2010/04/10

楊桃(スターフルーツ)

楊桃
 台南小吃の目次ページを作成中。で、フルーツ関係もまとめようとして、楊桃の写真が紹介されてないことに気付く。
 いや、もしかしたらどこかで紹介したのかも知れないが、正直言って管理人であるderorenにすらこのブログの全容は把握出来ていないので、諦めて記事にしてみる。

 この楊桃は光復市場(鴨母寮市場)の外れ、忠義路に面した菓子狸で購入した。(以前も書いたが)首相大飯店からも近い(というか天下大飯店のすぐそば)この果物屋では蓮霧(レンブ)や芭楽(グアバ)、釈迦頭も買った。火龍果(ドラゴンフルーツ)もあればなお良かったなぁ。
 (これも以前に書いたが)カットしてくれたのは、首相大飯店のスタッフである。朝食バイキングの時に、好意で切ってもらった。この切り方では楊桃の特徴である五角形が分からなくなっているけれど、五角形の中心部分は美味しくないらしいから、これが正しいとの話。裕成水果でも同じ切り方だった。

 味は南国フルーツらしく、水っぽくて酸味が主。グッドタイミングだと甘味もあるし、シャキシャキしてうまいが、時期を外すとシャキシャキ感はなくなるようだ。
 ナイフがなくとも噛り付けばいいので、是非とも果物屋で完熟状態のヤツを買って、ホテルの部屋で食うべし。

楊桃
 この写真は台湾ではない。実は京都府立植物園の温室に栽培されているので、そこで撮影した。というか、この写真を撮った時点では台湾旅行の計画すらなかったので、先見の明があったのかも知れない(本気にしないでくれ)。
 楊桃はなんとカタバミ科である。畑の雑草とどこまで近縁といえるのかは知らないが、果実の形は確かに似てなくもない(カタバミの実だって星形だ)。

 以前に紹介した『福爾摩沙植物記』によれば、清代の十九世紀前半に初めて台湾での記録があるらしい。とりあえず『続修四庫全書』に入っている『台湾府志』を見た限りでは、まだ記載がなかった。
 漢名は五斂子で、日本でもゴレンシが和名ということになるようだ。とはいえ、どれほど実際に呼ばれる機会があるだろう?
 李時珍『本草綱目』には、綱目初記載の品目として掲載される(『神農本草経』以来の諸書には記載がないという意味)。別名は五稜子・陽桃で、嶺南や閩(要するに台湾の対岸方面)に産すると、余り面白みのない解説のみである。薬効も、渇きを癒すみたいなことしか書かれてない。
 李時珍の手元に生の楊桃が届く機会はなかったろうし、伝聞のみで書いたなら仕方ないか。

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