2012/04/27

南鯤鯓代天府(六) 槺榔山荘

槺榔山荘
 南鯤鯓代天府は、正面から見て左側が小高い丘になっていて、そこに(五)の凌霄寶殿(になる予定の建物)が並ぶ。
 反対側には、慶成閣、その奥に萬善堂。で、一番端のエリアには、何fやら巨大な建物群があった。

槺榔山荘
 萬善堂から、駐車場を挟んで広がるのは、槺榔山荘という宿泊施設だ。

槺榔山荘
 先ほどの苑地とは異なり、きちんと手入れされた庭園が続く。
 建物も、決して古いものではないと分かるのだが、かといって安い造りでもない。表面のタイルだけ伝統風にしたようなものとは明らかに違う(1992年完成)。

槺榔山荘
 奥まったエリア。会議室への階段が見えるが、パンフによれば滅茶苦茶でかい。学校の体育館並みの大きさはありそうだ。
 奥の高層ビルも含めて、とてつもない巨大施設である。

槺榔山荘
 しかも、屋根や窓などの意匠をみても、伝統建築に拠っている。パンフによれば、四合院と楼閣の建築を組み合わせたらしい。普通のホテルの数倍は費用がかかってそうだ。

 まぁ郊外型の廟宇の場合、自前で宿泊施設をもつ例は少なくない。士城聖母廟なんかもあるし、有名どころでは鹿港天后宮を挙げることができる。
 ここはダブルルームやツインもあるので、個人客も使いやすい模様。ただし、泊まった人のブログを見ると、部屋はまぁ例えて言うならば、台北市内で1000元しないようなレベルのようだ。
 その意味では、観光客向けとは言いがたい。どうしてもここに長居する用があれば別だが。

自販機
 おまけ。入口にあった鯉のオブジェ……ではなく自動販売機。鯉のエサを売っている。
 ちなみに、同様のヤツは赤嵌楼でも見かけた。たぶん全台湾にあるのでは。

自販機
 力士が飲むとダイエットしちゃうからダメらしいぜ。というか、この飲み物の存在は知っていたぜ。わざわざ飲みもしなかったぜ。


 そんなわけで、6回にわたった代天府特集はこれでおしまい。後は、忘れた頃に進香団の紹介をする予定。
 初の北門区は、これだけではない。次に紹介する場所の方が、たぶん読者の関心をひくはず。GWには遠出の予定がないderorenなので、Blue Mondayでも聴きながら書くぜ。個人的にはNew Dawn Fadesを聴いて沈み込むのがいいぜ。

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