2012/05/08

許嵩煙旧居(旧東門美術館)

許嵩煙舊居
 タクシーに乗り込んで、伝えた行き先は、東門路と林森路の交差点である。そうして東門路を進んだタクシーが、交差点の信号で停まるあたりで降りた。

 ここは府城の大東門を過ぎた城外。振り返ってみると、一軒の洋風建築が見える。

許嵩煙旧居(旧東門美術館)
 ここは数年前まで、東門美術館として使われていた建物。元々は許嵩煙という政治家の自宅で、日本統治時代に建てられたという。
 現在は空家状態で、余り魅力は感じられないが、2001年に歴史建築百景徴選活動の投票が行われた際には、36位にランクインしたそうな。

許嵩煙故居
 「許」字をデザインした意匠が見える。

原東門美術館
許嵩煙旧居(旧東門美術館)
 左右には、草花が描かれているが、それ以外は資料がないのではっきりしたことが言えない。中央は鷹? 両端は蟹にも見えなくはない。

 そんなわけで、4日目の午前は、大東門とその周辺を散策だ。これを書く時点で、もう一ヶ月半も過去の話。いろいろあったなぁ。

2 コメント:

  1. 初めて送信させていただきます
    deroren様のホームページを拝見させて戴きました
    deroren様の類い希なる行動力と他を圧する文章力に身が震える感動を覚えました
    私事で恐縮でございますが、小生は
    単独台湾探訪旅行24年目を迎えました愚かな頑固者でございます
    友人から台湾バカと嘲笑されても、台湾に通っております
    特に台南を溺愛いたしております
    その台南では、さかりば、がもっとも心弾む場所でございました
    平仮名表記で、さかりば、と台南の知人に教えられましたので平仮名表記に徹しております
    往時の、さかりば、は台南最大の繁華街でした、しかし、歓楽街と称した方が適切でした
    大勢の人で賑わう、さかりば、は無法地帯の猥雑とした怪しさを漂わせておりました
    実際、無法地帯と同様でした、その、さかりば、で私は、無邪気な遊びを堪能いたしました
    deroren様にはご承知の、あの中国城の建物の地下にはゲームセンターございました
    そのゲームセンターの脇を抜けて裏手に回ると、運河があり
    その運河には無数のゴミが漂っておりました
    すべては台南が観光都市の旗印を掲げる以前の事でございます

    さて、本題に移させていただきたいと思います
    台湾旅行中に最上位に位置する物は、身の安全でございます
    大火にならずとも、台湾の雑居建物の火災発生件数は多いと認識いたしております
    火災予防の意識が向上したとは思いますが、台湾の人々の気質を知る者なら
    宿泊施設は一戸建を選ぶと思いますが
    常時注意する事は、テング熱
    幸運の女神に見放された時に注意する事は、狂犬病
    台南の人通りのない裏路地で、虚ろな目つきの犬と遭遇したとき
    deroren様はどうなさいますか
    deroren様が首相ホテルに依頼されたことが、実行されなかったとのことでございますが
    その場合、台湾を知る者は二つの事を考えます
    一つは、依頼されたことを失念した
    一つは、不快なゲストへの反発行動
    無学な小者が身の程をわきまえずご無礼いたしました
    小北夜市

    返信削除
  2. >匿名?さま
    どうもいらっしゃいませ。長文のご投稿ありがとうございます。
    この20年の台南の変化は、台湾人意識の高まりとともに街の価値が見直された結果だと思っています。そうした変化の、貴重な目撃者となられたのでしょうね。

    身の安全は、護れる範囲で護るしかないでしょうね。
    首相大飯店は、確かに立地に難点がありますが、従業員の態度は日本のホテルに引けをとりませんよ。

    返信削除