とりとめのないタイトルで小ネタをいくつか。
○マンゴー
マンゴーは何もひねった話題ではなく、近所のスーパーで台湾マンゴーを見かけたというだけ。特売で一個398円の時に、二つ買って食べた。台湾の味がして懐かしい。
なお、100円安いメキシコ産マンゴーは、やたらと堅かった。数日放置しても追熟の気配もなく、仕方ないのでドライマンゴーにした。100円の差は大きいねっ。
桁が違う宮崎産には、さすがに手を出す気になれない。
路地で育たない寒い土地でわざわざ作らなくてもいいのでは、と正直思う。
○ドラゴンフルーツ
7月上旬に東京に出掛けた。私は笹塚に何かと縁があるので、毎回一度は訪れるのだが、その笹塚には台湾物産館があるわけだ。覗いてみたら、ドラゴンフルーツが山積みだった。
台湾産のドラゴンフルーツは、ようやく輸入解禁になるという段階で、台湾物産館のそれは、一足先にお目見えしていた模様。これも一個398円のものを二つ買って、一つは笹塚の親類にお裾分け、もう一つを背負って京都に帰ったら、傷ついた箇所が腐っていてビックリ(皮はあっという間に腐るようだ)。
ただし、腐った皮の部分を取り除けば、味に問題はない。白いヤツだったけど、わりと大きくて水分もまぁまぁだった。これぐらいの質で、もうちょっと安ければ十分受け入れられるのでは、と思う(面倒なので写真は撮らなかった。スマソ)。
なお、宇治市の某スーパーで、ベトナム産ドラゴンフルーツが売られていた。台湾物産館で買ったものより、かなり小さかった。恐らく味も……だろう。
私は佐藤錦で知られる県の出身なので、京都でまずくて安い佐藤錦が売られているのを見るたびに、悲しい気分になる。京都の人間の多くが佐藤錦の味を誤解しているように、ドラゴンフルーツの味も、多くの日本国民が誤解している(うまいという感想を聞いたことがない)。
台湾物産館で売られた白身のドラゴンフルーツでも、ある程度はそのポテンシャルを知らしめることになろう。
私としては、赤身のみずみずしいヤツを、日本で食べられるようになって欲しいと願う。きっとそれはキウイフルーツのライバルとして、いやキウイを凌駕することだろう(ただし、赤ければうまいわけでもないらしいのが難しいところ)。
※ドラゴンフルーツについては、台南で食べた記事をぜひ御覧くだされ。
○地瓜粉
我が家ではすっかり鶏排が定番となった。下味を付けた胸肉(もも肉はダメ)に、地瓜粉をぎゅっと押しつけて揚げればいいのだから、楽でうまくて言うことなし。
最近はだんだん味が日本化して、下味は和風ダシや日本酒と醤油になったりしている。
それはいいのだが、ある日ふと地瓜粉の原材料を見てビックリ。地瓜(サツマイモ)粉と言いながら、何と樹薯(キャッサバ)が原料だった。
驚いて、家じゅうの地瓜粉を確認する。地瓜粉は滅多に売ってないので、見つけるたびに買ってたら三袋になってしまったのだが、すべてキャッサバだった。つまり、タピオカと同じだ。うーむ、カタクリを使ってない片栗粉と一緒だったのか、と呆れた。
この粉でタピオカを自作出来るのだろうか? まぁ粒にするのが面倒臭そうだし、実験することはないだろうが。
ちなみに、私が地瓜粉を買った店は、神戸の林商店、笹塚の台湾物産館、そして台南のスーパーである。台湾物産館や宝島で通販もしているようだ。
○醤油膏
おまけ。台湾物産館で醤油膏も物色したのだが、ここでもまた驚きの事実が。
某メーカーの醤油膏の原材料を見たら、日本で貼られたシールと、元々パッケージに書かれているもので、かなり異なっていた。端的に言えば、元々のパッケージには、添加物の類が一切書かれていないのだ。
こんなんじゃ怖くて買えないなぁ、と購入を断念したわけでござる。
最後のネタで思い出したけれど、大陸の方では飲食店で使った油を業者が回収して、再び食用に再利用しているという疑惑があるそうな。つい最近、スカパーの無料放送で見た「人気美食」は、その疑惑を特集していた。飯時に見るのが嫌になる映像だった。
※「地溝油」というらしい。名前の由来は……。
日本も食品偽装はさんざんやっているけれど、海外のそれは情報が入り辛いだけに嫌な話だ。台湾はけっこう無添加を標榜する店や食品が多くなっている。向こうの有名ブログでも、そういう方面に意識的な人はいるから、そうした情報を定期的につかんでおく必要があるのかも知れない。
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