牛肉麺。誰が盛りつけたかという問題もあろう。

 念のために言っておくが、ここの麺はまさしく台湾のそれなので、コシがなく長さも短い。ゴロゴロと大きな牛肉は基本的にダシガラだし、もちろん八角と香菜で彩られている。「台湾ラーメン」のノリで訪問すると痛い目に遇うだろう。
 derorenは、そういうものだと思って食べている。刀削麺タイプの牛肉麺だったら、コシの問題はだいぶ解決できるわけだが、この麺こそが台湾風味だ。
 どうせなら、この麺をパスタのように扱う夜市の「ステーキ」にも挑戦してほしいなぁ。あの得体の知れない肉も、たまに食べたくなる。

 宣伝になってるのか怪しいけど、営業が続くよう応援したい。
 食後に目の前からバスに乗れる(京都駅方面)立地も良いので是非。