2010/08/15

北港朝天宮の藝閣(一) 飛昇とか済民とか

[台湾の祭] ブログ村キーワード
北港朝天宮の藝閣
 時刻は午後6時を過ぎた。
 朝天宮の円環に藝閣が姿を現わした。
 まだ日が沈みきってないので、たぶん乗っている人たちは落ち着かないのではなかろうか(もっとも、日中も練り歩いているのだが)。

北港朝天宮の藝閣
 先頭の朝天宮国楽団は、楽器を鳴らすお姉さんの車(まだ巡行が始まっていないので手ぶら)。
 現在の藝閣のほとんどは子どもなので、それらと比較すると、ずいぶん昔の人が乗っているような印象を受ける(婉曲表現)。この人たちは藝で乗っているのだから、年齢は関係ないのである!、と叫べば叫んだで、いろいろ問題がある。
 まぁ早い話が余計なお世話である。

北港朝天宮の藝閣
 午後6時半に行列は動き出す。
 お姉さんたちは楽器を弾いているゾ。

 しかし実はこの時、とある進香団が門前にいて、例によって膨大な爆竹を燃やしていた。だいたい、すぐ後ろの車からも大音響だし、決して優雅に音楽を聴く環境ではない。
 皆さんの美しい心の中だけに、優美なメロディを響かせておくれやす(何を言ってるんだ俺は)。

北港朝天宮の藝閣
 思いっきり日本風の神輿が通る。
 藝閣の行列の先頭には、こんな感じで他のアトラクションも混じっていた。
 ……神輿をアトラクションと言い切るのも我ながらどうかと思うが。

北港朝天宮の藝閣
 ここからが審査対象となる藝閣である。
 ものすごい人出というだけでなく、とある事情により撮影に多大な支障をきたしたため、すべてを網羅は出来なかった。まぁそれでも順番に紹介してみよう。

 これは「媽祖飛昇」。白馬に乗った媽祖が天に飛び立つというイメージだろうという想像はつく。

北港朝天宮の藝閣
 どうですかお客さん。北港まで見に行きたくなりませんかい?

 まぁしかし、実際に眺めて見ると、乗っているのが子ども中心なのも頷ける。これで若い女性とか男性が乗っていたら、いろいろ問題が起きそうだ。
 たとえば日本の歌舞伎では、若い女の歌舞伎踊が禁止され、少年の若衆歌舞伎も禁止され、現在の姿になったなんて歴史がある。台北の昔の写真には、芸妓らしき女性が乗っていた。きっとそれは、夜の蝶の品評会になっていただろう。

北港朝天宮の藝閣
 「祷雨済民」。これは一等に輝いた藝閣の一つである。

北港朝天宮の藝閣
 中央の媽祖神は、相当な苦行ではないかと思われる。
 地上4mはありそうな高さで、まともな椅子すらない状況でしかも車は動いているのだ(のろのろ運転でも、人間が歩く行列よりは早い)。これがプロなら「芸人魂を見た」とか適当に言ってもいいんだろうけどねぇ。

北港朝天宮の藝閣
 次は東陽里の「東陽社区」。車の上に橋が乗っていたり、なんだかカオスな藝閣だが、子どもに優しい形でもある。
 そして、子どもに優しい藝閣は、どうしてもインパクトに欠けるのである。

 この写真を見れば分かるように、後ろに続々と藝閣が続く。いろんなコスプレ神が地上高くに続く。同じことばかりの感想になるけど、日本ではあり得ないよなぁ。

0 コメント:

コメントを投稿