2010/07/07

月曜休館の台北市孔子廟

月曜休館の台北市孔子廟
 わずかな時間とはいえ、大龍峒に足を運んだ理由は、やはり保安宮を拝拝しておきたかったからである。
 そんなわけで炎天下のなか、円山駅からとぼとぼ歩いていくと、保安宮の手前でここを通ることになる。正直、あまり孔子廟には関心がないので流して見物しようか……と思ったら、休館だった! 廟に休館日があるってどういうことだっ!

 まぁ端的にいえば現在のここは、国民党政府が己への忠誠を誓わせるために孔子を利用した施設である。董芳苑『台湾宗教論集』などで触れられていたと思う。
 元々、孔子廟は官祀されるものだったという歴史がある以上、国民党だけが孔子を歪めたとは言えない。根本的な問題として、孔子廟は信仰する側の欲求に応じた施設ではなく、為政者の望む信仰を与える場所なのだろう。

月曜休館の台北市孔子廟
 まぁともかく、そんな場所ならどうでもいいや。

月曜休館の台北市孔子廟
 見ざる言わざる聞かざる。ここでは顔淵に「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、非礼勿動。」と語ったエピソードだと思われる(一番左の後ろで腕を組むのが「動かざる」だろう)。ま、どうでもいいや。

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