2010/09/17

祀典大天后宮(五) 三官大帝の前で

祀典大天后宮
 正殿の裏側には三官大帝が祀られている。詳しくは(三)で触れたので、位置関係など確認しておくれやす。
 媽祖生誕を祝い、ここにも神饌とでもいうべき食べ物が供えられる。そして手前に水色のものも写っている。

祀典大天后宮
祀典大天后宮
 見た限りでは、神饌は素食のようだ。炭水化物中心で、昆布やキクラゲも見える。

祀典大天后宮
 やがて、正殿での読経を終えた人たちが、ここにやって来た。
 さっきの青いものは、お経の本を置く台である。

 写真の中で、手前に三人いる男性はそれぞれ楽器を担当している。笛と胡弓と太鼓だ。実際にはもう一人、太鼓の隣に琵琶みたいな楽器の人がいる。
 演奏は男で読経は女という役割分担も、なんだか不思議といえば不思議である。

祀典大天后宮
 ここで誦まれた内容がどのようなものだったのかは、よく分からず。媽祖の時がそうだったように、三官大帝の事蹟を讃えるものだろうとは思うけれど。
 我々は観光客であって調査隊ではない、という言い訳はもちろん出来る。とはいえ、もうちょっと内容を知るべく努力すべきだったかも知れない……という発想は、既に観光客のものではないんだろうね。

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