北港鎮に潜入、朝天宮へ

　台北を発ったのが12時過ぎ。新幹線にバスを乗り継いで、北港大橋を越えたのが14:35ぐらい。「マーツーパイパイ」と伝えておいたら、運転手はターミナルの手前で降ろしてくれた。そこは義民路と民主路の交差点近くだった。
　朝天宮へは民主路を進めば良い。それはちゃんと頭に入っている。見知らぬ街をぶらつくのだから、だいたいの地理は頭に叩き込んでおかなければならない。
　ちなみに観光地図ならここで手に入る。それでは足らないので、内政部の地図なども利用した（出巡遶境行列をどこで見るか、地図に落として検討したのだ）。


　すぐに朝天宮が見えてくる。ほんの２～３分の距離だ。
　どうでもいいけど、写ってるバスはトトロだ。堂々と名乗っているし、あちこちで見かけるので、今さら紹介もいらないかな（初日に台北市内へ向かう高速でも見かけた）。


　民主路は朝天宮の横っ腹なので、ぐるっと前面へまわる。
　赤ちょうちんに囲まれた廟を眺めながら歩くこの瞬間、実は既にかなりの轟音に見舞われている。たぶんこの辺は、普段であっても非常にやかましいエリアだと推測される。


　こうして到着した北港朝天宮。
　この宮の周辺を、我々はのべ10時間にわたってうろうろし続けた。これを書いている時点で既に二ヶ月前となった懐かしい日々だ。

　祭の場を文字と写真で伝えるのは不可能に近いけれど、張り切って更新するぜ。