2011/04/30

いろいろ仕入れてみたけれど…

 某大の図書館に行ったついでに、そこに所蔵されている台湾関係文献を物色。日本統治期の台南に触れたものも幾つか見つけたので、そのうちブログ記事に反映されるだろう。


 日本統治時代の資料は、当時住んでいた日本人の文、台湾人が書いた日本語文などを見つけて読んでいる。それぞれの資料の性格は、まとめて書けるものではないので、紹介する機会があればその時に書くつもり。

 地図も複数見つけたが、『大日本職業別明細図』の台南にはいろいろ考えさせられた。
 これはシリーズ物で、当時の「日本」各地の商店が載っている。表面の地図に対して、裏面には業種別の一覧表があり、住所や電話番号が書いてあるわけだ。
 それはいいけれど、台南が誇る百年老店の類が一切載っていない。じっくり見てみれば、ほぼすべてが日本人経営の店である(台湾人が日本名を名乗っている可能性も若干はある)。寺廟の欄もあって、開元寺(当時は日本の曹洞宗に属していた)や開山神社は載っているが、天后宮など在地の廟は一切ない。要するに台南から台湾色を完全に消し去った地図なのだ。

 今にして見れば、妄想としか言いようのない奇怪な地図。まぁそれこそが、植民地政府が造り替えようとした理想像なんでしょうな。

2011/04/27

GWの台南

ホウオウボク
 今年ももうすぐGWである。derorenはtomopee(with hashi)の元へ国内旅行(笑)だが、台南にいかれる皆さん、楽しんできておくれやす。中央気象局の予報によれば、まずまずいい天気のようだし、日本でいうところの真夏日らしいし、うらやましい限りでござる。

 気分だけは台南ということで、2年前の写真を並べてみたぞ。去年も行ったわけだが、2年前の写真の方が今のderorenには新鮮なので、あえてこだわってみた。読者には無意味なこだわりだ。
 上の写真のホウオウボクは、以前にも書いたように近代の台南を象徴する木。孔子廟周辺や安平などで見かけるよ。

プルメリア
 プルメリアも花盛り。安平古堡に立派な木がある。台南運河の畔でも見かけたし、たぶん街を歩けばどこかで咲いているだろう。

サンタンカ
 上二つと比べると地味なサンタンカ。まぁ日本でも見かけるので、台南ならではの景色ではないけどね。

花園夜市
 まぁ、いくら花がきれいだねーとか言っても、最後はコイツの前に群がるんだけどね。

2011/04/23

あなた、今夜はマヨブラジオよ

 中身のない記事なので、タイトルでふざけてみる。
 まぁともかく、マヨブラジオが台湾特集をやっていた。たぶん先週で終わったけど、ついでなので今夜も見ようぜ。derorenはビデオ録画するけどね。

※録画で見たので一週間違ってしまった。要するに、先週分(十六日深夜)を見逃したことにさっき気付いたのだ。全く面目ない…(-_-)

 知らない人のために説明しよう。マヨブラジオはラジオという名のテレビ番組だ。
 昨今は人気芸人となったブラックマヨネーズが、商品やイベントを紹介しながらだらだらしゃべる番組で、その宣伝部分が関西ローカルなのでよみうりテレビのみで放映されている。深夜の若手芸人番組は、イベント情報と組み合わせるパターンが多いのだ。いい加減、宣伝部分を切り離して、他局にも売ればいいと思うのだが(「水曜どうでしょう」の初期もこのパターンだったよね)。

 で、四月のマヨブラジオは、番組三年目突入記念ということで台湾旅行中だったりする。小杉と吉田のグループに分かれて、夜市でメシ喰ったり(二日深夜)、龍山寺周辺や九份を歩いたりしている(九日深夜)。ダイアンの西沢が日月潭に一人で向かっていて、その顛末は十六日深夜に放送された模様。
 台湾情報としての目新しさは特にないけど、まぁなんだかんだ言ってもブラマヨの番組は安心して見れるので、ほどほどに薦めておく。というか、当ブログとして言いたいことは一つだけだ。
 次は台南に行けよ! なぁ?



※なお、画質を問わなければ某tube辺りで見れるみたいよ。
 というか、終了後の記事になってしまったので、今から見たい人はそれしか手段がない。derorenも探して見るだろう。
 お詫びの意味で初回のアドレスをコッソリ。
http://www.youtube.com/watch?v=jN05D-R3IOE

 最初の状態で読んでしまった方にはお詫び申し上げる。
 言い訳すると、今月は頻繁に遠距離移動を繰り返していて(理由はtomopeeの件)、週末の記憶が曖昧なのでござる。だからといって、ビデオには日付が入ってるのだから、間違ったらマズイのよね。反省。


※追記
 昨夜の放送を見たけど、いきなり川田アナ降板とは。
 あの公開不倫中継みたいな雰囲気が良かったのになぁ…。

2011/04/17

そのうち絶品好茶も飲むぜ

絶品好茶
 前の記事で触れた「絶品好茶」。かつてプロ野球でも名を馳せた(というほどでもないか)味全の商品なので、台湾のコンビニで普通に買えるだろうが、日本では珍しい。せっかくなので、まだ台湾未体験のtomopeeに触らせてみたぞ(この写真は離れてるけどね)。
 ただし、残念ながらtomopeeはまだ生後40日なので、このお茶が飲めない。やむなくderorenとhashiが代行してあげたぞ(余計なお世話だ)。
 一口飲むと思い出す、台湾新幹線の車内。ああ、これは台湾のペットボトル烏龍茶だ!

 街歩きしている時は、ペットボトル飲料を買わない(ホテルのミネラルウォーターを持ち出すか、スタンドで買った茶を飲む)。従って、乗ってしまえば退屈な700Tの座席や、タクシーの座席や空港の待合室の記憶しか蘇らないのがやや残念である。
 とはいえ、日本でこの味と再会できたのは素直に嬉しい。台湾旅行の予定のない人にはオススメだ(旅行予定の人なら、現地で半額で買えるので勧めない)。


 なお、tomopeeの乳児湿疹はだいぶ目立たなくなった。手タレ、足タレからの卒業は近い……かも知れない。
 いやまぁ、ウチはあくまで台湾旅行のブログだから、無理に紹介する必要はないけどねぇ。

2011/04/11

林商店と台湾物産館

南京町
 台湾旅行をしていない上に、tomopee出現やら某学会準備やらで、ここしばらくはバタバタしてばかり。
 そんな中でも、一応買い物はしているから、ちょっと紹介してみる。

 上は神戸の南京町。3月2日の夕暮れ近くである。春節が無理だったので、せめてどこかで行こうと心に誓っていた私は、都合をつけてやって来たわけだ。
 人通りの少ない南京町は、実は初体験だったりする。初体験しても、何の値打ちもないけどさ。

林商店
 食料品の店や雑貨屋を一通り覗いたけれど、どこも変化なし。昔ながらの「いかがわしさ」で売ろうとする雑貨屋は、二度目には飽きる。屋台メシも、台南の名店並みにうまくなければ食わないぞ。
 その意味で、冷凍モノが出ない安心感だけはあるのが、某肉まん有名店。やはり行列はなく、一人だったので初めて中の席で食べた。が、これもイマイチだ。

 冷静に考えれば、わざわざここまで来る理由はないんだよなぁ。

 ……が、しかしだ。
 deroren的には南京町唯一の光明といえるのが、林商店である。最近は若い主人が店に立つようになっているけど、台湾物産はしっかり売られている。いや、幾つか、今まで見かけなかった商品も増えていた。
 台南がルーツの林商店。南京町で行く価値のある店は、たぶんここだけですぜ奥さん!

台湾の物産
 上の写真は、林商店で買った黒ごま飲料と、台湾物産館で買った他二品。
 黒芝麻糊は、黒ごまや麦、ハトムギなどがブレンドされたもので、飲み物というよりはお粥に近い。少なくとも、腹にたまるという点では食べ物と呼びたい。
 これはしかし、やさしい甘味で良い。産後間もないhashiにも好評だった。高雄の会社の製品なので、台湾では普通に買えるだろうけど、西日本で買うなら林商店に行こう。

 台湾物産館の絶品好茶は、まだ飲んでいないので分からないけど、台湾のペットボトル茶がそのまま輸入されるのは珍しいので買ってみた。
 なお、日本製の安いペットボトル凍頂烏龍茶も売られていたので、そちらは昨日のうちに飲んでしまった。日本製にしてはまずまずの味だったよ。少なくとも、大塚やアサヒの自称凍頂烏龍茶みたいに、なんだかよく分からない謎の飲料ということはない。
 緑茶酥はいつでも売られてるものなので、コメントなし。


 余談になるが、この土日にderorenは、節電な東京に初めて足を踏み入れた。暗いですなぁ。
 電飾に彩られた台湾の廟がそうであるように、明かりの強さはその社会の繁栄を象徴している。その意味で、いくら節電に慣れようが、心理的な影響は大きいだろうなぁ…というのが、正直な感想であった。

2011/04/03

やがてフォルモサに降り立つ

tomopee
 次回の旅でデビュー予定の三人目である。諸事情で御尊顔はお預け(乳児湿疹が…)。

 なお、当ブログでは今のところtomopee(仮称)と呼ばれる予定。両親がデロレン祭文と相撲取り(『信長公記』)なので、ひねりのきいた名前にしたいとderorenは思うのだが、hashiはtomopeeを推す模様である。うーむ、なんと無意味な記事だ。


 ついでに告知しておくと、2009年5月の記事はさらに増補を進めているでござ候。赤嵌楼のように、他ガイドで済みそうな場所も一通り書いてみた。
 開設時の当ブログは、市販ガイドブックを補強することを目標としていた。しかし今となっては、補強ではなく取って代わる方向なので、重複しようがそれ相応の記事にするぜい。