錦芳齋は、北港鎮の中心、北港朝天宮の真ん前にある。
朝天宮の門前の道沿いは沢山のお菓子の店があって、お土産を買うには苦労しない。しかも、多くの店で、ここと同様に囍餅(喜餅)を扱っている。
では、なぜこの店を選んだのか?
一つは「百年老店」の名に転んだためであった。
箱を開けるとこんな感じだ。直径20cmはあるが、これでも小サイズだったりする。
ちなみに賞味期限は3週間程度。無添加を売りにしていることは、評価できるポイントである。
袋を取り除いた図。フラッシュを焚いたらテカってしまった。
まぁ要するに、巨大な月餅を想像すれば良いゾ。
これは鳳梨(パイナップル)餡。餡だけなら鳳梨酥に近いから、こっちの方が一般ウケするのではないかと思い、帰省のお土産にした。
しかしこれが、たぶん恐らくは失敗だった。鳳梨酥は外側が甘くないので中和されるけれど、これは皮が薄い上に、餡の量も半端ではない。強烈に甘かった。
まぁ伝統的な贈答菓子はたいがい甘すぎるものだし、大量に食べなきゃいいだけの話だ。
あんこと卵の黄身の喜餅。王道のスタイルである。
店頭で試食した時には、ちょっとこれは一般向けじゃないかな、と思ったので、我が家用となった。が、はっきり言ってこちらの方が絶対にうまい。
餡の味はいわゆる月餅のそれに近い。そしてちょっと味の違う黄身。しかしこの喜餅の味の決め手はコッソリ埋もれているクルミである。おかげで甘さに飽きずに食える。オススメするゾ(ここに行くのが大変だけど)。
※鳳梨餡も試食して買ったのは内緒だ。
店頭の様子。
囍餅は甘いものばかりではなく、魯肉餡、さらにはカレー餡すらある。甘いお菓子だと思って食ったらカレーの味ってのは、どうにも抵抗があるけどねぇ。
最後は、こんなすごい場所なんだぜ、という写真。
千里眼将軍の後ろに見えるでしょ?
我々は良いポジションを求めて歩き回るなかで、この出店の前で何度も見学していた。だからまぁ、ちょっとした商売の邪魔をした感もなきにしもあらずだったので、ここで購入することにしたわけである。
まぁともかく、味は保証するゾ(特に小豆と黄身餡)。月餅に似ているといっても、日本の中華街で売ってる(いつ作ったか分からない)油っぽいヤツとは違うゾ。
※錦芳斎糕餅店(廟前店)
雲林県北港鎮中山路162号
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