2012/03/24

tomopee台南へ向かう(初日の移動)

生後12ヶ月にして、既に国内線では5空港(伊丹、関空、羽田、庄内、山形)を制覇しているtomopee。満を持しての国際線デビューの日がやって来た。
 国内線に乗った時(実家への帰省)と比べれば、tomopeeはだいぶ成長した。うんちの回数も減ったし、離乳食も最終段階に突入した。移動時間の長さは不安材料だけど、あの時よりはマシなのではないか、と願いつつの旅であった。

 関空まではJR「はるか」に乗車。残念ながら平日の乗客は少ないので、あまりストレスもなく移動できた。
 ちなみに、「はるか」に乗る際は、往復割引きっぷの利用を薦める(当日購入可)。自由席より安く乗れる。関空からの帰りには、長蛇の列になりがちなみどりの窓口を使わずに、券売機で座席指定できる(好きな席を選べるゾ)。

 関空に着いたのは、離陸予定時刻の約100分前。持ち込み手荷物と預け荷物の分別を確認して、カウンターへ向かう。
 なお乳児用の飲み物は、液体物制限の対象外である。赤子を連れた状態で、それと分かる形で見せれば大丈夫。飲み物は絶対に必要なので、間違っても捨てないように。

 カウンターでのチェックインは、少々時間がかかる。大人はともかく、電話で追加した乳児については、ここで初めてパスポート番号などを確認することになる。
 なお、関空では必要なかったが、桃園では乳児のチケットナンバーを聞かれた(電話受付後に送られるメールに記載)。予約番号とチケットナンバーはメモっておくと良さそうだ(メール全体を印刷するのは紙の無駄)。

 荷物を預けたら、手荷物検査と出国審査。上に書いたように、乳児用食料・飲料を見せるぐらいで、あとは変わらない。係員次第では、ここも優先的に通してくれる。
 それから免税店でお土産を買って、ゲートに着いた時には、機内搭乗開始の10分前である。エコノミーなので、通常ならばまだ余裕があるけど、我々は優先搭乗の対象だ。そしてこのタイミングで、tomopeeのおむつ交換。ところが、近くのトイレは使われており、遠くまで出掛けて交換すると、もう搭乗が始まっていた。
 まぁ乗り遅れたわけじゃないから大した問題ではないけど、赤子連れはいろいろ時間を食うと再認識した。

エバー航空
 機種は往復ともに777-300ER。関空桃園便は機種固定ではないので、その辺は参考程度に。
 300ERはキャセイでも乗っているけど、キャセイ便より座席間隔が多少広いと思う。キャセイの場合は、殺人的に狭いエアバス機もあるし、この辺はエバー航空の圧勝。

 画面から免税品が買えるディスプレイは、キャセイと同型。マップビューは拡大できて暇潰しになる。

エバー航空
 tomopeeもこの画面には興味津々だ。

エバー航空
 ただし気を抜くと叩き出すのが難点。
 離乳食をおいしくいただいたtomopeeは、両親の膝の上ではしゃぎながら、特に問題なく台湾入りした。離発着時も泣かなかった。良い子だ。

 桃園国際空港で入国審査を通過、荷物を受け取って外に出ると、まずはおむつ交換。事前に調べたところ、ターミナルには授乳室(育嬰室)があるようなので、hashiがtomopeeを連れて向かう。しかし何と、鍵がかかっていて使えなかった!
 正直、この点は全く評価できない。早急に善処すべきだ。


 結局はトイレでおむつを交換、タクシーで高鐵桃園駅に向かう。
 バスでも時間的には問題なかったけど、やはり赤子連れだし荷物も多いので乗ってしまった。そうして駅でチケットを購入して、ふと思う。おむつ交換は駅でやれば良かったのだと。

台湾高鐵
 座席は三人掛けの通路側二つ(写真の赤いカバンは、窓側席の他人のもの)。夕方の便なので、車内は混んでいる。自由席は座れなかったようだ。赤子連れで桃園から自由席というのは、やめた方が良い。

 さぁしかし、車内でtomopeeがはしゃぐ。そして泣き出す。泣き出した時に、高鐵……というか新幹線車両は静かなのだと気付いた。
 結局、およそ10分かそれ以上、デッキであやすことになった。

 せっかくなので車窓を見るよう指差してみるが、tomopeeは常に反対側の窓を向く。景色ではなく、鏡のようにうっすらと自分が映るのを見ているのだ。
 高鐵の車窓風景は、正直言えば我々にとっても退屈である。無理矢理な物語を作れない赤子に、それを楽しめと言うのが無茶なのかも知れない。

高鐵台南駅
 ともあれ、高鐵台南駅に着く。合併によってここも台南市の一部になったから、既にtomopeeは「台南入り」したことになる。相変わらず何もない場所だけどね。
 ホテルまでは、ここもタクシー利用。せっかく台鐵が開業したから乗っても良かったけど、行きはちょっと時間の都合でパス。帰りも結局乗らなかった。
 我々の場合、台鐵駅からホテルまでタクシーを使う可能性がある。それはちょっと煩わしいし、日本円で1000円をここでケチる必要もない。宿泊費はとても安いのだから、使えるところで使おうと判断した。

 首相大飯店到着は、18時過ぎ。いつもと違う部屋に案内され、いよいよ本格的な台南旅行のスタートだ。tomopeeは概ね快調。両親は、思ったより暑いことにやや戸惑っていた。

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