2010/08/12

北港朝天宮への進香団(二) 麦寮郷順天宮編(二)

麦寮郷順天宮の北港朝天宮進香
 この宮はずいぶんデフォルメ神が多かった。
 写真には四柱写っている。先頭が中壇元帥だが、続く二人が謎。二人目の黒い顔の元帥は棍棒を持っている。三人目の金色顔は、両手に剣だ。
 一番後ろには、切れかかっているが白髪の爺さんがいる。福徳正神である。麦寮郷は雲林県の最北部に位置するわけだが、ここでは少なくとも白髪ジジィタイプが存在しているようだ(台南市内では見かけない)。

麦寮郷順天宮の北港朝天宮進香
 ポーズをとる中壇元帥。右手には尖槍、左手には乾坤圏(リング)を持っている。
 どうでもいいが、乾坤圏で検索するとマンガからゲームまで無数出てくるわけである。ここで彼が持っているものに、刃はついてないので念のため。

麦寮郷順天宮の北港朝天宮進香
 こちらは謎の三人目。三人とも中壇元帥の可能性は捨てきれないが、誰か知っていたら教えてくだされ。

麦寮郷順天宮の北港朝天宮進香
 お布施をよこせ~、とすごんでいるのは福徳正神である。
 後ろは誰だ? 長く伸びた眉毛と被っている帽子の「佛」から考えて、済公のように見える。ひょうたん徳利を持ってるのも特徴なので、まず間違いない。
 ただし済公は、一般的には中壇元帥とセットで登場する神とされる。

麦寮郷順天宮の北港朝天宮進香
 最後は家将。隈取りをして牙をはやした冥界の武将で、八家将もしくは十家将が一般的らしいが、ここでは三人しかいない。
 朝天宮の門前で家将が見せる演武は、相当にカッコイイものだ。残念ながらこの三家将のは見ていないが、6日に高雄の方からやってきた家将のものを、いずれ紹介するぞ。

 いよいよ行列は核心部に。
 目と耳の巨人は、家将の背後に迫っているぜ。

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