2009/06/01

金華府

三協境金華府
 神農街の中心にある三協境金華府。港に揚がった荷物を運んだ許姓苦力の守護神だという。
 我々が訪れた時は廟の改築中で、向かいの家に仮住まいであった。本物は台南でも際立って古風な廟らしいので、改築後に見てみたいものである。

三協境金華府
 内部。いかにも仮安置である。

三協境金華府
 しかし、仮安置のおかげで思わぬものを見ることが出来た。
 神輿に乗っているのは関帝だが、注目は手前のお二人だ。関平と周倉なんだろうけど、まさかこんな形の「同乗」があろうとは。あまりに画期的で驚いた。

2 コメント:

  1. はじめまして
    comosukeと申します。
    9月に母を連れて台南に行く事になり、deroren様のサイトをよく見させて頂いてます。
    2010年の2月初めて台南に行った際、金華府の入火安座に出くわしました。金華府の近隣の廟(水仙宮や南沙宮など)から神様達がビヨンビヨンしなる輿に乗って神農街に集結し、派手な花火に送られてパレードをしながら5箇所ぐらいの廟を巡り、それぞれの廟でまるで神様同士の挨拶のような儀礼を繰り広げていましたが、日本に帰国して祭りのことを調べても、パレードのルートの謎は解けませんでした。
    しかし、deroren様の廟の紹介を読んで、同じ泉州出身の廟を回っていたのだということが分りました。
    金華府の修復が終わりめでたいので、同郷の人達(神様達)がお祝いに駆けつけてくれたんですかね。
    deroren様のおかげすっきりしました。
    本当にありがとうございました。
    ご紹介してくださっている書籍も今後読んでみようと思っております。
    稚拙ですが、祭りを見た時の旅行記を残してますのでよろしかったらご覧ください。
    http://4travel.jp/traveler/yagiro/album/10434397/

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  2. >comosukeさん
     どうもいらっしゃいませ。台南旅行、実にうらやましいです。
     ウチのブログの記述も、この辺についてはちゃんと書けていないのでお恥ずかしい限りですが、何かの役に立ったなら何よりです。

     ご紹介いただいた旅行記と動画も拝見しました。関帝が神輿に乗ってますね。謝将軍と范将軍も愛らしいです。見てみたかったなぁ。

     名前の挙がっている廟は、五條港に関係した神々のところのようですね。五つの港にはそれぞれ神廟が祀られていて、今でも相互に訪問しあうのでしょう。
     修復工事が終わった金華府は、ぜひ訪問しなければ。

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