この宮はずいぶんデフォルメ神が多かった。
写真には四柱写っている。先頭が中壇元帥だが、続く二人が謎。二人目の黒い顔の元帥は棍棒を持っている。三人目の金色顔は、両手に剣だ。
一番後ろには、切れかかっているが白髪の爺さんがいる。福徳正神である。麦寮郷は雲林県の最北部に位置するわけだが、ここでは少なくとも白髪ジジィタイプが存在しているようだ(台南市内では見かけない)。
ポーズをとる中壇元帥。右手には尖槍、左手には乾坤圏(リング)を持っている。
どうでもいいが、乾坤圏で検索するとマンガからゲームまで無数出てくるわけである。ここで彼が持っているものに、刃はついてないので念のため。
こちらは謎の三人目。三人とも中壇元帥の可能性は捨てきれないが、誰か知っていたら教えてくだされ。
お布施をよこせ~、とすごんでいるのは福徳正神である。
後ろは誰だ? 長く伸びた眉毛と被っている帽子の「佛」から考えて、済公のように見える。ひょうたん徳利を持ってるのも特徴なので、まず間違いない。
ただし済公は、一般的には中壇元帥とセットで登場する神とされる。
最後は家将。隈取りをして牙をはやした冥界の武将で、八家将もしくは十家将が一般的らしいが、ここでは三人しかいない。
朝天宮の門前で家将が見せる演武は、相当にカッコイイものだ。残念ながらこの三家将のは見ていないが、6日に高雄の方からやってきた家将のものを、いずれ紹介するぞ。
いよいよ行列は核心部に。
目と耳の巨人は、家将の背後に迫っているぜ。
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