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2010/11/04
莉莉水果店(台南孔子廟の南)
旧愛国婦人会館の隣にある莉莉水果店。台南孔子廟の南と言わないと、普通は通じないだろうが。
南門路と府前路の交差点から、府前路を西に歩けばすぐである。さらに西に歩くと、たまに日本語ガイドブックにも載っている福記肉圓、さらに歩けば旧南門尋常小學校(建興國中)。
午後4時ぐらいという中途半端な時間だが、この混雑ぶりだ。客の回転は早いので、タイミングさえ合えば座れるけどね。
ここは注文方法がやや独特だ。店のカウンターに注文票があり、そこに書き込んで渡す方式。ただしその注文票は、左端にテーブル番号を書き込む欄がある。つまり、どこのテーブルの客が何を頼んだかという情報を、店員に渡すことになる。渡した際に精算する先払いだ。
その後は黙ってテーブルで待っていると、店員が頼んだものを持って来てくれる。なかなか合理的で、ちょっと感心した。
もう一つ付け加えると、注文用紙のチェックの方法も指定がある。氷や砂糖が要らない人用の記号があって、それを注文数と一緒に書くことが出来るぞ。
まぁ何にせよ、ここのメニューはただでさえ膨大なので、優柔不断な人間は大いに迷うことになるだろう。
これは壁に焦点を当てた写真。
莉莉水果店は台南の老舗で、昔の台南の写真などを多数展示している。当然、台南神社のコーナーが大きい。孔子廟の南の公園、つまり水果店の目の前の緑地こそが、かつての台南神社境内である。
我々が頼んだのはこの二つ。オレンジ色の液体は紅蘿蔔汁(45元)。さぁ何でしょう?
まぁ色で分かると思うがニンジンジュースである。しかも「低糖」マークを付けて注文してある。台湾滞在五日目の午後に、我々もちょっと「健康」なんて言葉を頭に浮かべるようになっていたのだ。
こっちは綜合豆冰(40元)。やはり豆は食べておきたかった。
どちらもうまいのは見た目で想像がつくと思うが、特筆すべきは値段である。台南で最初に食べた裕成水果のマンゴーかき氷の四分の一だ。まぁもちろんここでもマンゴーかき氷は80元だけど、それでも半額以下。
裕成水果は最近流行の豪華版かき氷で、ここは江水號に近い伝統的なもの。その辺が値段にはっきりとあらわれているようだ。一応言っておくが、どちらが良いという問題ではない。両方で食べるのが最も妥当である(健康という言葉からは思いつかない結論だな……)。
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