2010/08/22
北港朝天宮の藝閣(四) 構造と力
「仙女散花」。いろんなものに乗ってるぜ。
その四ともなると、完全にネタ切れだ。タイトルもどっかの人気作家だ。
そのうち、サンスクリットのラブレターを贈る相手が出てくるまで、流していこう。
虎がいる。
保生大帝が虎ののどに刺さった骨を抜いてあげたというエピソードのようだ。台南の興済宮の紹介記事でも触れたので、併読しておくれやす。
たぶんこの人が保生大帝であろう。
隣で電話中の人は、関係者であろう。
後ろの景色。
どうも藝閣は台湾の廟の伽藍配置を思わせる部分がある。つまり中央に主神がいて、こういう後殿がある関係だ。
日本なら、一番後ろに主役がいるのではなかろうか。実際、この藝閣でも一番高い位置で目立つのは、写真の二人である。
龍が登場する藝閣は複数あるので、ちょっと詳細は分からない(先頭の表示は全く見えない)。
まぁそんなことよりも、ジャンプ一発のオッサンを褒めてやってくれ。
ただでさえ暗いのに、こういうイレギュラーな要素が満載なので、写真はぶれまくりだ。これでもマシなのを拾って載せている。
「五福臨門」。盛りだくさんな船だ。
手前の子ども神の表情が何とも言えない。
「善才童子大戦五龍公主」。紅孩児が観音につかまって善才童子になったという、『西遊記』のエピソードと思われる。帽子の子ども神は龍に乗っている。
一番後ろ(右端)に白い衣装の女性神がいるのが、観音だろう。その人の後ろの青っぽい部分は断崖である(台湾の廟に観音が祀られる場合、たいがい背後は崖と洞穴)。笹は祇園祭の観音山と同じだね(楊柳観音)。
まぁゆるゆると続く。次かその次ぐらいで俺はお堂で恋をすると思う(元ネタがマニアック過ぎて申し訳ない)。
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「たぶんこの人が保生大帝であろう。
返信削除隣で電話中の人は、関係者であろう。」
↑シュールで吹きましたwwww
>二人目の匿名さん
返信削除現場で見ている時は気にならないのですが、カメラの性能が中途半端に良いので、見てはならないものがいっぱい写ってしまったわけです。
まぁ台湾の神様なんで、母親がいたって不思議じゃないですけどね。