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2012/05/02
石精臼蚵仔煎(水仙宮市場前)
台南市内に戻ったのは午後6時過ぎ。車は武聖夜市の広場前(この日はただの空き地)を通過して、海安路の駐車スペースに停まった。
例によって、我々は行き先を知らない。が、まぁここに停めるのだから水仙宮市場か、あるいは海安路のオサレな店だろうなぁ、と歩き出した。
既に市場は閉じているけど、神農街の周辺は相変わらず賑わっている。そんな光景を横目に、一行は民権路に折れて東側へ。
写真を見返すまで、ここが民権路だと気付かなかったほど狭い道沿いには、いろいろな小吃店が見える。阿美鳳梨酥の支店も見つけた。
國華街の角を折れて、市場の端を北上すると、本日のディナーの店が現れた。
おお、今日はここで食べるのかー、という感じの石精臼蚵仔煎。蚵仔煎に関していえば、台南でも有名な店で、derorenはもちろん知っていた。hashiも記憶していたゾ。
ちなみに石精臼というのは、赤嵌楼の西側の廣安宮辺りの地名である。そこには今でも小吃街があるけど、人気が出て郊外に移った店も多い。ここや石精臼海産粥、そして阿憨鹹粥が著名である。
もちろん蚵仔煎(60元)を食べた。
レタス系の青菜とモヤシとカキを、卵と地瓜粉の生地で絡めて、甘辛いソースをかける。とてもオーソドックスな味で、うまい。
ああ、これぐらいの蚵仔煎が日本でも食えりゃなぁ。
こちらは香菇飯湯(60元)。蚵仔煎と並ぶ看板メニューらしい。
香菇(シイタケ)のスープは、あちこちで食べた記憶がある(ここの餡かけとか)。そんなものかな……とスープを一口飲んでびっくり。hashiと二人で大騒ぎだ。
このスープは、まんまラーメンの味。それもラーメンはラーメンでも、なんちゅーか本中華みたいな感じだ。ものすごく懐かしいぜ。
台湾で日本のラーメンが恋しい人は、一度食べてみるべし。入ってるのは麺じゃなくてご飯だけど。
台南の友人二人と我々が食べる間、tomopeeは手持ちぶさた。
この記事を書いている5月2日現在なら、そこそこ試食できたはずだが、旅行の時点ではまだ離乳食の段階だ。
……もっとも、実はtomopeeは二日にわたって熱を出して、ようやく今日は落ちついたところ。GWに企画していたら、あえなく中止になっていただろう。人間万事塞翁が馬。
※台湾読者用注記
「GW(Golden Week)」這是節日接連的一週的通稱。在日本,節日接連到這個時期。
2012年,4/29(Sun),4/30(29日的補休),5/3,5/4,5/5,5/6(Sun)。
所以,許多人旅行。極好的一週,因此「黃金週間」。
こちらがtomopeeの夕食。森永のトレイは、洗って何度か再利用した。食器洗い用のスポンジを持っていくと便利だ。
こうしてこの日もしっかり台南飯を味わうことができた(閉店間際で、我々が最後の客だ)。案内していただいた狐狸氏とCalvin氏に感謝。
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