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2010/06/10

台北天后宮(西門町) (二) 天上聖母の一団は出番を待つ

台北天后宮(西門町)
 名前のわりにはマイナーな台北天后宮。とはいえ、ちゃんと出巡遶境もするわけである(2010年は5月3日)。なので、今回の旅行が決まった時点では、せっかくだから見ようかと思っていた。
 しかし、どうせ見るなら北港朝天宮にしようと、あっさり裏切ってしまったわけだ。

 ここのパレードが2日だったら良かったのになぁ(朝天宮は2日・3日だけど、2日に北港に行く日程はちょっと難しかった)。

台北天后宮(西門町)
 遠目には記念写真に見える。
 千里眼と順風耳は膝立ちで、神輿と一緒に画面におさまるようポーズをとっている。そんな風に見なければならない……わきゃないが。
 ただまぁ、中央の小さな女の子が、悪さをしていた巨大な鬼をぶちのめして配下にしたわけである。そういう目で見ることに問題はなさそうに思える(こちらの記事の一番下の動画で、そのシーンを見てほしい)。

台北天后宮(西門町)
 この写真で一番重要なものは、中央にある小さな椅子(手轎)である。
 進香の様子を見ると、媽祖像以上にこの手轎が大切に扱われているように思えてくる(いやまぁ、媽祖像の方が大事だろうけど)。

※追記 手轎には媽祖の霊が寄り憑いているので、像より大切に扱われても不思議ではない。順位をつけることに意味はないけどね。

台北天后宮(西門町)
台北天后宮(西門町)
 そんなわけで、彼女とその護衛たちが街を練り歩く姿は、結局見ずに終わった。けどまぁ、北港朝天宮入りの前日に、少しずつ気分は盛り上がって行くわけである。
 というか、台湾に入国してからずっと気分はハイだ。ナチュラルハイ(飛びます飛びます)。

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