2010/07/02

わりとガッカリした古早味豆花

古早味豆花
 台北にある豆花の有名店、古早味豆花。寧夏路夜市の北の端からは、ほんの数十秒の距離である。「古早味」とは伝統の味といった意味だが、客層は若め。大変な人気で、20人近い行列が出来ていた。
 ただし回転が早いので、それほど待たずに食える。

古早味豆花
 行列に並びながら、トッピングの品々を物色する。
 メニューは壁に書いてある。日本語が通じる店員もいた。

古早味豆花
 そんなわけで、粉圓豆花35元と芋頭豆花45元を頼んだ。
 相席の台湾人カップルが怪訝がるほどに念入りに撮影したのは、それだけこの店に期待していたからであった。

古早味豆花
 しかし、残念だがこの店の味は期待はずれだった。
 まず豆花。もっと大豆の味が欲しい。黒蜜のタレは薄すぎる。台南の無名豆花の方がうまい。
 そして何よりも芋頭! 煮込みが足らないぞ! 台南の江水號とは比較にならないぞ!

 食べ終わって店の外に出て歩き出したら、すれ違った普通のOLっぽい人が、突然我々に「この店がおいしいのよ」みたいなことを早口でまくし立てた(言葉はほぼ分からなかったが)。
 そんな店なので、我々も「うまかったぜ」と書きたいのはやまやまだ。しかしそれは書けない。むしろ、行かない方が良いとしか書けないのである。

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