北門の反対側に建つ郵便局。
今は一支局(一部は交通大学のキャンパスになっているようだ)に過ぎないが、日本統治時代の台北本局である。警察的な威圧感はないが、いかにもという建築だ。
……が、この姿は戦後にいろいろ改築された結果である。
まず正面の「台北郵局」ロゴの部分は、アーチ形の玄関であった。当時の姿は『台北古蹟偵探遊』で確認できる(ネットでも探せばあるだろう)が、この後に掲載する撫台街洋楼や中山堂と似たようなやつだ。ただしここのアーチは五段だ。
そして一番大きな変化は、元は三階建てだったことである。
似せてはあるが、明らかに四階だけ窓の形が違う。まぁそれでも増築としてはまだ良く出来た方か。
東門や南門の改築と違って、こちらは必要に迫られての改築なので、変化に文句を言っても始まらないだろう。どっかの熊本駅みたいな「四階みたいな壁」よりマシだ。
0 コメント:
コメントを投稿