2009/12/07

普済宮

普済宮
 府城隍廟東側の武徳街を歩き、「バック」より少し北に駐車場が広がる。その駐車場の奥に何やら廟らしきものがあったので訪ねてみた。
 とりあえず、普済宮とある。もちろんガイドの類には載っていない(普済殿とも紛らわしい)。

普濟宮
 本当に小さい廟宇である。
 そばに台南市がたてた案内板があり、それによると清の乾隆43年(1778)に創建されたものの、都市の発展に伴って壊されてしまい、この地に再建されたのが民国55年だという。

普濟宮
 中ももちろん狭い。
 池・朱・李千歳を祀るそうだ。

 ……と、ここまでならどうということのない廟宇であるが、ここは意外な掘り出し物であった。

普済宮
普済宮
 廟内の左右に描かれた「降龍」「伏虎」の絵。まぁ廟内に龍虎の絵が描かれるのは珍しくないが、小さい廟にしてはずいぶんイイ絵だなと思ったら、なんと蔡草如の作品だった。
 ここは門神画もかなり良い。できれば別の記事で紹介しようと思う。

 なお、この宮についてはここのブログで大変詳しく紹介しているので御覧くだされ。日本統治時代の資料(日本語)まであげてあるのには驚いた。

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