慈蔭亭

　新美街を開基武廟方面へ歩いたら、またまた廟に出くわした。
　よく「台南では数歩歩くと廟に当たる」みたいな言い方があるけど、数歩じゃないにしろその数はとてつもない。街中が京都の寺町通みたいなもんだ（古本屋とか電器屋はないけど）。


　ここも装飾は立派だ。


　一七一九年の開基で、観音を祀るそうな。
　背後の「普陀山」は、この観音が舟山群島の普陀山から将来されたことをあらわすようだ（案内板による）。十九世紀にこの辺が風雨の害に遭ったことから、厚い信仰を集めているとか。