Pages
▼
2009/10/13
攤販街(神戸・南京町)
最近は廟の写真ばかりで画面が真っ黒だから、たまに毛色の違ったものを。
南京町に出掛けたのは先月のシルバーシートみたいな名前の時である。びっくりするほど人がいた。前回は春節だったから人出も予想出来たが、なんのイベントもないのにギッシリだぞ。
………しかし、そんな状況にも関わらず、画面奥の店は全く待たずに座れた。明らかに流行っていなかったぞ。
そんな店をわざわざ選んだのは、ここのメニューに牛肉麺があるからだ。
味は……、期待には十分応えるものだ。スジの残る肉(ちゃんとやわらかく煮込んである)といい、八角香るスープといい、正統派の紅焼牛肉麺である。
ただし、非常に高い。いや、鼎泰豊(日本のフランチャイズ店)よりは安いけれど、1000円近い値段である。台湾の現地価格を知っていたら尻込みするだろう。
ついでにこの店では、担仔麺も似たような値段である。それも、「台湾ラーメン」とメニューに断わってある(量もラーメン並み)。近くにいた家族連れは、辛い麺だと言いながら頼んでいた。台湾ラーメンは名古屋方面生まれの激辛麺なので、出来れば担仔麺の紹介で使うのはやめてほしいなぁ、と思う。
肉粽。
実は台湾を感じさせるメニューはあまり多くないので、何を頼んでいいやらと迷った挙句のチョイス。あちこちの店頭で売られている、冷凍モノみたいなヤツとどれほど変わるのかは不明。別に不味くはないけど、私は茹でた方が好きだ。
台南の再發號がそうだというだけではなく、我が実家(山形県酒田市)で彼岸に食べる粽(笹巻と呼ぶ)も茹でるタイプなので、あくまで個人的な嗜好の問題である。
小籠包は頼む気が起きず、水餃子を食す。まぁそれなりの味。でも、自分で作った方がうまいなぁ。
水餃子は我が家の定番メニュー(一応、祖父母は満州帰りだ)で、ちゃんと皮から作っている。やっぱり皮はもうちょっと薄い方が好きだ。自作の皮も、市販のヤツよりは厚めにするけど(多少は厚い方がうまい)、これは厚すぎ。耕読園でも似たようなものだったし、主食としての餃子なら厚くてもしょうがないのかな。
店員はちょっと素人くさかった。連休のみの手伝いかも。
頼んでから料理が出るまでが遅い。手際の問題というより、人手が少ないのではないかと思われる。
台湾でメシを食った経験者が行けば、なぜここまで日本的に呼び替えるのだと嘆きたくなるメニュー。にも関わらず、非常に台湾風味な牛肉麺を店のオススメと書くアンバランス。人に薦めるのは相当に躊躇せざるを得ない。
でも万が一、また南京町に行ったらここで食うんだろう。
牛肉麺食いたいから。
0 件のコメント:
コメントを投稿