さて、旧末廣町のメイド喫茶を過ぎた辺りで、こんな路地の入口を見つける。
拡大して見ないと、そもそも路地の入口がどこか分からないほど狭いのだが、ともかくこの道の奥に總趕宮という宮があるのだ。
我々のこの日の目的地の一つが、總趕宮である。
ここは『台南歴史深度旅遊』にも載っているし、台湾の中でも珍しい神を祀るという点で関心があった。さらに、印税がこの宮の修復費用に充てられるという『小西門 台南前世今世』が、非常に良い本だったのも決め手となった。
というわけで暗い路地を進むと、總趕宮より先に目に飛び込んでくるものが……。
そう。ここが台南の老舗、雙全紅茶だった。
次々とバイクに乗った客がやって来て、一杯の紅茶を頼んで行く。我々も飲まないわけにはいかないぜ。
紅茶は老板がシェーカーをあやつって入れてくれる。
この写真は、既にシャカシャカやった後のようだがぶれている。スマソ。
ほんのりと甘い、すっきりした味。五月初旬でも猛暑の台南で、冷たい紅茶は身体に染みわたる。これは絶対に飲むべきだ。
あっという間に飲みほして、次はいよいよ總趕宮。
というか、飲んでる時点でもう見えてるんだけどね。
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