台北にある豆花の有名店、古早味豆花。寧夏路夜市の北の端からは、ほんの数十秒の距離である。「古早味」とは伝統の味といった意味だが、客層は若め。大変な人気で、20人近い行列が出来ていた。
ただし回転が早いので、それほど待たずに食える。
行列に並びながら、トッピングの品々を物色する。
メニューは壁に書いてある。日本語が通じる店員もいた。
そんなわけで、粉圓豆花35元と芋頭豆花45元を頼んだ。
相席の台湾人カップルが怪訝がるほどに念入りに撮影したのは、それだけこの店に期待していたからであった。
しかし、残念だがこの店の味は期待はずれだった。
まず豆花。もっと大豆の味が欲しい。黒蜜のタレは薄すぎる。台南の
無名豆花の方がうまい。
そして何よりも芋頭! 煮込みが足らないぞ! 台南の
江水號とは比較にならないぞ!
食べ終わって店の外に出て歩き出したら、すれ違った普通のOLっぽい人が、突然我々に「この店がおいしいのよ」みたいなことを早口でまくし立てた(言葉はほぼ分からなかったが)。
そんな店なので、我々も「うまかったぜ」と書きたいのはやまやまだ。しかしそれは書けない。むしろ、行かない方が良いとしか書けないのである。
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