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2010/10/24
友誠蝦仁肉圓
友誠蝦仁肉圓は、馬公廟の隣にある。1950年創業の60年老店だ。
日本語のガイドブックにも一部掲載されていたりするが、別に店内が日本の観光客でいっぱいというわけではない。というか、日本語は基本的に通じない。
延平郡王祠の近くなので、かつて取材した人が見つけたのではなかろうか。そのガイドブックも、恐らくは十年ぐらい再取材してなさそうだったし。
※ガイドブックは通常、一から紙面を組む際には取材をするものである(まともな会社なら)。しかし一年おきといったサイクルでの「最新版」において、全ページを取材し直すことはない。なので現地の状況がどうであろうが、潰れてなければそのまま掲載され続けるものである(台南の場合、小北観光夜市がどういう扱いかで、取材時期を想像できる)。
国内なら確認は電話一本だけど、海外はどうすんのかね? しゃべれる人をバイトで雇って電話かなぁ。
まぁだからといって、この店の味に難があるわけではない。
店頭ではこのように蝦仁肉圓が手作りされている。武廟肉圓のヤツより、見た目はやわらかそうだ。
そんなわけで店に入った我々は、貼り出されたメニューから2品を選ぶ。筆談だ。少なくとも片方は、どんな料理かすら分からないまま頼んだぜ。
蝦仁肉圓(3個50元)は、言うまでもなく台南風の揚げないタイプ。見た目の通りやわらかいが、これはこれでうまいぞ。
比較するならば、武廟のヤツは皮の部分をワサビで食う印象なのに対して、これは具と渾然一体となっている。たぶんこちらのタイプの方が正統派なのではなかろうか。
台南に数あるエビ料理の一つとして考えても、なかなかイイぞ。腹がふくれるけどね。
で、こちらは香菇肉焿。いくらか忘れたが、肉圓と大差なかったはず。
香菇はシイタケなので、シイタケと肉(豚肉)のスープということになる。焿(羮)の文字があるので、台南お得意のとろみスープである。
見るからに具だくさんのスープで、ちょっと甘酸っぱくてこれも美味。とろみスープは腹にたまるので、一人でこの2品を食べるのは危険かも知れない。
店内はこんな感じで、まぁ小吃店にしては小綺麗なテーブルと椅子である。台南小吃の初心者にも安心だ。
壁に貼られているのは、店を紹介した雑誌やホームページ。小吃店ではよくある光景だ。しかしその一枚は、英語と日本語の解説付きだった。なるほど、日本語ガイドに載るだけのことはあるな、と意味もなく感心して店を出た我々でござる。
※台湾には台湾独自の衛生観念があるので、たとえ屋台でも、不潔な印象を抱くことはほとんどなかった。
店員がやたらマスクをしていたり(食品工場のように)、ティッシュペーパーが大活躍する(おしぼりの代役)など、日本とはちょっと違うけど、床下が生ゴミだらけなんてことはないのでご心配なく。
ちゃんと保健所の検査も抜き打ちで入っているぞ(台北の某マンゴーかき氷の店は引っかかった)。
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