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2010/07/31
赤いほうが勝つわ(沖縄産ドラゴンフルーツ試食記)
近所のスーパーで買い物をしたら、ドラゴンフルーツを発見。沖縄産で値段は598円だ。
別のスーパーで以前見かけたベトナム産より遙かに大きくて立派だが、200円高い。これはどうかな……と一瞬躊躇したものの、売り場の文字を見て購入を決断した。
清水の舞台から飛び降りる気分で(かなり誇張)購入を決めたポイントは、この写真の通り、赤いからだった。
我々は去年の夏に、台南で赤と白のドラゴンフルーツを食べた。そして赤い実のあまりのうまさに驚いたわけだ。
まぁその後、赤いけどおいしくない実を食べたなんて話も一部で耳にした。それでも赤いとなれば逃げるわけにはいかないのだ。きっと赤いというだけで、通常の三倍の魅力があったりするのだ。
なお、ドラゴンフルーツは写真のようにシャアっと手でむける。というか、包丁でむくと貴重な可食部分が減るだけだ。derorenは賢いな。
スッパリと切ってみたら、ララァとしたたる水分。
これは期待出来るぜ!
しかし、口に入れた瞬間、何とも言えない呻き声が漏れた。hashiと二人で食べながら、二人で微妙な顔をするしかなかった。
台南で食べたものに比べると、全体的には全く甘味が足りないし、酸味もない。ただし、見た目には全く変わらない果肉のごく一部分だけ甘味があった。その辺の味がもっと濃くなれば、台南で食った味に近づくだろう……と評したところでどうなるわけでもない。
いったい、去年の夏のあの味は、なんという品種だったのだろう。色でも見分けがつかないとなると、他人に薦める手立てがない。
八月に栄興水果店に行くしかないのかねぇ(話のついでに今年5月の栄興水果店を下に載せる。たぶん開店直前の様子)。
北港朝天宮の出巡遶境行列(十五) 福徳正神
2010/07/30
北港朝天宮の出巡遶境行列(十四) 虎将軍
お揃いの衣装が何とも言えない虎将軍の一団が現れた。
御神輿に神さまが乗っている形なので、日本の祭礼と大差はない。もちろん、日本の神さまは爆竹で燻されないけどね。
やはり虎の集団とあって、メンバーもオッサン中心だ。
こんな屈強な男たちを従えた虎将軍は、どんな勇猛な姿なのだろう………と。
むむむ。
いわゆる廟の下の方にちょこんと鎮座する虎爺そのものである。この造型で虎将軍と名乗ることに違和感を覚えてはいけないのだろうか。
最近はあばら骨の浮き出た釈迦や達磨像なんかも造られてるようだし、そのうちリアル虎将軍像も登場……しないのかねぇ。
※なお虎爺についてはかつて特集を組んだので、こちらの記事もついでに読んでくだされ。
後ろ姿。
六甲おろしが似合うというよりは、音をしっかりカットして炎も熱もシャットアウトな方面を思い出す(あのCMは今もやってるんだっけ?)。
車には北港聖安宮と書いてある。虎将軍自体は朝天宮のものらしいので、その辺の関係はよく分からない。たぶん借りただけだろう。
ちなみに聖安宮(北港鎮にあるが我々は見ていない)のホームページを見たら、観光案内から宿泊施設一覧まであった。
何軒かの宿の概観はこの目で見ているし、次回がもしもあれば、できれば北港に泊まりたいものだなぁ(虎将軍とは関係ない話になってしまった)。
2010/07/28
観光局のホテル等級に異議あり!
某タイヤ会社の本が一時的に話題になったように、何かのグレードを示すのに星の数を用いることは、日本でも珍しくはない。某タイヤ会社の本は販売不振との噂も聞くけど(京都版は全く話題にもならなかったなぁ)。
しかし、台湾のそれは日本の比ではない。自称の数字に過ぎない「五星級」といった文字をそこかしこで見かける。というか、星の数も「六星」級ぐらいはざらにある。
台湾旅行者にとって笑い事にならないのが、ホテルの等級だ。各ホテルが勝手に称している状況をどうにかしようと、交通部観光局がランク付けに乗りだしたという。
つい最近、その途中経過が発表された。そこで発表されたのは建築設備面における一星・二星・三星ランクのホテルで、うち三星に分類された19ホテルは、さらに服務品質の審査を受ける。審査の結果によって、三星から四星、五星にランクアップされるらしい。
ホテル一覧は、観光局のこの記事を参照。ここを見てびっくりしたのが、二星級に「皇爵大飯店(嘉義市)」とある点だ。ここは五月に我々が一泊した宿なのだ。
はっきり言うが、ここが星二つなら台南の首相大飯店は星十個ぐらいでも足らない、というのが我々の感想だ。
ロビーは広々としていて、フロントの対応も悪くはなかった。しかし部屋の掃除がなってない。カーテンの陰が埃まみれだったし、何よりもチェックアウトしていない部屋を勝手に掃除されるという、未だかつてない体験は忘れられない。
二星級の判断基準はあくまで建築設備のみであり、服務は対象とされていない。従って、我々が抱いた不満は、元々考慮されていないわけだ。しかしホテルの等級は、まず服務でランク付けするのが筋ではなかろうか。
台南でランク入りしたホテルはいずれも郊外に立地している。これらは比較的新しく建てられた点で、求める基準をクリアしたのではないかとも思われるが、そもそもこれらのホテルしか申し込んでいなかった可能性がある。
いくら何でも、台南市内の主だったホテルが一つも入らないランクはないだろう。
観光局の記事の最後にも、ホテルへ参加を呼びかける一文がある。全台湾のホテルがもしも参加したならば、「なんだ星二つか」という程度の話なのかも知れない。
しかし現状では、我々が評価できなかったホテルが、「全台湾で40しかない星付きホテルの真ん中ぐらい」という説明になってしまうのだ。このままだと我々は、三星以上の19ホテルしか選べない。
……というか、何度も繰り返して申し訳ないが、服務品質を考慮しないランクなんて無意味だ。建築設備のみの評価で一星なんて、丸適マーク程度の価値しかないじゃないか。
しかし、台湾のそれは日本の比ではない。自称の数字に過ぎない「五星級」といった文字をそこかしこで見かける。というか、星の数も「六星」級ぐらいはざらにある。
台湾旅行者にとって笑い事にならないのが、ホテルの等級だ。各ホテルが勝手に称している状況をどうにかしようと、交通部観光局がランク付けに乗りだしたという。
つい最近、その途中経過が発表された。そこで発表されたのは建築設備面における一星・二星・三星ランクのホテルで、うち三星に分類された19ホテルは、さらに服務品質の審査を受ける。審査の結果によって、三星から四星、五星にランクアップされるらしい。
ホテル一覧は、観光局のこの記事を参照。ここを見てびっくりしたのが、二星級に「皇爵大飯店(嘉義市)」とある点だ。ここは五月に我々が一泊した宿なのだ。
はっきり言うが、ここが星二つなら台南の首相大飯店は星十個ぐらいでも足らない、というのが我々の感想だ。
ロビーは広々としていて、フロントの対応も悪くはなかった。しかし部屋の掃除がなってない。カーテンの陰が埃まみれだったし、何よりもチェックアウトしていない部屋を勝手に掃除されるという、未だかつてない体験は忘れられない。
二星級の判断基準はあくまで建築設備のみであり、服務は対象とされていない。従って、我々が抱いた不満は、元々考慮されていないわけだ。しかしホテルの等級は、まず服務でランク付けするのが筋ではなかろうか。
台南でランク入りしたホテルはいずれも郊外に立地している。これらは比較的新しく建てられた点で、求める基準をクリアしたのではないかとも思われるが、そもそもこれらのホテルしか申し込んでいなかった可能性がある。
いくら何でも、台南市内の主だったホテルが一つも入らないランクはないだろう。
観光局の記事の最後にも、ホテルへ参加を呼びかける一文がある。全台湾のホテルがもしも参加したならば、「なんだ星二つか」という程度の話なのかも知れない。
しかし現状では、我々が評価できなかったホテルが、「全台湾で40しかない星付きホテルの真ん中ぐらい」という説明になってしまうのだ。このままだと我々は、三星以上の19ホテルしか選べない。
……というか、何度も繰り返して申し訳ないが、服務品質を考慮しないランクなんて無意味だ。建築設備のみの評価で一星なんて、丸適マーク程度の価値しかないじゃないか。
2010/07/26
宝島 台湾料理(心斎橋)三訪
みにくいあの娘がぐっと魅力的になりそうな猛暑のなか、我々は大阪の長居競技場へ出掛けた。
その理由はもう思い出せない。今シーズン二度目の生観戦で、今季ワーストのゲームを見てしまったような気がするだけで、本当はたぶん植物園辺りをぶらついていたに違いない。
ともかく意気消沈しつつも、心斎橋の宝島に寄った。長居と心斎橋は御堂筋線一本なので、サッカー観戦後に寄るにはぴったりの立地なのだが、上記のように我々は何をしていたのか覚えていない。
暑かったので、珍珠奶茶を頼む。珍珠が大きすぎてストローに詰まったが、まぁ悪くはない。
こちらはプーアル茶。中に葉は入っていないので、茶藝館気分とまではいかないが、味は悪くなかった。
三度目の訪問なので、以下も頼んだ料理を淡々と紹介しておく。
蕃茄炒蛋。野菜が食べたいけどニンニクは避けたかったので注文。思惑通りの味でうまい。値段は高いけど。
香菜を単品で頼み、以下の料理にそれぞれ投入して食べた。
台湾気分を味わうなら、これがなくちゃいかん。
魚丸湯。台南で食ったものには及ばないが、これも悪くはない。香菜を入れた方が遙かに良い。
葱油餅。これも香菜を巻いて食った。
肉燥飯はこの店では珍しく八角な香りなので、香菜とも実にマッチする。唯一、三度連続で食べた料理である(このブログを読めば、私がいかに肉燥飯好きか分かるだろうが……)。
なんというか、心から落ち着ける店ではないのは残念だが、ほどほどに台湾気分は味わえる。
最低な試合の余韻が消えたから、まぁ良しとすんべ。
2010/07/25
北港朝天宮の出巡遶境行列(十三) 金垂髫中壇元帥
我々が見始めて、早くも三つめの中壇元帥(太子爺)。先頭の車は、これまでのものと比べれば地味だが重装備である。
天井のでかいスピーカー、荷台の花火、そして給水設備。ここでなぜ給水なのかという点は、後ろを見ればすぐに分かる。
続いての車は、写真だけを見ると手押し車のように見えるが、手前の旗の陰に運転手が隠れている。バイクを加工した車輌と思われる。
この車輌にも、しっかり拡声器が見える。
そして後ろに続くのは子ども行列。中壇元帥は子どもの神さまということで、けっこうな人数が練り歩いている。金太郎を思わせるコスチュームも決まっている。
彼らに水を補給するために、さっきの給水器があったのだろう。ここではみんなスイカを食ってるから必要なさそうだが。
太鼓を鳴らす子どもがいて、子ども神輿が続く。
ここまで見た行列では、いちばん日本の祭礼に近い内容である。
そして、子どもの神さまはまさしく子どもの姿で現れた。
まるで人形劇の舞台に立ってるようだが、もちろん目の錯覚である。
祇園祭の蟷螂山みたいな姿で乗っている中壇元帥(動かないので念のため)。先の二団体とは違ってデフォルメキャラではないから、それほど違和感はない。
我々にとって違和感がないことなど、祭礼には何の価値もないけどね。
北港朝天宮の出巡遶境行列(十二) 北港閭山堂神童團
またも現れた神童団。北港閭山堂神童團はそれなりの老舗のようで、youtubeに「70年代」の映像が上がっていたりする。
この場合の70年代は恐らく民国70年代なので、西暦なら80年代。たった20数年前という言い方もできようが、こんなデフォルメキャラにとっては、じゅうぶんに長い歴史という気がする。
写真は報馬仔(探馬仔)。いわゆる斥候で、『三国志演義』の孔明のわなにも欠かせない存在である。少なくとも媽祖関係の行列では、しばしば先頭に立つようだ。
『台湾宗教之美 迎媽祖』では清の頃の話として、とある斥候が脚に傷を負い、媽祖に祈ったところ治ったというエピソードを載せる。以来、感謝の意を込めて先頭に立つようになったそうな。片足が裸足で、もう片方のすねに膏薬が貼ってあるのはその辺の意味だ。
さらに、メガネは是非を見分けるという寓意。銅鑼は別名が鑼心で、音が労心と同じだという(「労心」は『孟子』の言葉ではなく、頭脳が働くという意味か)。
皮襖(毛皮の服)は、皮襖の発音から忍受煎熬(苦しいのを耐え忍ぶ)を連想させる。
背後の緑の葉はニラで、隣の肌色のやつは豚足。豚足とニラは長生肉と長生菜ということで、おめでたい食べ物らしい。さらに豚足(豬足)は知足と発音が同じで、報馬仔の職掌に関わる寓意もあるという。
他にも、いちいち身に着けたものにはいわれがある。
……つまり台北で食べた知高飯も、おめでたい名前だったのだと、今さらのように気付く。どうもあの名前は「ニイタカヤマを知る」感じがして(どういう感じだ、と突っ込まないでね)、思い至らなかった。
そんなこんなで、キモいエンブレムを付けた車がやってくる。
もう既に御本尊も見え隠れしている。
(三)(四)で神童の話はしたので、詳しいことは省略。
カビキラーを噴射したくなるような服のしみは、カビではなく爆竹で焦げた傷痕だろう。彼らも猛爆の中を生き抜いて来た存在である。
イマイチ信仰心のわかない我々だったが、せっかくなのでお金持ちになりたいと願っておいたぞ。こういう時は、なるべくストレートに願った方が良さそうなので。
こちらも服装の汚れが気になる。
約30年以上(?)の伝統を感じることもできるが、30年前からこの姿だったと想像することに、まだどこか抵抗がある。
神童の後ろに続く車。
後方がまるで土俵か何かのような屋根だが、ここには太鼓が据え付けてある。車上の鼓楼なわけだ。祇園祭の山鉾も、こんな感じで造れば巡行が楽になりそうデスネッ。
2010/07/24
北港朝天宮の出巡遶境行列(十一) 彌勒団の酔っぱらいダンス
遠く兜率天にあって、人々の願いに応えるという彌勒菩薩。八世紀の日本国では、そんな願に応える形で、高い木の上に彌勒菩薩が現れたそうな(景戒『日本霊異記』)。
時は流れ、ここは日本国でもない北港鎮だ。もちろん、兜率天の彌勒からすれば、千二百年の人間の時間など一瞬に過ぎないだろうが、その一瞬はとてつもない変化を……と、いい加減真面目に書くのも飽きたづら。
ともかく朝天宮には彌勒団がおられるわけである。
どうでもいいが、左側に大きく写り込んでいる一脚をもった男性は、我々以上に熱心な撮影者である。きっとどこかで公開されているに違いない(逆に我々が写ってたら嫌だな)。
シルバーメタリックな車。もう読者の皆さんも、この程度では驚かないのはなかろうか。
そんなわけでやって参りました、我々がミロクだす!
沖縄辺りのミルク様を知っていれば、こんな程度で驚くには値しないだす!
ちなみに「だす」といえば「あかんたれ」だす!
特技は酔っぱらいだす!
台湾では彌勒は布袋さんと同じ人なんだす!
しかも三人目だす!
彌勒菩薩は人間界に仮身を出現させているに過ぎないので、三人ぐらい同時に出現しても不思議はないだす!
やたらとポップな音楽に合わせて、
でも実は、酔っ払っていてもけっこう苦労しているのだ。そんな彼らの受難がyoutubeにあったので紹介しておく。なお、音量に注意すること!
2010/07/23
北港朝天宮の出巡遶境行列(十) まさかの関帝、北港天帝會
いきなり四輪バギーであらわれた北港天帝會。関聖帝君を奉じていることだけは、すぐに分かる。
それにしても、バギー者の背後にミニコンポのスピーカーが取り付けられているのが、何とも豪快だ。雨が降ったらどうするのだろう。
バギーの後ろには、こんな祭壇車が続く。
牽引しているのは、電動機付き三輪車だ。日本では免許を取る時ぐらいしか聞かない「電動機付き」をリアルに感じることができる。タイヤがまるっきり自転車で、後輪はけっこう潰れてるし。
安定感のない祭壇も素晴らしい。私が関係者だったら、絶対に四輪にするぞ。
しかし、この一団の本領はまだ発揮されていなかった。
見よ、天使の笑顔を!
神さまにピースサインされたのは、生まれて初めての経験だった。思わず深々とおじぎをしてしまったが、それで良かったのか今となっては不安だ。
そもそも、このデフォルメ神が何者かすら分からなかった。
というか、まさかと思うでしょ? まさか関帝なわけないよね、と。
しかし冷静になって考えると、彼は関帝以外の何者でもなかった。関聖帝君のバギーに乗っている、赤ら顔の武神が、そう何人もいるわけがない。
台湾の神はつくづく奥が深い。今さらながら、根本的に神への観念が異なることを感じざるを得ない、そんな衝撃的な一団だった(藝閣は別として、出巡遶境の神々では一番驚きの団体だったぜ)。
2010/07/21
台南の阿美鳳梨酥(邱恵美鳳梨酥)
阿美鳳梨酥は、台南では有名な伴手禮(お土産)の店。手作りの鳳梨酥で知られている。
民権路で写真の赤い看板を探そう……としても、地味過ぎて難しいかも知れないが、東嶽殿のそばなので、それほど分かりにくい場所ではない(地図はこちら)。
我々は2009年の初回旅行の時に、店自体は発見していた。ただし時間が遅かったり、もっと他の伴手禮に興味があったりして、三度目の今回が初の訪問である。
なお、店の奥の方には市場がある。東嶽殿をぐるりと囲むような形で、なかなか活気のある市場である(いずれ紹介するだろう)。
店頭ではこんな感じでふわふわ生地のケーキが売られている。お客の大半は、この二種類のどちらかを買っていた。試食させてもらった(鳳梨酥が見当らないのできょろきょろしてたら、切り分けてくれたぞ)感想をいえば、のどが渇く味であまり魅力的ではなかった。
自分でジャムなんかを塗って食べたらうまいのかも知れないが、いずれにせよ旅行者のお土産には向いてない。日持ちがしないし、持ち歩きに注意しないとペッチャンコになるのがオチだ。
で、鳳梨酥は中央上の棚に置かれてあった。写真でもいちおう確認出来る。
そんなわけで、無事に購入した鳳梨酥。
邱恵美鳳梨酥という正式名称が書かれてある(阿美は邱恵美さんの愛称)。
開けてみる。一箱は10個入りだ。一つひとつがかなり大きいことに気付くだろう。
よくあるお土産の鳳梨酥と比べると、2倍以上のサイズである。
この鳳梨酥は、外側のクッキー生地の部分がかなり厚く、しっかりしている。そしてバターをふんだんに使っている。過去に食べた鳳梨酥とは全く別物であった。
中の餡もうまいけれど、外側がおいしい。あまり甘くないので、烏龍茶よりも砂糖入りの紅茶やコーヒーが合う。おすすめである。
なお、我々は正午ぐらいに訪問して無事に入手したが、日によっては売り切れの場合がある模様。確実に買いたいならホテルから電話予約しておいた方が良いと思われる。
最後に余計なことを付け加えておくと、相当な高カロリーであろうことは間違いない。一人一個食べるなら、前後の食事を調整しないと「大変なことになりますよ」。余計なお世話だけどさ。
マンゴーやドラゴンフルーツや地瓜粉など
とりとめのないタイトルで小ネタをいくつか。
○マンゴー
マンゴーは何もひねった話題ではなく、近所のスーパーで台湾マンゴーを見かけたというだけ。特売で一個398円の時に、二つ買って食べた。台湾の味がして懐かしい。
なお、100円安いメキシコ産マンゴーは、やたらと堅かった。数日放置しても追熟の気配もなく、仕方ないのでドライマンゴーにした。100円の差は大きいねっ。
桁が違う宮崎産には、さすがに手を出す気になれない。
路地で育たない寒い土地でわざわざ作らなくてもいいのでは、と正直思う。
○ドラゴンフルーツ
7月上旬に東京に出掛けた。私は笹塚に何かと縁があるので、毎回一度は訪れるのだが、その笹塚には台湾物産館があるわけだ。覗いてみたら、ドラゴンフルーツが山積みだった。
台湾産のドラゴンフルーツは、ようやく輸入解禁になるという段階で、台湾物産館のそれは、一足先にお目見えしていた模様。これも一個398円のものを二つ買って、一つは笹塚の親類にお裾分け、もう一つを背負って京都に帰ったら、傷ついた箇所が腐っていてビックリ(皮はあっという間に腐るようだ)。
ただし、腐った皮の部分を取り除けば、味に問題はない。白いヤツだったけど、わりと大きくて水分もまぁまぁだった。これぐらいの質で、もうちょっと安ければ十分受け入れられるのでは、と思う(面倒なので写真は撮らなかった。スマソ)。
なお、宇治市の某スーパーで、ベトナム産ドラゴンフルーツが売られていた。台湾物産館で買ったものより、かなり小さかった。恐らく味も……だろう。
私は佐藤錦で知られる県の出身なので、京都でまずくて安い佐藤錦が売られているのを見るたびに、悲しい気分になる。京都の人間の多くが佐藤錦の味を誤解しているように、ドラゴンフルーツの味も、多くの日本国民が誤解している(うまいという感想を聞いたことがない)。
台湾物産館で売られた白身のドラゴンフルーツでも、ある程度はそのポテンシャルを知らしめることになろう。
私としては、赤身のみずみずしいヤツを、日本で食べられるようになって欲しいと願う。きっとそれはキウイフルーツのライバルとして、いやキウイを凌駕することだろう(ただし、赤ければうまいわけでもないらしいのが難しいところ)。
※ドラゴンフルーツについては、台南で食べた記事をぜひ御覧くだされ。
○地瓜粉
我が家ではすっかり鶏排が定番となった。下味を付けた胸肉(もも肉はダメ)に、地瓜粉をぎゅっと押しつけて揚げればいいのだから、楽でうまくて言うことなし。
最近はだんだん味が日本化して、下味は和風ダシや日本酒と醤油になったりしている。
それはいいのだが、ある日ふと地瓜粉の原材料を見てビックリ。地瓜(サツマイモ)粉と言いながら、何と樹薯(キャッサバ)が原料だった。
驚いて、家じゅうの地瓜粉を確認する。地瓜粉は滅多に売ってないので、見つけるたびに買ってたら三袋になってしまったのだが、すべてキャッサバだった。つまり、タピオカと同じだ。うーむ、カタクリを使ってない片栗粉と一緒だったのか、と呆れた。
この粉でタピオカを自作出来るのだろうか? まぁ粒にするのが面倒臭そうだし、実験することはないだろうが。
ちなみに、私が地瓜粉を買った店は、神戸の林商店、笹塚の台湾物産館、そして台南のスーパーである。台湾物産館や宝島で通販もしているようだ。
○醤油膏
おまけ。台湾物産館で醤油膏も物色したのだが、ここでもまた驚きの事実が。
某メーカーの醤油膏の原材料を見たら、日本で貼られたシールと、元々パッケージに書かれているもので、かなり異なっていた。端的に言えば、元々のパッケージには、添加物の類が一切書かれていないのだ。
こんなんじゃ怖くて買えないなぁ、と購入を断念したわけでござる。
最後のネタで思い出したけれど、大陸の方では飲食店で使った油を業者が回収して、再び食用に再利用しているという疑惑があるそうな。つい最近、スカパーの無料放送で見た「人気美食」は、その疑惑を特集していた。飯時に見るのが嫌になる映像だった。
※「地溝油」というらしい。名前の由来は……。
日本も食品偽装はさんざんやっているけれど、海外のそれは情報が入り辛いだけに嫌な話だ。台湾はけっこう無添加を標榜する店や食品が多くなっている。向こうの有名ブログでも、そういう方面に意識的な人はいるから、そうした情報を定期的につかんでおく必要があるのかも知れない。
○マンゴー
マンゴーは何もひねった話題ではなく、近所のスーパーで台湾マンゴーを見かけたというだけ。特売で一個398円の時に、二つ買って食べた。台湾の味がして懐かしい。
なお、100円安いメキシコ産マンゴーは、やたらと堅かった。数日放置しても追熟の気配もなく、仕方ないのでドライマンゴーにした。100円の差は大きいねっ。
桁が違う宮崎産には、さすがに手を出す気になれない。
路地で育たない寒い土地でわざわざ作らなくてもいいのでは、と正直思う。
○ドラゴンフルーツ
7月上旬に東京に出掛けた。私は笹塚に何かと縁があるので、毎回一度は訪れるのだが、その笹塚には台湾物産館があるわけだ。覗いてみたら、ドラゴンフルーツが山積みだった。
台湾産のドラゴンフルーツは、ようやく輸入解禁になるという段階で、台湾物産館のそれは、一足先にお目見えしていた模様。これも一個398円のものを二つ買って、一つは笹塚の親類にお裾分け、もう一つを背負って京都に帰ったら、傷ついた箇所が腐っていてビックリ(皮はあっという間に腐るようだ)。
ただし、腐った皮の部分を取り除けば、味に問題はない。白いヤツだったけど、わりと大きくて水分もまぁまぁだった。これぐらいの質で、もうちょっと安ければ十分受け入れられるのでは、と思う(面倒なので写真は撮らなかった。スマソ)。
なお、宇治市の某スーパーで、ベトナム産ドラゴンフルーツが売られていた。台湾物産館で買ったものより、かなり小さかった。恐らく味も……だろう。
私は佐藤錦で知られる県の出身なので、京都でまずくて安い佐藤錦が売られているのを見るたびに、悲しい気分になる。京都の人間の多くが佐藤錦の味を誤解しているように、ドラゴンフルーツの味も、多くの日本国民が誤解している(うまいという感想を聞いたことがない)。
台湾物産館で売られた白身のドラゴンフルーツでも、ある程度はそのポテンシャルを知らしめることになろう。
私としては、赤身のみずみずしいヤツを、日本で食べられるようになって欲しいと願う。きっとそれはキウイフルーツのライバルとして、いやキウイを凌駕することだろう(ただし、赤ければうまいわけでもないらしいのが難しいところ)。
※ドラゴンフルーツについては、台南で食べた記事をぜひ御覧くだされ。
○地瓜粉
我が家ではすっかり鶏排が定番となった。下味を付けた胸肉(もも肉はダメ)に、地瓜粉をぎゅっと押しつけて揚げればいいのだから、楽でうまくて言うことなし。
最近はだんだん味が日本化して、下味は和風ダシや日本酒と醤油になったりしている。
それはいいのだが、ある日ふと地瓜粉の原材料を見てビックリ。地瓜(サツマイモ)粉と言いながら、何と樹薯(キャッサバ)が原料だった。
驚いて、家じゅうの地瓜粉を確認する。地瓜粉は滅多に売ってないので、見つけるたびに買ってたら三袋になってしまったのだが、すべてキャッサバだった。つまり、タピオカと同じだ。うーむ、カタクリを使ってない片栗粉と一緒だったのか、と呆れた。
この粉でタピオカを自作出来るのだろうか? まぁ粒にするのが面倒臭そうだし、実験することはないだろうが。
ちなみに、私が地瓜粉を買った店は、神戸の林商店、笹塚の台湾物産館、そして台南のスーパーである。台湾物産館や宝島で通販もしているようだ。
○醤油膏
おまけ。台湾物産館で醤油膏も物色したのだが、ここでもまた驚きの事実が。
某メーカーの醤油膏の原材料を見たら、日本で貼られたシールと、元々パッケージに書かれているもので、かなり異なっていた。端的に言えば、元々のパッケージには、添加物の類が一切書かれていないのだ。
こんなんじゃ怖くて買えないなぁ、と購入を断念したわけでござる。
最後のネタで思い出したけれど、大陸の方では飲食店で使った油を業者が回収して、再び食用に再利用しているという疑惑があるそうな。つい最近、スカパーの無料放送で見た「人気美食」は、その疑惑を特集していた。飯時に見るのが嫌になる映像だった。
※「地溝油」というらしい。名前の由来は……。
日本も食品偽装はさんざんやっているけれど、海外のそれは情報が入り辛いだけに嫌な話だ。台湾はけっこう無添加を標榜する店や食品が多くなっている。向こうの有名ブログでも、そういう方面に意識的な人はいるから、そうした情報を定期的につかんでおく必要があるのかも知れない。
北港朝天宮の出巡遶境行列(九) 北港賜福堂の中壇元帥
儀仗隊の後にあらわれたミニキャブ。
何者であるかははっきり書かれてあるので、あえて解説の必要もない。
それにしても、軽トラの天井に無理矢理に神を据え付けるという発想は、なかなか日本ではお目にかかれない。要するに、この軽トラこそが神輿そのものという形になる。
しかも、よく見ると金紙の上に神座を乗せ、そこに中壇元帥が立っているのだ。背後には屋根瓦の絵が見える。これは廟宇の建物を出現させているのだろう。
そして荷台を見て、またびっくり。
デフォルメな元帥が虚空を見つめている。
というか、隣に乗ってる性別不明の人の方がインパクトがあった。
そして、まさかの生着替えを目撃!
そうしてデフォルメ元帥の踊りが始まった。
どっかのせ○とくんと一緒で、動いていれば案外違和感はないのだが、どうしてもデフォルメしなければならないのだろうか、という疑問は残る。ともあれインパクトのある一団だった。
そして、次も濃い一団だ。
が、ちょっと同じ記事が続きすぎなので、何か適当に挟んでから再開予定。