今回の旅で宿泊したホテルは三都市の三ヶ所である。初めて首相大飯店以外のホテルを体験した。というか、首相大飯店では部屋も指定しているので、過去2回8泊(+今回の2泊)すべて同じ部屋だったりする。つまり、部屋が変わることすら初めてなのだ。
ともかく我々は、台湾のホテル制覇の大きな一歩を踏み出したのである(へぇ)。
懐寧旅店(Keymans Hotel)は懷寧街という通りに面した小さなホテルである(この記事の一番下にGoogleMapを載せたので参照しておくれやす)。隣や向かいにも小さなホテルが並んでいて、新驛旅店も宿の候補だった(満室につき除外)。
台北駅に国光客運のバスで向かった場合、バスは駅舎の東側に着くので、懷寧街まではけっこう遠い(空港行きのバス乗り場はすぐそば)。地理感覚がある人はそこから地下街で新光三越方面に歩くと、陽射しを避けられるのでベター。迷いそうだと思ったら地上移動しよう。
なお、Googleストリートビューで確認出来るよ(ホテルの玄関もバッチリ)。
さて、懐寧旅店は一応楽天トラベルなどにも登録されているが、選べる部屋の種類が限られている。公式サイトからネット予約すれば、全てのタイプを予約可能である。ただしいろいろ癖があるので注意しよう(後述)。
我々は一番安い雙人歐式套房(スタンダードルーム)に2泊した。週末1940元、平日1720元と日によって値段が違う。本当はちょっとだけ高いジャパニーズルーム(なんだか笑える部屋だ)にしたかったが、週末は満室で取れなかった。
フロントは日本語が通じない時間帯が多い。チェックインなどの基本的な部分は、英語で言えば済む。部屋番号も英語で。1から10まで言えれば大丈夫だから、たぶん小学生でも何とかなるぜ(日本人客はそれなりにいる)。
部屋で注意すべき点は、楽天トラベルの口コミにも書かれてあるように、上の階ほど機械音がうるさいことだ。我々は7階の懷寧街に面した部屋で、音はするけど無視できる程度だったが、より上の階はかなりうるさいだろう。チェックイン時に部屋を選ばないと、いろいろストレスがたまるかも知れない。
雙人歐式套房(スタンダードルーム)は、ダブルベッド一つ、座椅子二つにテーブル一つ、テレビなどが備え付けられている。バスルームは浴槽あり、以前はなかったというシャワーカーテンもあり、一通りの設備はある。一晩につき二本のミネラルウォーターあり。
ないものはセーフティボックス、有線LAN、電気ポット。無線LANは、どれが本物なのか分からないけどつながった。ポットはただの魔法瓶だが、各階に給湯設備がある。冷水も出るので、ペットボトルに詰めれば飲み物代の節約にもなるぞ。
少なくて困るのがコンセント。洗面所のヤツを除けば、我々の泊まった部屋の場合はテレビのコンセントしか存在しなかった。少ないという情報は事前に掴んでいたので、三又コンセントを持参した。宿泊する際はぜひ持って行こう。
シャンプー、石鹼などは常備。タオルも古めかしいが清潔だ。全体的に古いけど、部屋も不潔ではないので問題なし。ただしトリートメントはなかったので、必要ならば持参するか買おう(すぐそばにコンビニもある)。
朝食は無料である。しかし我々は一度も食べていないので詳細は不明。近所に食べ物屋はたくさんあるし、せっかくの台湾で何もホテルの朝食を食べなくても良いのでは。
コインランドリーはない(洗濯のサービスはあり)。
さて、宿泊予約の方法だが、直接予約の場合はやや癖がある。
この予約画面から、まず部屋のタイプを選び、下の表示カレンダーで宿泊開始日を表示する。「客満」となければ予約可能だ(「客満」とあってもそのうち空く場合がある。我々は10日前まで待って予約した)。
宿泊初日の数字をポチッと押すと、画面のさらに下の個人情報画面に日付が入るので、あとは残りの情報を入力する。パスポート番号が必要。一番下の電子報を送っていいかという所は非にしよう。文字化けメールが送られて来るゾ(非にしても送られて来たが)。
で、submitを押すとクレジットカードの認証となる。ここで予約した場合は、予約時点でカード払いになる(だからフロントで金を払う必要はない)。
ところが問題なのは、クレジットカードが認証されたという画面は出るものの、それ以上何の説明もない。受け付けたというメールも来ない。不安になったのでホテルに確認のメールを送ったら、ちゃんと受付されていた。
最後がこれでいいのか不安になるシステムなので、すぐに確認メールを送った方が無難かも(楽天で頼むのが一番無難だ)。機械翻訳の適当な中文でもどうにかなったよ。
日本のビジネスホテルと比較すれば、田舎のやや古びたホテルみたいな印象。ただし清潔に保たれているし、フロントの対応も悪くない。そして何といっても安くて交通至便である。
derorenとhashiとしては、今回宿泊した三つのホテルのなかで、首相大飯店に次いで二番目の評価となった。台北に行く時にはまた利用するだろう。ホテルそのものを楽しみたい人でなければ、おすすめである。
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