普済殿のすぐそばにある善徳堂。
我々はそれなりに計画的に歩いているので、普済殿の次は景福祠だ、さぁ行くかと思ったらいきなり廟だ。しかもここがなかなかあなどれない廟で、計画は大いに狂った。
まぁ狂って困るような計画じゃないけどな。四泊五日の余裕である。
本堂は二階部分。昇るとこういう景色である。
画面では分かり辛いが、手前の柱の奥はけっこう広い。
そして画面右下辺りに、いろいろ刑罰用道具が置かれている。城隍廟と同じだ。「善徳」は善悪を判定する城隍廟に近い性格なのだろう、とは想像がつく。
内部へ。「善功立徳」という身も蓋もない扁額が目を惹く。
正直、ここに関する知識は全くなかったので、なんだろうなぁ……という感じで本尊を拝む。
本尊は李府三尊王だそうな。三尊というのは、李・黄・劉の三姓であろう。
ここまではまぁ、半分義務感による訪問だった。
もちろんここも無人ではないが、オッサンが大音響でテレビの昼ドラを見ている、その音が響く昼下りである。こちらの気分もだいぶ削がれようというものだ。
しかしここは、残り半分(通りに面した側)に恐るべき空間が隠れていた。一気に盛り上がって、昼ドラすら良い思い出となった。その辺は後編を待て。
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