我々が見始めて、早くも三つめの中壇元帥(太子爺)。先頭の車は、これまでのものと比べれば地味だが重装備である。
天井のでかいスピーカー、荷台の花火、そして給水設備。ここでなぜ給水なのかという点は、後ろを見ればすぐに分かる。
続いての車は、写真だけを見ると手押し車のように見えるが、手前の旗の陰に運転手が隠れている。バイクを加工した車輌と思われる。
この車輌にも、しっかり拡声器が見える。
そして後ろに続くのは子ども行列。中壇元帥は子どもの神さまということで、けっこうな人数が練り歩いている。金太郎を思わせるコスチュームも決まっている。
彼らに水を補給するために、さっきの給水器があったのだろう。ここではみんなスイカを食ってるから必要なさそうだが。
太鼓を鳴らす子どもがいて、子ども神輿が続く。
ここまで見た行列では、いちばん日本の祭礼に近い内容である。
そして、子どもの神さまはまさしく子どもの姿で現れた。
まるで人形劇の舞台に立ってるようだが、もちろん目の錯覚である。
祇園祭の蟷螂山みたいな姿で乗っている中壇元帥(動かないので念のため)。先の二団体とは違ってデフォルメキャラではないから、それほど違和感はない。
我々にとって違和感がないことなど、祭礼には何の価値もないけどね。
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