2010/12/28
北港朝天宮への進香団(八) 北港番溝里順天宮
爆弾みたいな記事を用意しているが、とりあえずいつもの内容。
これは5月6日の8時過ぎである。ご飯を食べて戻ってきたら、ちょうど始まっていたので見学することにした。乩童が振っているのは、イガイガのウニみたいなもの。これで背中を叩けばどうなるかといえば、当然血だらけになる。
なお、タオルを掛けた黒Tシャツの人が補助をしていて、その背後に女性の乩童がいる。ここは男女の組であった。
イガイガの舞が終わった時点の写真。指先は何かの印を結んでいるようだ。
そして、目が閉じた表情だし、既に神が憑いた状態と思われる。
今度はマサカリだ。さすがにこれで背中をザックリとはいかないが、ともかく刃物によって浄化を図っている。
なお、北港番溝里順天宮という廟は、媽祖を祀っている。しかし彼の着ている衣装を観ると「候府千歳」と書いてあった(女性の衣装にはなし)。この辺、誰か教えてくだされ。
廟内に入っていく一団。背中がちょっと赤い。
朝天宮の内部がどれほどごった返しているか分かるだろう。
女性の乩童。男性と異なることをやるわけではなさそう(さすがに服は着ている)。ちょっと見習いっぽく感じられた。
そして媽祖像は朝天宮の媽祖と対面を果たし、帰ることになる。何度となく繰り返される、火渡りの儀式である。
「進哦」と叫び声が響き、進香に訪れた媽祖は(恐らくは)満足げに自分の家(廟)へと帰ることになる。
上位の神のところに、下位の神々がやって来ては面会を果たして引き揚げる。そういう形でリアルに想像しないと、進香という儀礼は理解できそうにない。
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