2009/06/22

台湾高速鉄道あれこれ

※当記事は台北→台南で乗車した際のもの。台湾高鐵の記事はこちら(台南→桃園)も参照くだされ。


 俗称台湾新幹線は、私にとって中華圏のブログを眺めはじめるきっかけでもあった(たしか2004年ぐらいには工事の状況を見ていた)。
 ついに自ら乗ってしまうのか……という感慨があったかといえば、実はほとんどなかった。もう既に開業三年にもなって新鮮味は薄れたし、見れば見るほど新幹線というのもいけない。仕事で東京往復するのと一緒じゃ、旅行気分すら味わえないぞ。

 まぁともかく台北駅ホーム。人が全くいないのは、ホームへの入場制限があるため。十分前ぐらいまで月台(ホーム)に降りれず、降りた時にはもう列車が停まっているわけだ。
 さらにいえば台北駅の改札口は結構殺伐としている。自由席の客は改札入ってから階段の手前で並ばされていた。きっとその後にレースが開催されただろう。……全員問題なく座れる程度の人数だったけど。


 台南行き切符。875NT$という激安価格で、自由席より安い。帰りは指定が取れなかったし(もっとも、発車30分前の話)、早めに買った方が良かろう……とは思うが、かといって日本の代理店経由というのも無駄だ。当日でも指定券が買える場合が多いし、代理店に手数料払うぐらいなら自由席にすれば良い。

 自動券売機を使えば、クレジット払いで簡単に切符が買える。どこからどこまで乗るのか、往復か片道か、何人分かなどを画面上で選択し、あとは列車一覧から乗りたい列車を選べば良い。日本の新幹線切符と大差はない。クレジットカードの暗証番号さえ覚えていれば大丈夫(一瞬思い出せなかったのは内緒だ)。
 窓口の方が言葉のハードルが高いし、行列が出来ているので券売機を推薦する。

 ついでに。この切符は回収されないので、駅員に頼まなくともお土産になるよ。出口の改札機から出てきた時はちょっと驚いた。


 テーブルの裏。もっとも700系っぽい部分だ。


 そして幻の高鐵弁当。チラシは各座席のポケットに入っているのに、販売に来ないというのは新聞記事にもなっていた通り。
 セブンイレブンの国民弁当の倍以上の値段なので、どれほど現地人に売れるかは疑問もある(各駅に7-11の店舗が入ってる)。とはいえ、これだけ宣伝してるんならどうにかして欲しいところである。

 最後にもう一つの豆知識。
 台湾高鐵の車内は携帯電話をかけても良いのである。ただし小さな声でお願いします、だそうな。
 新幹線の車内でぐっすり眠ろうと思っても、日本ほど安眠は出来ない。まぁ何というか文化の違いですな。

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