2010/10/16

六合境清水寺(一) 踏んだり蹴ったり

清水寺
 萬川號のある民権路との交差点から、青年路をわずかに西へ歩き、南方向の路地に潜る。
 いかにも台南の路地という感じの道の奥に、工事中の建物が見える。そして手前に小さな看板も見えるはず。

禄記
 小さな看板の正体は、肉まんの店として名高い禄記(包子禄)である。
 しかし、写真にもバッチリ写っているように、2010年5月4日と5日は休業であった。我々の台南歩きの日だけ休むとは、なんとつれない店だ。
 まぁ両日休みの店は他にもあったので、何らかの行事が関連しているのだろう。すぐに思いつくのは媽祖絡み。もしもそうだとしたら、我々は媽祖の祭礼に合わせてやって来たのだから自業自得である。

清水寺
 で、日本の京都の有名寺院を連想させる清水寺は、この通り修復工事中。
 これだけ見事に隠されると、いかんともしようがない。狡猾的狐狸氏のブログに紹介されてあったので、どんな姿か知りたい人は覗いて欲しい。

 なお、中の神々は隣の建物に仮安置されているので、拝拝はできた。その辺は(二)で紹介する。

清水寺
 大通りから離れた路地に、ぽっかりと広場が現れる感じは、總趕宮に似ている。ただし總趕宮前よりは狭い。工事中という点を除いても狭いぞ。
 写真中央の大樹の下には、神が祀られている。

清水寺
 松樹王公。特にどうということのない祠に見えるが、林進源編『台湾民間信仰神明大図鑑』に写真付きで紹介されていた。台湾では、何か霊験があればすべて神として祀るという例らしい。
 具体的にこの大樹が何かの奇瑞を為したのかは定かでないが、清水寺の成り立ちには奇瑞が関わっている。その辺の紹介も含めて(二)に書く予定。

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