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2010/07/24

北港朝天宮の出巡遶境行列(十一) 彌勒団の酔っぱらいダンス

北港朝天宮彌勒団
 遠く兜率天にあって、人々の願いに応えるという彌勒菩薩。八世紀の日本国では、そんな願に応える形で、高い木の上に彌勒菩薩が現れたそうな(景戒『日本霊異記』)。
 時は流れ、ここは日本国でもない北港鎮だ。もちろん、兜率天の彌勒からすれば、千二百年の人間の時間など一瞬に過ぎないだろうが、その一瞬はとてつもない変化を……と、いい加減真面目に書くのも飽きたづら。
 ともかく朝天宮には彌勒団がおられるわけである。

 どうでもいいが、左側に大きく写り込んでいる一脚をもった男性は、我々以上に熱心な撮影者である。きっとどこかで公開されているに違いない(逆に我々が写ってたら嫌だな)。

北港朝天宮彌勒団
 シルバーメタリックな車。もう読者の皆さんも、この程度では驚かないのはなかろうか。

北港朝天宮彌勒団
 そんなわけでやって参りました、我々がミロクだす!
 沖縄辺りのミルク様を知っていれば、こんな程度で驚くには値しないだす!
 ちなみに「だす」といえば「あかんたれ」だす!

北港朝天宮彌勒団
 特技は酔っぱらいだす!
 台湾では彌勒は布袋さんと同じ人なんだす!

北港朝天宮彌勒団
 しかも三人目だす!
 彌勒菩薩は人間界に仮身を出現させているに過ぎないので、三人ぐらい同時に出現しても不思議はないだす!

北港朝天宮彌勒団
 やたらとポップな音楽に合わせて、賭博や暴力団問題に揺れる某見せ物小屋の太った人相撲取りみたいな酔っぱらいが踊る。ふくよかな身体はメタボの証ではなく、その腹の中には小金がザクザクと詰まっている。
 
 でも実は、酔っ払っていてもけっこう苦労しているのだ。そんな彼らの受難がyoutubeにあったので紹介しておく。なお、音量に注意すること!

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